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クラスに何人?

今回は海外エンタメに関係ない記事を書きます。

いきなりですが、電通ダイバーシティ・ラボ「LGBT調査2018」の結果によると、20〜59歳の調査対象6万人の中で、LGBT層に該当する人は8.9%となったそうです。

わかりやすい数字でいうと、約11人に1人となり、日本にいる左利きの人の割合とほぼ同じになります。

前にどこかの記事か何かで、日本では30人か40人に1人はLGBTの人がいるらしいっていうのを読んで、それってちょうど学校のクラスに1人くらいの計算だけど、僕が高校を卒業するまでは、自分のクラスには一人もそれらしい人はいなかったよなーって考えて、


「あ、僕か」ヽ(*´∇`*)ノハハ


ってなったんだけど、11人に1人ってことは計算上は3人くらいはいたってことになりますよね。

でも僕のクラスはおろか、同じ学年に一人も当事者と思われる人を見たこともなければ、そんな噂が立ったこともありませんでした。僕が情報に疎くて知らなかっただけなのか、みんな誰にも打ち明けていなかっただけなのか。

でも学生時代の友達は僕がLGBTQ当事者であることは、僕が大学を卒業してから直接打ち明けた一人以外は誰も知らないはずだし、僕の振る舞いなどからそうじゃないかと疑っていた人もいないはずです。

本当にいたんだろうかと今でも気になりますが、僕は当時そこまで自分のセクシャリティについて意識していなかったし(男に興味はあったけど、女の子に告白してたりしたし)、僕みたいに後からよりはっきりと認識した人もいるのかもしれません。それに高校なんていうナイーブな時期に、そんな自分の奥深くのことを誰にもバレたくないのは、きっとみんな一緒だと思います。

最近、コロナ禍で家にいることが多く、こうやって物を書いていたりすると、いろいろなところに思いを巡らせることが多くて、自分の高校生活の時のことをよく考えています。

僕の高校は公立では市内で一番の進学校と言われる学校でしたが、内実は非常に自由で、私服にピアス、髪染めもOKで、しっかりしているけど面白い人がたくさんいる学校でした。

高校二年の時のクラスは本当に仲が良くて、なんかみんな恋愛中毒みたいになって男子も女子もみんなに告白しまくり、僕もバレンタインデーにチョコをくれた女の子が自分のことを好きだと信じ込んで、告白して撃沈したのは良い思い出です。

でも僕は実はそれなりに奥手で良い子演じていて、結局それ以上の恋愛の経験もなければ、自分をエッジに追いやるような経験もあまりしませんでした。今、あの時自分の興味や勢いみたいなものにもっと身を任せて、誰か一人にでも男への興味みたいなものを打ち明けていたら、どうなっただろうと考えたりします。

地方の街だと東京みたいにいろんな人がいるわけじゃなく、みんながみんな「あ、そうなんだ」とそれがなんでもないことのように受け入れてくれるとは限らないし、悪くしたらキモいと言われたり、いじめられたりしたかもしれません。

でももしかしたら、高校の時にしか味わえなかったかもしれない甘酸っぱい思い出と、自分の理解者ができていたかもしれない、そう考えると殻にこもっていたことを少しだけ後悔しています。理解者については、今の自分には十分すぎる存在がいるので、代わりが欲しいというわけでは全くないですけどね。

とは言っても、高校の時の僕は本当に、自分がいつか普通に女性と恋愛して結婚するんだって信じていたから仕方がないですが。でもパソコンでは男のエッチな事ばかり調べてました(笑)

とりとめのない文をつらつらと書いてしまいましたが、僕はもうちょっと社会的に成功して、話すことに説得力が出るようになったら、セクシャルマイノリティの若い子たち、特に中学生や高校生など、リソースの少ない子達の役に立てるような活動をしたいなと思っています。

とは言っても、僕ができるのは話を聞いて、思った返事をすることくらいだけど、自分ももっと若い時にそういう相手がいたら、きっと人生が大きく広がったと思います。果たしてこんな記事を書いている人間を頼りたいと思う人がいるのかわかりませんが、まあもしそんな変わった子がいればいつでも連絡してください。

#LGBT #LGBTQ #ゲイ #LGBTQの若者へ

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