鑑定人、来る?来ない?
こんにちは!
関西で大家業と子育てに精を出す佐山 潤(さやま じゅん)です。
不動産で何かトラブルがあった場合、
火災保険を使ってその損失を補填できないか、
と奔走するのが大家としての大きな役目の一つ、
だと思います。
これで大家さんはキャッシュフローを確保でき、
豊かな人生をキープできるわけです。
具体的には、
①トラブル(物件損傷、水漏れ、破汚損など)を写真にとる
↓
②業者から修繕の見積もりもらう
↓
③保険代理店に事故報告する
↓
④代理店と一緒にストーリーを整理して、保険会社に申請する
↓
⑤結果を待つ
という流れなんですが、
④⑤の間に、ケースによっては
「鑑定人」
という事故内容を評価する業者が入ることがあります。
どういう時に来るか?
これはシンプルに
保険金の請求金額が高い
場合に来ます。
明確なラインがあるわけではないそうですが、
概ね30万くらいを超えてくるとその確率が上がるような気がします。
この人たちが来ることになると、
まず保険金がもらえたとしても、もらえるまでに、
打合せ、現場立ち合い、査定、最終金額算出、、、
とプロセスが増えるので、時間がかかります。
加えて現場に立ち会い、難癖付ける、、、
ちょいちょい、見積で出した金額よりも減額されます。
ただ、これは鑑定人にもよりますので、
人によってはすんなりいくケースもあります。
私はぶっちぎりで大きな補修が明らかに必要なものは、
仕方ないですが、
そうでない場合は、このあたりのやり取りが面倒なので、
鑑定人が来ないようにすることもあります。
それでも臨時費用特約があれば、
十分保険金がもらえるので^^
そうこう言ってるうちに、
保有物件で水道管の関連で水漏れ事故が起こりました。
そこで最近知り合った業者に一度修理をお願いしてみます。
結構床が濡れていたので、ひょっとしたら一部取り替え位かな?
とか思っていると、、、
「これ、もう全部取り替えましょう!」
え?そこまで?
どうも、可能な限りチャレンジングな修繕をする業者さんのよう。
見積金額は100万を軽く超えてきました。
、、、
もし保険金が減額されたとしたら、
もうこの業者やめてフツーに修繕、場合によっては掃除で済ませよう。
もし出るんだったら物件がよりきれいになるので、もちろん結果オーライ。
とは思ってたのでとりあえず保険代理店に出してみます。
案の定鑑定人が来ることに。
当日なんと、きちんと見積もり根拠について説明するはずの、
業者さんが急遽食中毒になったと欠席、、、
私が立ち合いとなり、鑑定人と名刺交換をします。
事故のいきさつを確認されたり、
なぜか保険加入の経緯、時期を確認されたりと、
明らかに何かを怪しんでいる様子。
確かに、100万円を超える請求なら疑ってかかるんでしょうかね?
で、そうやって色々聞かれた後は工事内容についての質問。
もちろん、専門外で序盤で完全にわからなくなったので、
後日鑑定人から工事業者に電話で確認するように話を運びました。
後日業者から電話が、
「鑑定人から連絡ありましたよ!
床材のシートとフローリングの区別もつかない素人だったんで、
びしっと言ってやりました!」
と。。。
何かその感じだとちゃんと保険金が出るのかな??
びしっという事と保険金が出ることは
関係ないようにも思うけど、、、笑
とか思っていた矢先、代理店から、
「、、、今回被害箇所がちゃんと確認できない、
という事で申請全面却下になりました。。。」
「え?0円」
「うーん、まあ水濡れの箇所に対して掃除代位は出す、
とか言ってるんで、4・5万位は。。。」
、、、何してくれてんねん。笑
通常通りの修繕であれば10万ちょっととかになるので、
鑑定人も来ず、平和に保険金が出るはずだった話。
それが減額どころか、ほぼ0回答とな、、、
業者に文句を、、、
いやいや、ここは対立よりは共存。
金持ち喧嘩せず!笑
丁寧に事情を説明します。
「そんなのおかしいですよ!私から保険会社に文句言います」
でしばらくすると再度代理店から連絡が、、、
「あの業者さんが保険会社にかみついたみたいで、
再鑑定。という事になりました。また鑑定会社から
連絡あると思うので予定調整ください。」
、、、正直もうええわ。。。
と思ってしまいました。w
もう減額で手を打とうよ。。。
と思いましたが、
ここは気力を振り絞って、、、
「わかりました。」
と一言。
さて、これからどうなるやら。
この件でもし面白い展開になればまた書こうと思います。
お読みいただきありがとうございます。
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