ラットレースにゴールを創る
こんにちは!
関西で大家業と子育てに精を出す佐山 潤(さやま じゅん)です。
大家さんをやっている方がこぞって今でも読むべき本、
として挙げられる名著に
「金持ち父さん、貧乏父さん」
があります。
貧乏な父が著者の実父で金持ちの父と呼ぶ人が著者の友人の父ですね。
「金持ちの父は亡くなった後に残ったのは莫大な資産だったが、
貧乏の父が亡くなった後に残ったのは請求書の山だった」
一言一句はあってませんが、この旨の記述を読んだときにハッとなった記憶があります。
「俺は死んだときに資産を残せる、少なくとも遺族に請求書を払わせるだけの男になるわけにはいかない」
とか思った記憶があります。
資産家の方の中には
「資産は残さない。生きてるうちに使う」
と決め込んでいる方もいます。
これはいわゆるケチで言っているわけではなく、
お金を残すのでなく、お金の作り方を知恵として残す、
とかそういう意味合いで言っているのだと思います。
確かに使い方のわからないお金は常に暴走するイメージがあります。
なので資産を残すかはともかく、
請求書の支払いは遺族から持ち出させないようにしたいなあと思います。
さておき、その金持ち父さん貧乏父さんに
「ラットレース」
という言葉が出てきます。
一生をラットレースに費やすか、このラットレースから抜け出すのか、
みたいなフレーズが本の中で出てきます。
この一節も結構しっかり衝撃でした。
このラットレースは「サラリーマンでいること」
だと読んだときは思ったのですが、必ずしもそれだけではなく、
突き詰めると、
「収入源の数と総額が不十分で、ゴールなき人生を走り続ける」
という事になると思います。
読んだときは絶賛ブラック企業に勤めるサラリーマンだったので、
「そうか、今は俺はサラリーマン一択で正にこのラットレースにいるんだ」
と、思い、愕然としつつ、
とにかくこのラットレースから一気に抜け出す事ばかり考えました。
もちろん今でもその考えはありますが、
「一気に抜け出す」
というのは至難の業です。
そこで色々試した挙句、
「ゴールを決めてそれに向かえるよう少しずつコースアウトする」
という結論に至りました。
大家業やその他の事業を通じて収入チャネルを増やして、
着実に経済的自由を手に入れ、ラットレースからコースアウトする。
ゴール達成時には晴れてサラリーマン卒業。
こう考えると、かつての理想とは違う形ですが、
「ゴール達成に向け、コースアウトしたラットレースを楽しめる」
までになりました。
副業を始めるとなると、先輩方はこぞって
「まずはスモールスタートでもいい」
とおっしゃいます。私も今はそう思います。
慌てず、着実に、楽しんで。
その一つの手段として大家業はやっぱおすすめだなー
と、思います。
お読みいただき、ありがとうございます。