外国人入居者さんと向き合う必要性

こんにちは！
関西で大家業と子育てに精を出す佐山 潤（さやま じゅん）です。

私のような築古単身者用物件の大家さんは、
色々な問題に対応しないといけません。
・設備不良
・家賃滞納
・入退去が多いのでその準備
・大規模修繕どうするか

などなど、
で、数年前にはそこまで気にしなくてもよかった比較的新しい問題、
というか事象がここ最近はあります。それが、

・外国人入居者さん

にまつわる問題です。
もちろん、大半の方は問題なく家賃を払うし、契約上、
何も責めに帰すことがない、他の善良な日本人の入居者さんと変わらない方々です。

しかし、偏見とかそういう話ではなく、
全体的な件数割合として、問題が起こってしまう件数は多いのは確かです。
多いのは退去時に発覚する部屋のダメージの大きさです。
一般的な日本人入居者よりも油を使った料理が多いのか、
キッチンがとんでもなく汚れていたことがあり、
狭い部屋なのに、修繕が20万近くかかったことがありました。
あとは、土足習慣で、床がボコボコのドロドロになっていた事もあります。
で、こういうケースのほとんどが、退去立ち合いに来ない。
いわゆる「飛んでいる」という事が非常によくあります。
自分でも居室をめちゃくちゃにしている自覚があるんでしょうね。笑

こういう時、大家さんは判断に迫られます。
本人が立ち会わなければ退去を成立しない、
ただ、本人は当然この先家賃を払ってこないでしょうから、
2・3か月後に裁判に発展させて強制退去案件にするか。
もう連絡も取れないし、事実上の退去とみなして新規募集をするか。

いずれにしてもここまで来てしまえば正直迷惑な話です。
そういった判断も大変ですし、費用面でも大変。
買ったばかりの物件でこういう大変な入居者の退去がある場合、
前オーナーが「満室稼働中」を謳い文句にしたいあまり、
無茶な入居付けをしているケースもあります。
何が無茶かというと

「保証会社に入っていない」

これは、本当に困ります。
入居希望者が見つかった→保証会社の審査に通らなかった
→、、、まあいいか。

という具合です。
で、一回私もやられた事があり、
外国人の入居者さんが、急に連絡取れなくなり、
どうも国に帰ったようだと管理会社から連絡を受けます。
で、部屋の中は油でどろどろ、、、
修繕費用を保証会社に頼もうにも、そもそも保証会社に入ってない。
これはきつかったですね。

繰り返しますが、全ての外国人の入居者さんがこういう訳ではありません。
というか、日本人の入居者さんでもっとたちの悪い事件が起こることも
大いにあります。
ただ、件数として外国人入居者さんにまつわるトラブルが割合的に多いのは
、、、少なくとも佐山が保有する物件では、否めない。

そもそも外国人労働者に頼らなくても、
企業が人手不足を補う生産性を上げる積極投資をして
経済が好循環に回る。
という日本の社会が理想なんですが、
残念ながら安易な事実上の移民政策を政府が採用する限り、
この問題はついて回ります。

であれば、ひとまずは適応するしかない。
どうするか？
やっぱり、保証内容が充実した保証会社に加入必須にし、
同じく補償が充実した火災保険に入っておく。

これにつきますね。
というか、逆にこれをきちっとすれば、
外国人入居者さんを徒に拒む理由もない。という事になります。

良くも悪くも、築古単身者用物件については、
今や外国人の方はありがたい入居者候補です。

引き続き、満室経営頑張っていきたいと思います。

お読みくださり、ありがとうございます。