2022秋 仙台六大学野球最終節の見どころ
今週末は東北の大学野球が熱い。仙台六大学野球は最終節を迎え、ここまでともに8戦全勝の東北福祉大と仙台大が優勝をかけ直接対決。南東北大学野球は、首位の東日本国際大(7勝1敗)を2位の東北公益文科大(6勝2敗)が追う。また、東北地区大学準硬式野球は東北学院大と山形大医学部による優勝決定戦を控えている。いずれも目が離せない大一番だが、今回は仙台六大学野球最終節の見どころをチェックする。
投打で圧倒の東北福祉大、最後まで駆け抜けるか
東北福祉大、仙台大はすでに1位または2位、そして東北地区大学野球王座決定戦の出場を決めている。とはいえ、東北福祉大が春秋ともに頂点に立つか、仙台大が昨年に続き秋を制すか、東北の野球ファンにとっては注目のカードだ。
まずは両チームのここまでの成績を見てみよう。
何より際立つのは東北福祉大の得失点。打線は11本塁打、65得点と爆発力を誇り、投手陣もわずか2失点と、まさに投打が噛み合っている。
打線の中心はともにプロ志望届を提出している3番・杉澤龍外野手(4年=東北)と4番・甲斐生海外野手(4年=九州国際大付)。杉澤は打率.280ながら3本塁打12打点と好打者ぶりは健在で、甲斐は打率.452、3本塁打、14打点と三冠王獲得を射程圏内に入れる猛打で球場を沸かし続けている。打率.500の山路将太郎外野手(2年=鶴岡東)、同.429の大内海斗内野手(2年=高川学園)の2年生1、2番コンビは出塁率もそろって6割を超えており、相手投手は初回から気が抜けない。
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