スターウォーズ8(とディズニー)の酷評


スターウォーズを見て
「何々のパクリだ‼️」
という人がいる。
大体が間違っている。
スターウォーズ自体そんなもんだ。(というか、多くの作品がそんなもんだ)
メタルギアソリッドのように、近視感やオマージュを寄せ集めてうまく繋げて、1つのオリジナル作品となる。
 スターウォーズサーガのなかで、わりと最近になるエピソード8を酷評する人がいる。その人達の言い分を見てみると、まぁ陳腐なものが多い。
例えば
「新しいATATは、ゾイドのアイアンコングのパクリだ💢」
等と言う。
 エピソード8のルークの言葉を使うと
「素晴らしい、どれも間違っている」
だ。
 じゃあどう駄目なのか?例えば、エピソード8だと目で見える楽しさがほとんどない。スペースオペラ(宇宙SFファンタジー的な)なのに、でてくるのがほとんどが普通の地球人。ナメクジのようななんちゃら星人やら、いろんな生物をミックスしたような○○星人など、製作者たちの創造力を魅せつけられる、というのが本当にない。かつてルーカスさん(元スターウォーズ作者)が、
「宇宙では音は鳴らないのになんでスターウォーズだと爆発音とかなるんですか?」
というクソリプみたいな質問をされた時、彼はこう答えた
「おれの宇宙では鳴るんだよ」
エピソード8にはそれがなかった。
 とりあえず前作はこうだったからちょこっっとお茶濁して、その次にアジア人の女いれて、武器商人批判いれて動物愛護いれて女性や黒人を讃えましょー

 本当に讃えようと&描こうとしたんですか?エピソード8を良く見ると、むしろ女性を多くいれた結果悪くなったんですけど?ホルドとか言う大戦犯ばばあや、馬鹿みたいにモニターを見ているだけの女オペレーター、何より大体フォースのお陰でどうにでもなっているご都合主義てんこ盛りの女主人公レイ。(現在、ポリコレ至上主義のディズニーさん。女性や黒人を讃えるというのは建前で、実際は批判してません?この描き方が良い方向へいくと思いですか?)
 なにもエピソード8だけがつまらない訳ではない。どんでん返しだけのエピソード6、アナキンよりも、普通にルークを追ってりゃ良かったエピソード1~3、過去作品が素晴らしいと、諸手をあげては喜べない。ただ、それに比べてエピソード8は映画としても、スターウォーズとしてもつまらない。ライアンジョンソンは本当に実力不足な人間だった。
 映像のミスも酷かった。最後のタイマンでの戦闘シーンで、「足跡がつくはずが着いていない、こいつはホログラムなのか⁉️」と気づくシーンがあるのだが、スタッフのミスで、両者とも足跡が所々着いていなかったり、と突っ込みどころが酷かった。
 ローズもいらなかった。完全に頭の弱い子だった。映像表現も、見終わったあとだと「あれいるか?」となるものが多かった。

 インディジョーンズ作品を、冒険ものの元祖、と言う人がいるが、間違いだ。白黒映画時代の数々の冒険ものを見ると「あれ?インディジョーンズってパクリだったのか?」と、考えが変わる。スターウォーズもしかり、批判するならまずは、多くの作品を見るべきだ。そして、パクリだという言葉を近視感、オマージュ、リスペクト、という言葉に塗り替えて、沢山の作品を見る。そうすれば、おのずと作品を正当に評価できるんじゃないか?と言うのが私の感想。

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