プロティアンな著名人〜チャーチル〜
プロティアン大運動会、プロティアンだと思う著名人の紹介です!
今日私が紹介するのはイギリスのチャーチル元首相です。イギリスの首相として、激動の第2次世界大戦を戦い抜いた後、作家としても成功を収めた彼の半生について、紹介したいと思います。
彼は幼少期、勉学もスポーツも不得意で落ちこぼれでした。成績が悪い中で進んだのが士官学校。ここでも数度の不合格を経ての合格でした。その後軍人として戦争に赴きますが、捕虜となってしまいます。戦争が終わり議員を志した後も、当選と落選を幾度も経て首相にまで上り詰めました。そして作家として第二次世界大戦の経験を記した書籍でノーベル文学賞を受賞しました。
軍人としての勤務経験を踏まえて志した政界デビュー、数少ない特技であった物書きの才能を活かした執筆活動など、常に自分がやりたいこと・自分が出来る事を考えた取り組みをしてきました。一方で、第二次世界大戦中の首相経験を生かした著書の作成は、社会ニーズの高いものであったと考えられます。彼のキャリアは、アイデンティティとアダプタビリティを掛け合わせたプロティアン的な思考があったからこそ生まれたものではないでしょうか。
ナチスドイツと最後まで戦い抜いた英雄として有名なチャーチルですが、半生の中ではいくつもの転換期を迎えていることが分かります。自分がどうしていきたいかを常に考え、行動に移し続けていた彼の半生は、現代の人々がキャリアを考える上でも非常に参考になると思います。