バーチャルマーケットの魅力5選を通じて「メタバース」を定義してみた
メタバース(バーチャル空間)上での世界最大規模のVRイベントとして近年ますます注目が集まっている「バーチャルマーケット」について、私のこれまでの体験を元にVketの魅力について5つ紹介していきます。
その後、Vketを通して「メタバース」をどのように考えたかについて、触れていきたいと思います。
私自身はVket2からリアルタイムで参加しており、初回を含めたVket2021までのバーチャルマーケット全ての展示を見て回っています。
本記事で少しでも多くの方にVketの魅力を知ってもらい、そして足を運んでもらえればうれしいです!
本記事で分かること
Vket(バーチャルマーケット)とは何か
Vketの魅力について
Vketを通して考えたメタバースとは
1.Vket(バーチャルマーケット)とは
バーチャルマーケット(通称Vket)は、3Dアバターや3Dモデルの展示会という形で2018年から開始され、2021年12月現在はVket2021と称して7回目の開催となっています。
展示されている3Dモデルは自由に見ることができ、試着や購入をすることが可能になっています。気に入ったものがあればチェックしてみましょう。
展示の中には実際の食べ物やグッズなども売っていたりしますよ。
開始当初は個人などサークル単位での展示が主でしたが、現在では企業の参加も増えておりVket2021では約80社もの企業が参加するようになりました。
メディアでの紹介も以前より増えている印象で、今後ますます注目が高まるイベントです!
一般ワールドも多数存在し、全て回るのはとても大変ですが魅力的な展示がたくさんありますよ!
会場内外でイベントも開催されており、Vketワールドツアー、Vketに関連した集会、各種企業が開催しているイベントに参加してプレゼントに応募したりもらったりなど様々なものがあります。
本記事もその一つで、「Vketから考えたメタバース」というテーマでnoteの記事を書くという内容になっています。
私は普段自分のブログでVRやゲームに関する発信をしていますが、同じテーマについて記事を書くというのが面白そうなイベントだったのでnoteに参戦することにしました!
2.どんなところが魅力的?
①見るだけでも楽しいワールドの数々
Vketに初めて参加した時に感じたこととして、「展示ワールドそのものがすごい!」という点があげられます。
それぞれのテーマに合わせて作り上げられるワールドは、単体でも楽しめるのでどんな世界観になるのか毎回楽しみですね。
ワールドによっては隠し要素があったりします。それらを見つけたり、製作者のこだわりを探してみるのも面白いですよ。
そして、それらのワールドに数々の展示が並んでいるのを見ながらVketを体験していきましょう!
こういった点は1人でも楽しめる要素なので、初心者にもおすすめできる体験方法だと思います。
②VRChat内外で盛り上がりを体感できるお祭り感
Vketではイベントも多く開催されていて、特定の写真をツイートしてプレゼントに応募したりワールドツアーなども行われています。
Vket2021ではワールドツアーに計3回参加しました。遠足みたいな感じのワクワク感があって、見るだけでも楽しいワールド探索がさらに楽しい思い出になったので非常に満足しています!
また、Vketの写真を投稿されている方も多くいらっしゃるので、写真を見たり自分でも撮ったり投稿したりしてお祭りに参加してみるのも面白いですね。専用のハッシュタグもあるので、要チェックです!
プレゼントに応募するためにワールドを走り回るもよし、一人で風景を楽しみながらじっくり回るもよし、皆でワイワイしながらにぎやかに過ごすもよし、そして写真を撮ったりしてたくさんの思い出を作る。
そんな様々な形でVketを楽しむことで盛り上がりを共有したりされたりする点が、お祭りのような雰囲気を感じさせてくれるVketの大きな魅力だと考えています。
Public(誰でも入場できる)ワールドでその時の熱量とか雰囲気ごと楽しむのも一興ですよ。Vket2021終了間際にはPublicに人が集まっていて、そこでお話をしながら余韻を楽しみました。
「VRChat内外で盛り上がり具合を体感できるお祭りのような雰囲気!」
私が毎回Vketに参加している理由の一つです!
③出店しているバーチャルのお店で実際に商品を購入できる
Vketではバーチャルの店舗が存在し、そこで出店者の展示を見ることができます。販売している商品はその場でチェックすることができますよ。
最近は食べ物を売っている所もあります。おいしそうです!
バーチャルのお店で商品を見ながら展示を体験するだけでも楽しいですし、気に入ればそのまま購入することもできます。
現状は商品ページを開くとWebで表示されるため、メタバース上のみでは完結していない点は惜しいですね。
購入までに間ができてしまうので、これが会場内だけで可能になるとメタバースで買い物している感がより増すかもしれないです。
この辺りは各サービスに依存する部分だと思うので、今後のVRChatのアップデートに期待です。
④3Dモデル・アバターを実際に見たり試着が可能
モデルを見たり持ったり、アバターは試着することで実際の雰囲気や動き、表情などを試すことができます。
これにより購入してから「思っていたのと違っていた!」ということになりにくい点がメリットです。
バーチャルであれば3Dモデルはその場ですぐに確認できるのがありがたいですね。自分で持ってみて確かめられるので、購入の検討がしやすいです。
サンプルアバターで少しの間過ごしてみて体験するのも良いですし、気に入ればそのまま購入できるので満足度も高くなると思います。
私自身はVketでサンプルアバターで数日体験してから購入しています!
