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3Dプリンター体験レポート 第2弾    ~画像から3Dデータ作成に挑戦!~

はじめに

 今日は、3Dプリンターの新たな活用法に挑戦します。具体的には、平面画像から3Dデータを作成し、誰でも簡単に3Dプリンターを利用できるようになることを目指す取り組みについて紹介します。

どのようにやるのか

以前からお話ししていた。3dプリンターのバンブーラボA1を使います。いつもは印刷を行うために利用しているバンブースタジオを利用して2d画像から作っていきたいと考えています。

①平面の画像を入手する。

 平面画像は、一般の写真でも利用可能ですが、ネット上の画像を無断で使用するのは避けたいところです。そこで、ChatGPTの機能であるDALL-E 3を用いてオリジナル画像を作成します。今回のテーマは、小学6年生向けの教材として活用する臓器レプリカ、「心臓」です。以下に、その生成された画像をご紹介します。


②平面画像を3dに変換する。

画像から3Dモデルへの変換ソフトは多数存在しますが、今回はMakerLabが提供する革新的なAIツール「Generate a 3D model from one image」を利用して変換を行います。

データを読み込むとこんな感じです。



と、かなりきれいに3D化をしてくれました。(ちなみに人の画像だとマトリョーシカやボーリングのピンになります笑)

これをダウンロードするのですが、ダウンロードにクレジットが必要なためその点はご理解ください。

バンブースタジオに取り込んで印刷してみると…

バンブースタジオに取り込んでみました!するとこんな感じになります。では、3dプリンターで印刷してみます。ちなみに2時間かかりました。

最後に、

 今日はここまでにします。今回、3Dプリンターで出力してみて印刷物を学校で活用すると考えたとき「普段は目にすることの少ないもの」または「実物を見ることで理解が深まるもの」を印刷することが適していると思いました。「普段は目にすることの少ないもの」だと例えば「心臓」は、通常直接見る機会がないため、教材として非常に効果的だと考えられます。また、分子の模型も同様のメリットがありそうです。
 さらに、「実物を見ることで理解が深まるもの」では、古墳の埴輪や市区町村の3Dデータから作成した立体地図などですかね。
 他にも多様な活用例が期待できるでしょう。他の可能性については、今後の実験を通じてさらに検証していく予定です。


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