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ザンネンショーマンとは
先日、ザンネンショーマンという曲を投稿しました。イラストはしとおさん(@xxxshitoo )に描いて頂きました。
Youtubeとニコニコ動画、ビリビリ動画にも上がっているので、まだの人はぜひ!
ザンネンショーマンとはどんな歌なのかということを書いていこうかと思います。
まずタイトルなんですが、ピンときた方は多いでしょうが、元ネタはグレイテストショーマンですね。グレイテストショーマンに「残念賞」をもじって付けたダジャレです...
基本的に自分の名前が検索しづらいので、曲名だけでも検索しやすくしようという狙いもあったりします。
さて、曲を語る上で、その曲がポジティブなスタンスなのか、ネガティブなスタンスなのかは重要だと思います。例えば、「恋」がテーマの曲であれば、恋って素晴らしい!的なのがポジティブスタンスで、ヤンデレとかメンヘラっぽかったり、恋の苦いところを表現してる場合はネガティブスタンスという感じです。あくまで僕の勝手なイメージですが。
この曲のスタンスとしては、ネガティブな部分を表現する曲として書いてます。
では何をネガティブに表現してるのか。
それは大きく分けて2つです。「東京」と「怠惰なひねくれ者(ザンネンショーマン)」です。
■東京という街
映画「LA LA LAND」の冒頭で、ハリウッドに続く渋滞のフリーウェイで、ハリウッドを夢見て色んな人たちが歌い踊るシーンがあります。
はるか昔 (本当はついこの間と言いたい) の僕にとっての東京もまさにこんな感じでした。
ですが、東京は、ただ大っきいビルが並んでたりするだけで、住宅街はあんまりどこも変わりません。渋谷とか新宿とか、集まるのは便利ですが1人で歩いてもつまらないですし割と飽きます。(個人の感想です)
…まあ非モテの発想だからかもしれませんが…。
でも考えてみりゃそりゃそうなんです。東京は沢山の人が住んでいて、その数だけの現実があるわけです。現実には生活があるので、生活感臭くなるのは当たり前です。
東京はディズニーランドではなく、ただの現実。そこにいるだけで主人公になれる所ではないのです。とくにネット時代においては地方にいるせいで人と繋がれないという問題がなく、自分の頑張りというのがより強く結果に反映されていくのだと思います。
ですが、中には夢があって東京に来たのにいろんな誘惑に負けて、努力を忘れてしまう人達もいます。
街頭スクリーンには色んなCMが流れ、巨大なビルに囲まれながらお洒落で奇抜な都会人と同じ人混みに紛れていると、それだけで自分が大きくなった気がしてしまいます。
そういう人達の残念な日々のショー、「ザンネンショー」を繰り広げられている街こそ東京なのではないかと。
■ザンネンショーは失敗した人生の事ではない
「ザンネンショー」と聞くと、夢に向かっだけど失敗し、挫折してしまった人を皮肉っている言葉だと思われてしまうかもしれません。
そうじゃないんです。
失敗する事は悪い事ではないと思います。精神論的な話ではなく、これをしたからこう失敗したというデータが取れるからです。
「ザンネンショー」とは、見ていた夢があり目指していた目標があったのに、目先の色んな誘惑に負けて目標に向かって走る事を後回しにし過ぎてしまった人達のショーなのです。
そして、東京という街は、というか「東京」という雰囲気は、ザンネンショーを養分としてどんどんふくよかになっているんだと思います。
いまやSNSを使う事でだれでもザンネンショーマンになることが出来ます。
厄介な事に、ザンネンショーマンにはザンネンショーマンが寄ってきて、お互いがお互いを踏み台にしようとし、さらに強固なザンネンショーマンが出来上がります。
ドラクエでレベルが上がるように、ザンネンショーマンレベルがどんどん上がっていくわけです。
そうして、ザンネンショーマンは夢を追う人を嘲笑い、叩き、足を引っ張ろうとします。
その人が自分が挫折した高みへ行ってしまうと、自分がハズレくじを引いた気分になってしまうからです。
そういうことをPOPに包んで皮肉っている曲がこの「ザンネンショーマン」という作品です。
色々書きましたが、音の話とか、ギターフレーズがどうとかの話を一切してないのはどうなんだろうと思いましたが、まあいいでしょう!というかぶっちゃけそんな難しいことはしてません!なのでこの辺で締めにしようかと思います。
あ、ちなみにですが最初に言ったとおりこの曲はネガティブスタンスの曲なので、この曲が全てではないのであしからず。
ザンネンショーマンにはお気を付けて。