展示アイテムを使って写真を撮ってみたり、アバターを試着してポーズを決めてみたり、いつもと違う自分を体験してみるのも楽しいですよ!
また、これらの中で気に入ったものがあれば実際に購入したり、試着アバターを通じて人に紹介することができる点も良い点だと思います。
⑤離れた場所にいる相手とその場にいるような感覚で体験を共有できる
1人で見て回っても十分楽しめるVketですが、他の人と一緒に回るのも盛り上がります!
展示を見て回る過程で内容についてその場で感想を言い合ったり、アバターを試着してどんな感じか見てもらったりなど、メタバース上ではその場にいるのと同じような感じで体験を共有することができます。
VRがあると身振り手振りも増えるので、よりその場で一緒に体験している感覚になれるのでおすすめです。
ワールドの数も多いため全てを誰かと一緒に回るのは難しいですが、そこでの経験は良い思い出になるでしょう。
既に複数回のこれまでに参加してきたVketの写真を振り返ってみるのも
私の場合は普段からVRChatで知り合った外国の友人達と過ごすことが多いですが、こういったイベントであればどこにいる相手とでも一緒に見に行くことができるのでそこも個人的には嬉しいポイントです!
3.Vketから考えた「メタバース」とは
私の思うメタバースを一言で表すなら「仮想空間上を通じて得られる体験やその文化を総称した概念」だと考えています。
本記事で紹介した5つの魅力についても上記の内容を含めたものになっています。
「ワールドそのものを楽しむ」「お祭りのようなワクワク感や盛り上がり」「実際の販売品を見て・体験して・購入する」「どこにいる誰とでも一人でも、Vketという体験を通じて得た経験や思い出」
そして、これらを作り上げた全ての方々とそこに参加した人々全ての行動が一つの文化となってVketという「メタバース」を形作っていると思いました。
これらの文化は仮想空間上だけに留まらず、SNS上でアップロードされたVketの写真の数々や、Vket内のイベントを通じてプレゼントに応募したり、メタバース上で購入した物品や食べ物といった形でリアルにもその体験は広がっています。
バーチャルでの体験を通じてリアルでの商品が届いたり、何らかの行動を起こすといった流れです。
そして、この記事を書いていること自体もメタバースを通じた体験の一つになっていると言えるでしょう。
メタバースの定義については色々と意見がありますが、こうしてみるとバーチャルとリアルどちらの体験も広義的にはメタバースに含まれるのかもしれませんね。
前回のバーチャルマーケット6では「1時間でTwitterに投稿されたアバターの写真の最多数」でギネスを獲得していますが、こちらもメタバースを通じてリアルにギネス認定という影響を与えた実例と言えます。
私自身、全然Twitterは手を付けていませんでしたが、こちらのイベント参加を通じてツイートし始めました!
4.まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は以下の5つのVketの魅力の紹介を通じて「メタバース」とは何かについて考察していきました。
本記事では「仮想空間上を通じて得られる体験やその文化を総称した概念」をメタバースと定義しました。
VketやVRChat以外でも、それぞれのVRSNSであったり内部の各コミュニティであったり、メタバースと定義されているゲーム達にもそれぞれの世界での体験や文化が存在します。
本定義を用いることで、これらの系統はおおよそ内包できるのではないかと思います。そして、「仮想空間上を通じて」という部分は「これらを通してリアルにも影響を及ぼしていく」といった意味も含めています。
今後メタバースがどのようになっていくか注目です!
おわりに
今回の記事を通して少しでもVketの魅力を知ってもらえたなら幸いです。
皆さんも一度、自分にとっての「メタバース」とは何かを考えてみるのも面白いかもしれませんね。
そして、より多くの方がメタバース世界やVRに足を踏み入れてくれるように今後も活動を続けていきます。
ありがとうございました!
-------------------------------------------------------------------------------------
■VR・ゲームのブログをやっています。VRを触れたことが無い人にも魅力を知って欲しいので、様々な視点からVRの紹介を行っていきますよー。
https://joni-momonga.com/
本記事はVketを紹介する記事の一部です。続きの内容として、Vketへの入場方法や楽しみ方の詳細などを加えてブログの記事として執筆予定です。
■VR記事のまとめはこちら
■Twitter
VR歴は長いけどTwitterは初心者です!仲良くしてやってください。
https://twitter.com/JoniMomonga
■Youtube
ブログに関するものやゲーム動画をアップしています
https://www.youtube.com/channel/UCT1ppLUuWh9bCjM43w8XCbA
-------------------------------------------------------------------------------------
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?