3ヶ月経過|インパクト投資奮闘記12-15週目
あけましておめでとうございます。
前々職の同期から 知り合いがnote見てるって! と連絡をもらって、見てもらってるんだ!書くモチベーションが上がりました。(感謝)
12-15週(12/19-1/13)の雑感。
英国の12月はほぼ開店休業ムード。
後半2週間は休暇だったので、年明けもくっつけて1記事にします。
1月1週目に私は1日だけオフィスに行ったけどほぼ誰もいませんでした。
過去3ヶ月の振り返り
今の勤務先は6ヶ月契約なので、あっという間に半分が経過。
特定の仕事にフルコミットするのではなく各チームから必要に応じて仕事をもらうスタイルだったので、たった3ヶ月でもだいぶ組織の全体像を掴むことができた。社員全部で25人くらいしかいない中小企業だったのもラッキー。
この3ヶ月で1番の収穫は(怒られちゃうかもしれないけど)インパクト投資ってなんだか新しくて未知の世界でびびっていたけど、やっていることは普通の投資業務プラスαだと実感できたこと。
その意思決定をする時に、社会貢献がどうだとか、インパクトがどうだとか、追加の議論をしてる。
そのインパクトに関する側面は、(実務的には)社内のインパクトチームからアドバイスを貰いながら、意思決定していけばいい。
インパクトチームは別世界の人って感じではなく、世の中の社会課題やインパクト測定手法に詳しく、リサーチ関連が得意な人たち。
稚拙な表現だけど、過去ある日突然SEと仕事をすることになった時は専門用語がわからなかったり前提知識が足りず、会議の途中に何度か質問しないとついていけなくて慌てふためいたが、インパクトチームと働くことになっても慌てふためくことはなかったので、思ったよりスムーズに業務に馴染めた気がする。
それはインパクトチームと話す内容は社会課題であったり投資先の業務が生む効果なので、自分の一般常識と紐付けでイメージしながら話すことが容易だからだと思う。
(前々職でインターネットバンキングの商品開発の仕事についた時、システム関連初心者の私は専門用語が全くわからなかった。システムエンジニアの方には本当に手取り足取り助けてもらい、私も勤務後に必死に勉強してたなぁ…業務ローテーションの幅広さは日系大企業ならではだったかも)
後半の3ヶ月は、今やっている業務に加え、私が元々関心のあるpayment by result (ソーシャルインパクトポンド)に関わりたいと依頼。
私の勤務先ではアウトカムベースのファンドは新規案件の募集がないので、既存の投資先のインパクトマネジメントがメインになると思うが、実現するといいなぁ。
業界地図の作成
プランニングから新しく受けた依頼は、競合と比べて自社のポジショニングを理解するための(社内用)業界図の作成。
英国インパクト投資業界について知りたい私にとっては、自分の関心とタスクがバッチリマッチする機会だった。
これ、(メガなど大手銀行比較みたいなの日本だとよくあるから)既存のものがあるだろ!と思ってググったが出てこなかった。
ニッチ産業すぎたか、狭い業界だし上場してるところはほぼないので過密事項に近すぎたか。
完成するには他タスクと並行して1ヶ月くらいかかる予定だが、軽く調べて分かったことは
BSC運営のGood Financeによると、弊社の競合はSocial Investingと括ることが出来るらしい。
(以下、少しマニアックな話で申し訳ないです・・・)
Repayable financeなんだ。
私はインパクト投資=インパクトベンチャーのイメージがあり、エクイティ投資を最初にイメージしてしまうが、今私が携わってる世界ではrepayableが主流なのか。若干混乱中。
(多分この括り方は、一般的な銀行からお金を借りづらいチャリティーや社会的企業の立場にとって、資金にアクセスできる金融手段としての紹介。寄付ではなくて返済義務があるものですよ~と説明していると思われる。)
一方でimpact VCも最近ではかなり光を浴び始めていて、コチラが私の思ってきたインパクト投資に違いのかもしれない。
毎週キャッチアップがあるメンターにこの混乱の話をした。
定義はいろんな解釈があるから一旦置いておいて、
誰が資金の出し手(LP)か
期待リターン(IRR)はどのくらいか
何の社会課題解決に貢献しているか
期待するインパクトの大きさ
これらの組み合わせだから、シンプルに考えた方がいいとのアドバイス。
確かになぁ。つい型にはめて理解したくなってしまう癖があるけど今回はやめておこう。
Energy managementのトレーニング
On purposeプログラムの一環で、毎週金曜日午後は座学を受けている。
新年1発目はエナジーマネジメントについて。
講師は元マッキンゼーのお姉さん。(コンサル卒で自己啓発系フリーランスの人が結構こちらにはいる)
朝起きた時フレッシュな気持ちで目覚める頻度はどのくらいですか?
自分がよりエネルギーがある状態にするためにできることはありますか? という問いがあり、改めて自分のコンディションについて考えるいい機会になった。
両親から受け継いでショートスリーパーだった私、最近は(健康寿命を伸ばすべく)睡眠時間7時間確保しているが、それだけ寝ても朝は一番疲れを感じる。睡眠の質を高めることやストレスを減らすために立ち止まってアクションを起こしてこなかったことを反省。
自分のパフォーマンスを上げるとなると仕事術を考えがちだけど、健康状態とモチベーションを高くできることの方が長期的にも効果がありそう。
やっと30もすぎて、先輩方の健康思考ツイートの意味をより理解してきた気がする。
同期たちと何が出来るか考えてシェアする時間もあり、目新しくはなくても立ち止まるいい機会だった。
✔︎夜はスマホの電源を切る
✔︎寝る時にストレス感じたままはよくないので寝る直前にリラックス時間を作る
✔︎ゴキゲンのためのルーティンを作る(好きなお茶を飲む、読書など)
など。
では今週はこの辺りで。
今年はインパクト投資とは?とか、自分語りと離れた記事を始めたいと思いつつ、いつでもできそうだし私より詳しい人はきっとどこかにいるし、とついフレッシュな(思考ダダ漏れ)体験記を優先してしまう。
家族からもらったアドバイスは、時事的な記事に意見を述べてみたりした方がネタ切れにならないよとという非常に現実的なものでした。(感謝)
noteは3か月前に(自分が英国にいながら)日本でこの分野に関心のある方と繋がるために始めて、多くの方に読んで頂いてとってもありがたいです。
会ったことなくても、あだ名の方でも、自分の興味を誰かに知ってもらえるのは嬉しい!です。
今回もお付き合いいただいた方、ありがとうございました!