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子どもどるダンス部4回め

11/10(日)
@吉祥寺北コミュニティセンター
長与江里奈さんWS ピアノ:まさるちゃん
参加者 15名 
外は曇りで日の入らない体育館は少しだけ寒いけれど、裸足になる人も。
<>が基本ワーク
+が発展ワーク

長与江里奈さんが、「ダンス好きな人ー!」と質問を投げかける。
「好き」「そうでもない」が半々。
江里奈さん(以下、江):「別にいいよ、やらなくて、見てても大丈夫。」
江里奈さんの自己紹介からスタート。
ダンサブルな自己紹介にみんなポカン!けれど「得意な事は…三点倒立です!」

見事な三点倒立に「おぉぉ!」と歓声があがる!

ちょっとおもしろい動きを真似する準備体操。フェイントが上手くて楽しい!
円になり
①<動きを渡していくワーク>
隣の人からもらった動きと同じものを次の人に渡す。
+前の人と同じことをしてはいけない。
見られている、一人でやっている、という緊張も感じられたが、知らない人同士どんな人が同じ空間にいるか、初めてそれぞれの顔をしっかり見た時間になっていた。みんなニヤニヤ。

円を崩して歩き回り、
②<一緒にジャンプして着地を合わせる>
+ジャンプ&ターン
+よっ!と挨拶。
+よっ!←今度はここが同じポーズにならないように

せーの!を言わずに息を合わせる

ここで「やりたくなーい!」と声を上げる人が。
江:「やらなくても全然大丈夫で、やりたくないなと思ったら堂々とやらなくていい。やりたくないと思ったら…(やりたくない人の顔とポーズ)…こうです!」
みんなが笑う。
″やりたくない″も表現であるからキッパリと表現しよう!という言葉が清々しい。曖昧さがなく分かりやすい上に笑える、という伝え方が見事だった。
質問「ジャンプターンのところも(相手と)違うことしていい?」
江:「そこは一緒にしたい。なんでだと思う?」
答えだけじゃなくしっかりと理由を伝える江里奈さん。

③<色んな風に歩き回る>
+普通のスピードで
+学校に間に合わないとき
+お母さんに内緒でこっそりお菓子を食べにいく(10.9.8.7…)
+音楽のスピードに合わせて
想像しながら動いていく人たち。だんだん楽しそうに!

ピアノの神様です!まさるちゃん

音楽が瞬時にシチュエーションを作って子どもたちを引き込んでいく。
自然と身体が動いていく仕組み。
ガタガタ
ドロドロ
ポワポワ
コロコロ
ぴーん
カチカチ
ぐるぐる
よく見ると動いている
ズドーン
えっ?!
ススピーングチャポーン
ズリズリ
身体がワクワクしてきた などなど…
ちょっと笑っちゃうような言葉。
意味があるもの、ないもの。想像がつくもの、つかないもの。
オノマトペやセンテンス、音楽に揺らされながら、感情から記憶、思考までフルに使ってノンストップで動いていくみんな!
すぐに身体に響かせて外に出していく。みんな気付いてないだろうけれど、これは立派な特訓だ!

気付けば反応抜群な身体になっていたんじゃないか

・・・休憩・・・
④<止まってみる>
3.2.1で0にする。ストップモーション。
+ピアノが止まったら止まる

⑤<止まってる人を溶かす>
止まった人に触ると溶ける→触った人が止まる(交代しながら繰り返す)
人を交代する度におもしろいカタチが立ち上がっている。それを見る。どこをどう触ると楽しいか瞬時に選ぶ。クリエーションの助走のようだった。

⑥<相手と手を合わせて>
一緒に動く。ついていく、動かす。変わる時に相談はしない。
江:「どっちがどっちについていってるか分かる?」
江里奈さんが見本の相手方を募集すると…
「はいはーい!」主張の強い挙手が。
でも江里奈さんは敢えて選ばず別の子にお願いした。主張が強いから当てなかったのではなくて「今はあなたを選ばないよー」という表現。
彼女にとっても必要だったのかもしれない。

+<止まってる人を溶かす>のと<手を合わせる>の両方まぜてやってみる。
江:「2人とも止まっちゃったら他の人が助けるとか、なんでもあり。」
音楽と共に始まった。
決まり事と自由が混在してるし、行ったり来たりしている。
決まり事があるから自由になれる人もいれば、決まり事をやらない自由もある。どちらでもいい、というよりは「どちらでも選べる」
中には迷っている人もいた。
困る、迷う。気持ちよくはないかもしれないけれどそれに出会うのも悪くないような気がした。

だんだんルールがあるようでなくなるが空間にも身体にもみんなの共通言語があるように見えた。
参加し続ける事が難しかった人も参加してグルグル回る体感を楽しむ。
誰かと手を取りあってその瞬間を味わう人、待ってましたと言わんばかりに自由に動く人。その中を駆け回る人。
みんなが安心して居心地良くいられること。自由と決まり事、そのどちらも謳歌して無理なく、場を創造していた。

ピアノのエンディングと共に終わり!

最後は″もう何も出てこない!″というくらいへとへとになり、ほっかほかの身体で帰っていったみなさんでした!!

(レポート:篠崎芽美)

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