家賃を盛大に滞納したらどうなるのか?
おはようございます。
関西で子育てと大家業に精を出す、佐山 潤(さやま じゅん)です。
大家さんとか保証会社では、
みたいな話をよくしますが、
そういえばこの話をしてなかったなと思いました。
家賃って遅れ続けたらどうなるのか?
私は普段サラリーマンとして、
割と大手の家賃保証会社で督促をしています。
この経験が大家業に非常に活きているのは間違いありません。
家賃保証の仕事をするまで、
大家さんって、滞納者、特に悪質な人にどう対処していけばいいのか?
という事が疑問だったので、この仕事が大家業をする上で、
ものすごい自信と安心につながりました。
賃借人が家賃を滞納したら保証会社は何をするのか?
例えば7月末として、本来7月末までに払う8月分の家賃、
という前提でお話していきます。
当然まずは賃借人に代わりに家賃を払います。
今は保証会社が主導する家賃の口座引き落としサービスが
ずいぶん普及しているので、引落(7/27とか)ができなかった時点で、
数日後(8/3とか)保証会社が立替払いをします。
まだ家賃を管理会社などの口座振り込みをしている場合は、
指定日までに支払いがなければ、管理会社が保証会社に、
代位弁済請求をFAXかインターネット上で行います。
不動産屋は未だにFAX大好き業界ですw
で保証会社は代位弁済をした時点で電話やコンビニ収納代行はがきを
送ったりして支払いの交渉をします。
大体の人はその月中(8月中)に払ってくれますが、
中には
・年金がふた月に一回支給だから
・生活保護の支払日が翌月初だから
・仕事を辞めて金がない
・大家ともめてて払う気がない
・支払いしたはずだ
・連絡つかない
等の理由で支払いに応じない人もたくさんいます。
大体の保証会社は『立替当月中に支払いさせる』
事をひとまずのリミットにしているので、
8月中に支払いさせようと色々交渉します。
そうはいっても、例えば、
年金がふた月に一回だからと言っている80歳のおじいちゃんに、
そこまで無茶は言えませんw
というわけでそのまた翌月の9月の支払いを受け入れる事になります。
ここで支払いできれば、「まあ良しとするか」
という所なのですが、このタイミングでも支払いがない、
もしくは「9/20に給料で払う」と約束したものを破られたりしたら、
その時点で、10月以降に「契約解除通知」を送る、ひいては裁判になっていく可能性が出てきます。
大家さんとしてはこの後の展開が気になる所かと思います。
少なくとも私はここが気になって、保証会社に入社したといっても
過言ではありません。
そう考えると、転職の際にじっくり待ったり選んだりした、
というのはありますが、求人があったのはラッキーでした。
契約解除以降の詳しい説明を次回したいと思います。