映画パリタクシーのラストについて※ネタバレあり
映画パリタクシーを見てから見てください。
見たよーって人!歓迎
見る気はないけど解釈だけ見ていこうって方!大歓迎
マドレーヌのお墓参りをして、墓地から出てきた所で公証人からマドレーヌの遺産を受け取ります。
普通は自宅に公証人が来たり、手紙で呼び出されるのが普通だと思いますが。何故墓地で渡されたのか?
それは「マドレーヌのお墓参りにシャルルが来たら」遺産を渡すように遺言で依頼してあったのじゃないかと思います。
振り返れば、1人目の男性とは子どもを授かったものの捨てられ。
2人目は連れ子を私生児と罵るDV男で作中のとんでもない事件になり。
愛する息子とは確執が生まれてしまい、さらに若くしてベトナム戦地で亡くなってしまう。
人生の最後に素敵な一日を過ごさせてくれた男に「自分には必要ではなくて相手に必要なもの」ならあげてしまいたい。でも、それは誰しもが欲するものだから、マドレーヌの気持ちにシャルルは見合うのか試したかったのかなと。
試したかったのは、シャルルを疑っているからではなくて「シャルルなら必ずそうしてくれるはず」という信頼からの条件設定だったんじゃないかと思います。
また逢いに来ますから!別れ際のシャルルのその一言を信じて願っていたんじゃないかなぁ。
幽遊白書の戸愚呂戦前の幽助と玄海のやり取りがダブります。
金額めちゃでかいのに本人確認も口頭でサラッと渡すのはおかしい!的な意見を散見しますが、探偵的な仕事で本人確認は終わってて、公証人は同行を確認して墓地に来たら渡す。
生前に会いに来た場合は公証人に伝えて亡くなったらシャルルに渡すように遺言を変更するって感じで見る方が僕はしっくりきました。
解釈は自由です。見た人の数より解釈があってもいいんです。
あなたの解釈があれば是非コメントでお聞かせください。