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3歳でもできる!玉子焼きの作り方の秘密

玉子焼きを初めて作ったのはいつだろう。
あなたは覚えていますか。
私は中学生のときだったかもしれません。

成長期で、いつもすぐにお腹がぺこぺこになっていた私は、
学校から帰ると、冷蔵庫を何度も開け、台所でガサゴソと食べられるものをいつも探していた。
でも、実家にはすぐに食べられる非常食などはあまり置いていなかった。
とりあえず、白ご飯はある。
鰹節とマヨネーズと醤油をかけて食べてい時期もあった。

でも、学校の調理実習で玉子焼きを作って、クルクル巻くのが楽しいなって思ったことがあった。
それがきっかけで、家の冷蔵庫にも必ずある卵で、何度も玉子焼きを作るようになった。

でも、卵が玉子焼き器にくっついてきれいに巻けなかったり、火加減がわからず、ちょっとパサついた固い玉子焼きになっていたりした。
何度も練習して、毎日2.3個焼いて食べていた記憶がある。

そのとき、私は13歳。
あんなに練習しないと上手くいかなかった玉子焼き。
それを去年、3歳の娘が簡単に作ってしまった。

なぜ3歳でもできたかというと、
玉子焼き器の手入れ方法と、焼くときの卵の量に秘密があった。

我が家には、3つの玉子焼き器がある。
2つは、8年使用していてボロボロ。

『Vita Craft』

ボロボロになった理由は、使った年数だけではない。
・玉子焼き以外でも使ったから
・ケチャップなど、酸が強いものに使ったから
(子どもだけのご飯を作るのにちょうどいい大きさだったため)
・使い終わったあと、水やお湯で洗ってすぐに拭きとらなかったから
・熱いうちに洗おうと急激に水で冷やしたから
・具材がひっついてとれなくなり、つけ置き洗いをしたから

この2つのボロボロの玉子焼き器しか使っていなかったときは、よく卵がくっついていた。

でも、くっつきにくくする方法を知った。
・よく温めてから使う
・油ならしをする
・使って洗ったあと、火で水気をとばし、油を塗っておく

ちなみに、油ならしとは、玉子焼き器に油を馴染ませて、くっつきにくくするもの。

やり方は以下を参考に。

---
油ならしの方法---
①2〜3分加熱
※炎が出ないように気をつける
②手で触れる程度まで冷ます
③玉子焼き器の7割くらいまで油を回し入れる
④弱火で3分熱する
⑤油を取り出して、キッチンペーパーで、まんべんなく油が馴染む程度に拭きとる

ボロボロだった玉子焼きは、油ならしをすることで、再び卵を焼いてもくっつきにくい玉子焼き器になった。
手入れは度々必要だが。

娘は1歳の頃から料理に興味があり、よく手伝ってくれていた。
まだ火を使うのは早いかなと思っていた3歳6カ月。
バレンタインで、パパにクッキーを作り卵が残ったことがきっかけで、初めて娘に玉子焼きを作ってもらうことにした。

火加減は私が調節。
はじめに中火くらいで玉子焼き器を温めて、卵を入れて弱火にした。
あとは本人にやり方を口で伝えながら、自分で作ってもらった。
火傷を恐れて、ずっと横にはついていた。
でも、ちょっと後ろを振り向いている間に、くるくるくる〜っと一瞬で卵をきれいに巻いていた。

びっくり!
1人でできたね!
娘は大喜び。
3歳でもできるんだと思った。
自分で焼いた玉子焼きは、特別美味しそうに食べていた♪

娘は、作ることも食べることも、もっと好きになった。

全部食べ終わると、
「ママのも作ってあげる!」
といい、また焼いてくれた。
でも、今度は巻くのが上手くいかなかった。
理由は、1個の卵をボールに入れて混ぜたあと、一気に玉子焼き器に入れて焼き、巻こうとしたからだ。1度目の玉子焼きを作ったときは、クッキー作りで少量の余った卵だった。
娘にとって大きなフライ返しで、さっきよりちょっと重くなった卵を巻くのには、しっかり焼いた卵の下にフライ返しを差し込まないとくるっとできなかった。
卵を2回に分けて焼く方法を伝えた。
するとまた自分で巻くことができた。

私も時間がないときは、1個の卵を一気に焼くことがある。
しかし確かに大人が玉子焼きを作るときも、卵半分ずつ焼いた方がきれいに巻けるし、火の通り方も、玉子焼きの中と外が均等になると思った。

娘が玉子焼きを作れるようになったことがきっかけで、娘も扱いやすい小さめの玉子焼き器も買い足した。

『ambai』

我が家はIHのため、本当はより熱が均等に伝わりやすい銅の玉子焼き器が良かったが使えない。
そのため、次に良いとされる鉄の玉子焼き器を買った。

この玉子焼き器は、使っても使っても卵がくっつかない。
めっちゃ快適。
理由は、新しい玉子焼き器だからだけではない。
玉子焼きを作り終えたあと、
我が家は洗わない!
キッチンペーパーで拭きとるだけ。
(母から聞いた話、昔の人はそうしていたとか)
もし汚れたとしてもさっと洗い、火で水気をとばし、油を塗る。
そして、この玉子焼き器は、卵を焼くときだけの専用フライパンにした。

テレビの料理番組を観ていて思ったことがある。
卵を焼いても、フライパンにくっついてないなと。
私はあれを見て、自分が作るとくっつくのになんでだろうって何度も思ったことがあった。

フライパンからつるっと卵が離れ、
ストレスなく、くるくるときれいに巻いて作れる玉子焼き。
あなたも、ぜひ試してみてください!

*-*-*-*-*

【玉子焼きをきれいに作る方法】

⚫︎新しく玉子焼き器を買う場合
・銅の玉子焼き器(ガス)
玉子焼きにもっとも適している
熱伝導も良く、低温でムラなく均等にふんわり焼くことができる。
使えば使うほど馴染む!
・鉄の玉子焼き器(IH)
鉄も熱伝導が良い。我が家は2つは、体に害がある?プラスチックのフッ素樹脂ではなく、シリコン樹脂のものを使用。

⚫︎新しく買った卵焼き器の使い方
・はじめは洗って、油ならしをする
・玉子焼き専用にする
・使い終わったらキッチンペーパーで拭きとる

⚫︎玉子焼き器を卵以外でも使う場合
・玉子焼きで使ったときはキッチンペーパーで拭きとる
・酸が強いもの(トマト、酢、醤油など)はできるだけ避ける
・鉄の玉子焼き器であれば、タンニンを含む食材(レンコン、ナス、ごぼうなど)も玉子焼き器の表面が剥がれるため、できるだけ避ける
・つけ置き洗いはしない
・玉子焼き器を使ったあと、少し冷めてから洗う
・くっつきだしたら油ならしをする
・使い終わったあと、火をかけ水気をとばし、油を塗っておく

⚫︎焼き方で気をつけること
・火の強さは、弱火〜中火
・卵を2回以上に分けて焼く


◇◆我が家の玉子焼き器◆◇

『ambai』

『Vita Craft』



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ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
ちなみに、お弁当のときは、卵を味噌溶きでこして、白身と黄身がきれいに混ざったきめ細かい玉子焼きを作っています。
玉子焼きって、上手く作れると、うれしいですよね♪


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