映画ドラえもんのび太の宇宙小戦争2021を見て

初めての投稿です。映画や本の紹介および感想を自由に書いていければと思います。
友人数人のライングループがあって以前はそこに投稿していたのですが、みんなの投稿頻度が下がってしまったので代わりにnoteを使うことにしました。
しばらくはパソコンのメモに書いていましたが、それでは単なる自己満足、言い方によっては自慰行為とも思われます。やはりアイデアや考えは他人と共有してなんぼだと思っているので、ぜひとも見ていってください。皆様のちょとした時間つぶしになれば光栄です。

さて本題に移ります。私は中学生の時からドラえもんの映画を友人と毎年欠かさず観ています。はじめは「中学生だけどドラえもんの映画見ちゃおうか」的なノリでしたが、内容が想像以上に良かったので恒例行事になりました。
ドラえもんの映画は実は大人になってから見ても十分に面白いです。もちろん子供のころのように、のび太たちの活躍に目を輝かせて見るのもよいでしょう。ただ、ドラえもんの映画は必ずメッセージ性があるので、そこを感じながらキャラクターに感情移入して見ると数倍楽しくなります。もともと子供向けに作られているので、①キャラクターのセリフがわかりやすく、感情をよく言葉にする、②敵、味方という色付けも明確、③必ず誰か成長する、という特徴があります。映画や本から考察をしたいと考える人にはとてもとっつきやすい題材だと思います。

さて、今回の映画の注目すべきは「スネ夫」と「独裁主義」です。
詳しくは言えませんが、スネ夫は我々人間の弱い部分をさらけ出し、映画の中で成長します。おそらくほとんどの人が「ああ、私もスネ夫みたいなことる。。」と思うでしょう。家がお金持ちでジャイアンに従い、のび太にいじわるするスネ夫と自分を重ねることはあまりなかったと思います。そんな彼にも共感できるポイントがあると気づくはずです。
つづいて「独裁主義」について。本作の状況は現在のミャンマーにそっくりです。私は1985年に公開された前作を見ていませんが、本作では今の世界情勢を反映させて手を加えたのではないでしょうか。戦いのシーンでは戦闘機が飛び交うシーンが多く、現在のウクライナ情勢を知っている身としては
心が痛かったです。大統領がメディアで国民を鼓舞するシーンは見ごたえがありましたが、結局解決に至ったのはのび太たちが敵軍を倒したからでした。話し合いによる解決は難しく、武力には武力で勝った後に話し合いへと向かうのでしょうか。知識の乏しい私でさえ色々考えさせられます。

今回は特にテーマが重く感じられたので見ているこちらも力が入ってしまいました。それでもたくさんの人に見てもらいたい作品です。とてもよかった!!

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