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発達障害キモオタの結月ゆかりとの出会い

今回、結月ゆかり、及びボイスロイドをはじめとする合成音声界隈の沼にはまった経緯について自分語りをしたい。内容は以下の通りだ。

私が初めに知った合成音声ソフトウェアのイメージキャラクターは合成音声界隈にいない人たちの中では一番有名なボーカロイドの初音ミクだった。中学入学の時に、何かキモオタである自分に合うような文化系のオタク色の強い部活動に入部してから、それほど経たないときに知った。部活の先輩たちが部活専用PCにMMDソフトウェアを導入して初音ミクのMMDモデルを操作している様子を見て、今思えばまだそれほどオタク色に染まっていない私は「オタクの世界にはこういうキャラクターもいるのだな」という感じで合成音声界隈の存在を知った。しかし、この時はそれほどこの界隈にははまらなかった。本格的に合成音声界隈にどっぷりはまるのは、大学生になってからだった。

結月ゆかりと出会って合成音声界隈にどっぷりはまるようになったのは大学4年の時だ。当時はもうすでに研究室に配属されていて、実験や研究を一旦止めて大学院入試の勉強に集中しなければならない夏の時期だった。前年に学生実験で(元をただせば私が悪いのだが)散々人間関係でもめて、その私に関する悪評や悪い噂が研究室内に流れてしまって、研究室内で孤立していた。過去の失敗や嫌な記憶に「相手が悪いはずなのに。なんで自分だけ。」とクソガキのようにいつまでも引きずっていた。その精神的苦痛のために大学院入試の勉強に全く集中できなかった。特に、私は京都大学の大学受験に一回失敗して一浪した苦い経験とトラウマもあることから、余計大学院入試にも落ちるのではないかという強迫的な強い恐怖と不安を持っていた。そのせいで他人から当時の私を見ると、負のオーラが肉眼でもはっきり見えるくらい、本当に精神的にまずい状況に自分を自分で追い込んでいた。

そんな苦しい夏の時期に私の数少ない癒しとなっていたのは、ユーチューブのとある実況者の動画シリーズだった。その動画投稿者は「karajun」さんという人だ。読者の中はこの人をご存じかもしれない。なぜならこの人は一時期ゲーム実況界隈で有名になったからだ。何を隠そう、この人はかの任天堂のオープンワールドゲームの名作中の名作、「ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド」の膨大なやりこみ要素を100%達成するという苦行そのものなレギュレーションでRTAを完走し、当時世界2位になった人だからだ。この人の記録は今もspeedrun.comにも掲載されている。各自確認されたい。それで、RTAを達成したのちに、その何十時間という膨大な録画データからRTAの実況動画を投稿されていた。その実況の合成音声に使われていたキャラクターが結月ゆかりだった。このkarajunさんの動画シリーズが結月ゆかりとの出会いだった。数少ない心のよりどころだった動画シリーズの結月ゆかりのかわいい立ち絵と、大人びて落ち着いたハスキーボイスは精神的に(勝手に)消耗した私の心を癒してくれた。ただ残念ながら、あまりにも素材動画が膨大過ぎるのと、動画のクオリティがとても高くてリアルと投稿活動の両立が難しくなったのか、karajunさんは突然動画投稿が途絶え、いわゆる「失踪」してしまった。しかし、それでも私の中には結月ゆかりというキャラクターの存在がしっかりと根付いていたのだ。

その後、エロ同人サイトとかで激しく乱れる結月ゆかりの18禁イラストなどを見て、さらに結月ゆかりにアイドルに恋をするように好きになってしまった。VOICEROIDMARCHというリアルイベントに参加したり、結月ゆかりのイラストを積極的に探すようになった。そして、大学院入試と大学院生を経て、新卒で大企業に入ることになる。新卒で入った会社で激しいいじめにあい、適応障害を発症して休職期間中にニコニコ動画のアカウントを取得し、本格的に合成音声界隈の沼にどっぷりとはまっていったわけだ。しかし、この経緯は本当に複雑で詳細に話そうと思うと、どれから話せばいいかわからず頭が混乱して筆が進まない。前職の休職期間中の投稿活動については後日別の記事で言及したい。

本記事は以上です。最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。

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