料理したくなる本
今日はほぼ本を読んで過ごした。車を車検に出しに行ったのと、ゲオでヴァイオレット・エヴァーガーデンを借りに行った以外は、ほとんど本を読んでいた。こういう生活ができるのは幸せだ。働いていたらできそうにない過ごし方である。
「料理の四面体」という本を読んだ。料理の本質がわかる本だと聞いて(林修氏とゆる言語学ラジオの堀元氏が言ってた。たしか)、期待して読んだ。
読後の満足感は期待通りだった。
本書によると、すべての調理法は、「火」を頂点とし、底面の3点を「水」「油」「空気」とした四角錐で表現できる。火と各点を結ぶ辺の間に調理法は存在する。油を例に挙げる。火と油を結ぶ線のほとんど日に近いところに位置するのは「煎る」。なべ底でほとんど油を使わず加熱する。豆が一番イメージしやすいかも。
油の点に近づくにつれ、「炒める」「揚げる」という風に油の量が増えていき、点に達すると「ナマモノ」になる。
こんな感じのことが書いてある。この四角錐を頭に入れておけば、レシピを見たとき、その根幹がつかみやすくなり、丸暗記せずにすむ。さらに、細かい具材や調味料を変えれば簡単にアレンジできるようになるとのこと。
この本を読んで料理をしたくなった。理論をうまく使えるかわからないが、わくわく感は得られた。割とおすすめの本です。