小倉記念2023馬券的中マニュアル
夏競馬=小倉競馬場
小倉を征するものが夏競馬を征する。と偉い人は言ったとか言わなかったとか………
1.コース特徴
小倉は坂がなくて平坦というイメージ先行しているが、それは小倉1200m
下りスタートの最終直線平坦、とんでもないタイムが出る小倉名物コース。このインパクトのせいで薄れがちだが小倉2000mは3mの坂を登って下る意外とローカルにしては意外とタフなコース。更にスタートから最初の1コーナーまでの距離は約472m、ポジション争いが激化する場合、最後まで息入れるところがなく上がりのかかる消耗戦になりやすい。
ペースの緩い下級条件では逃げ先行、重賞などのペース上がりやすい条件では逃げ先行が逆にシンドくなるのがポイント。
小倉記念の過去10年ラップ見ても2F目最速刻むことが多く、その場合は差し、捲り優勢。また、実力のある先行馬ならコース特性によりそのまま押し切り勝ちもありえる。
2.夏競馬と斤量
もう一つ抑えておくポイントが小倉記念はハンデ戦であるということ。
”夏は牝馬”とよく聞くがこれはほぼ斤量優位が大きいという持論がある
騎手インタビューでも言っていたが斤量はレース中だけでなくパドック、レース待ち時間、返し馬すべてに影響する。つまりただでさえ暑いのが苦手な馬がやく30分くらい重しを担ぐことになるので秋冬よりも条件きつい。
そして牝馬の斤量ハンデは破格である。何故か?牝馬ってだけでハンデもらえるからである!
軽いハンデ馬は下級クラスも勝てない=実力足りてない
一方、牝馬は重賞好走クラスの実力あっても牝馬というだけでハンデもらえる。この違いは大きい。多分これが夏は牝馬のからくり。(という持論)
3.出走馬評価
開幕週で行われることもあり、持ちタイムも一つの基準。小倉2000での持ちタイムは1つの物差し
①マリアエレーナ
今回トップハンデ背負う去年の勝ち馬。高速適正は高く、ここが一番条件向くのは誰が見てもわかるのでオッズ妙味はない。鳴尾記念で力負けしてたのでややピーク過ぎた感がある。枠も先行しやすいとこに入ったので買わないとまでは行かないが本命にするにはリターンが見合わない
②カレンルシェルブル
七夕記念は想定以上のスローになり展開向かなかった。ペースの流れる展開に強く。今回の小倉記念も多頭数で軽ハンデ馬がワンチャン求め先行していくため逃げ勢との競い合い想定される。多分そこそこペース流れるので展開は向く。ペース遅くなると1枠だし内に閉じ込められて終わる可能性は高い。
③エヒト
包まれるのが嫌なエヒトにとって周りに同型多い3番は良くはない。
持ちタイムは上位だが軽斤量でのもの。斤量背負うと位置取りもタイムも悪化する。人気で買うのはリスクが高い。
④テーオーシリウス
函館記念大敗も先行負荷の大きいレースだったので見直し可能
タイムの出る高速馬場のほうが得意で斤量も据え置かれたので逃げてペース握れれば怖い。ただし逃げ先行有利なイメージ先行で人気するなら思い切って切るのもあり。ペース上がりそうな展開を考えると2000mは長い可能性もあるので。
⑤カテドラル
牡馬トップハンデ58.5kgは見込まれた。小倉自体の成績は悪くないが2000mよりは1800mで買いたい馬でマイルを主戦にしてた馬にトップハンデの小倉2000はややタフ過ぎる。穴人気する可能性もあるので人気するなら買いたくはないが、展開が差しに向くなら紐には抑えておく必要はある一頭。
⑥ククナ
使える足は一瞬のタイプらしい(調教師談)なので道中の位置取りが重要。
つまりペースが上がって位置取り悪くなると届かない可能性が高い。好走した七夕記念は内枠に加え道中スローだったことが大きい。過去のマイル戦では内枠以外追走苦労している。ただ、2400mでの勝ちがあるのはタフなレースに向くので周りがバテたときの差し要因として紐で買うのはあり。
⑦ワンダフルタウン
復調気配あり、ここを目標に調整してきたらしい(調教師談)
鳴尾記念は開幕週イン前有利で後ろからマリアエレーナ差したのに全く人気していないのはおかしい。斤量も58kgはキツイがマリアエレーナとの差は0.5kg縮まっている。同じように後ろから差してきたアドマイヤハダルも次走勝っており、この鳴尾記念では外から来た馬のほうが強く、差しに展開向けば勝ちも見える。
⑧レヴェッア&アップデート
共に5Kg減のハンデ馬、それに加え脚質や成績が酷似しているこの2頭。流石に2頭とも馬券内は少し考えにくい大荒れになるので、どちらを買うかといったら斤量比の恩恵が大きいレヴェッアを取りたい。同じ斤量減でも馬体重軽い方が斤量比の減も大きい。あくまで数字遊び的な面はあるが、、、
⑨ゴールドエクリプス
前走マーメイドSはハイペース過ぎて前は総潰れ。外枠で逆に前につけれなかったのが良かっただけの順位にも取れる。
今回も51Kgで出れるのはプラスだが前回からの上澄みもあまりない上に相手関係のレベル上がるため、軽ハンデだけで人気するなら買いたくはない。今回ある程度前付けする可能性も高いのでキツイペース耐えれるかな、この馬も1800m向き
⑩エニシノウタ
前走2勝クラスとはいえ56kgでタイム1:58.7s
そこから6kg減と上澄みがかなり期待できる。そもそもブローザホーンに勝ったり、テーオーソラネルと接戦したり、勝ちに恵まれないがソコソコ強い。過去には早いペースでも先行してたりするので意外と軽ハンデ活かして中団の位置取れる可能性もある。軽ハンデ馬の成績がいいとは言えないレースだが面白い1頭ではある。
⑪スカーフェイス
またしても大外を引いてしまった、スカーフェイス。鳴尾記念ワンダフルタウンを評価するならセットで評価しないといけない1頭、しかも1kg軽い。流石に7歳にもなるので函館→小倉のローテ過酷じゃ?とも思うが人気もないので差し展開なら抑えで買っておいてもいい。
■その他データ見てもピンとこなかった馬
・スタッドリー→2000mでは決めて不足
・ザイツィンガー→逃げそうだが2000mは長い
・ヴァンケドミンゴ→能力と年齢キツイ
・モズナガレボシ→実績は重賞でも通用しそうだが記念出走っぽい気も…
4.馬券予想
本命◎カレンルシェルブル
➡️ペースは流れる想定なので1番でも詰まることなく差し切れると予想
相手候補
・ワンダフルタウン
・ククナ
・エニシノウタ
➡️中団から差してこれそうな実績馬or牝馬(軽ハンデ)
ワンダフルタウンはあと1kg軽ければ本命だった
紐候補
・マリアエレーナ
・レヴェッア
・スカーフェイス
・カテドラル
➡️先行で残るならマリアエレーナ一択。残りはギリギリ差し届きそうな面子
振り返ってみると今年の夏はアラタ、斎藤新の年って言われる夏競馬になるかもしれない。
長い記事読んでくれてありがとうございます😊
読んだ人当たりますよーに🎯
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