私の作家活動は2019年のUNKWON ASIAという大阪で毎年行われるアートフェアからスタートした。
といっても作家になる、というよりも大学の通信教育課程を終えたばかりでまずは自分の腕試しでエントリーをした。大学の関係者以外の目で私の作品を観てほしい&反応をみたい、という気持ちだった。
元々は美術教員を目指して入った通信だった。
私は一度の人生、自分の作品がどのぐらい世の中に受け入れられるのか試したかった。講師業は教員でなくてものちのちできるかもしれないし、ひとまずやってみよ!てな気持ち。
2019年のUNKWONは初めてグランフロント大阪での開催ということもありかなり大勢のアーティストが参加していた。
私はブースの場所に恵まれ、周りの方達と仲良くしていただきまさかのレビュアー賞までいただけた。(作品も実は売れた。びっくりでした。)
出展作品は卒業制作後に描いた作品で、自分の自己紹介がてら制作した作品だった。
"#chronology up to 30 years old"は自分の生きてきた年表をSOTAI(人型のモチーフをこう呼んでます)の前身みたいな人型で模し、赤い線と青い線で周囲から判断される私の表面的な性別を表した。
"#Human"はそれを複合させた一人の人。
作品を通信の人たち以外に観せたのは初めてで、本当に色々な反応をもらえて私は嬉しさしかなかった。
絵を描くこと、発表することに少し自信がつき、これから頑張っていこう!と思っていたのが2019年だった。
次は少し時を遡り、ムサビ通信時代の話をする。
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