2035年のGHG削減目標から考える、これからのビジネスチャンス

こんにちは。
製造業の現場で働く中で、環境問題への取り組みは避けては通れない課題だと日々実感しています。今回は先日発表された2035年のGHG削減目標について、現場目線で考えてみたいと思います。

なぜ今、この話題に注目するのか

実は先日、工場のエネルギー使用量のデータを見ていて、ある「気づき」がありました。
私たちの工場では、様々な省エネ対策を実施してきましたが、まだまだビジネスチャンスが眠っているんです。

4―9月 環境装置受注3694億円に増 外需は減

鉄鋼・非鉄金属業界の専門紙「日刊産業新聞」

現状を紐解いてみる

経産省と環境省が示した方向性をみると:

  • 2030年までに46%削減

  • 2035年までに60%削減

  • 2040年までに73%削減

  • 2050年でネットゼロ

これって、すごいスピード感ですよね。
でも、実は2022年度時点で2013年度比22.9%減まで来ているんです。

ここにビジネスチャンスがある!

私が現場で見てきた経験から、以下の3つの分野に大きなビジネスチャンスがあると考えています:

1. エネルギー管理のDX化

  • AIを活用したエネルギー使用量の最適化

  • リアルタイムモニタリングシステムの導入

  • 予測分析による省エネ施策の立案

→ これ、実は多くの中小企業ではまだ手つかずの領域なんです。

2. 廃熱利用ビジネス

  • 工場の廃熱を地域暖房に活用

  • 熱交換システムの開発・販売

  • 排熱利用コンサルティング

→ 特に地方都市では、このニーズが確実に高まってくると思います。

3. カーボンクレジット仲介

  • 中小企業向けのクレジット取引支援

  • 排出権取引のコンサルティング

  • 削減量測定・検証サービス

具体的なアクションプラン

では、これらのチャンスをどう活かすか?
私なら、こんなステップで進めます:

  1. まずは自社の工場で実験的に導入

  2. データを収集・分析

  3. 成功事例を作る

  4. 他社へのコンサルティングを開始

明日からできること

実は、すぐにでもできることがあります:

  1. エネルギー使用量の見える化

    • 部署別、設備別の使用量を計測

    • 従業員の意識向上にも繋がります

  2. 無駄の洗い出し

    • 待機電力の削減

    • 運用改善の余地を探る

  3. 社内プロジェクトの立ち上げ

    • 若手中心のチーム編成

    • 新しいアイデアを募集

最後に、皆さんへの問いかけ

あなたの会社でも、きっと似たような課題を抱えているのではないでしょうか?
でも、それは実はビジネスチャンスかもしれません。

今日から、こんな視点で職場を見渡してみませんか?

  • どんな無駄があるか?

  • それを解決するビジネスになりそうか?

  • 誰がそのサービスを必要としているか?

環境対策は、もはや規制対応ではなく、新しいビジネスを生み出すチャンスなんです。

それでは、また次回お会いしましょう!

いいなと思ったら応援しよう!