死刑囚表現展2024 其のニ
*感想は私の独断と偏見なので。誹謗は受け付けません!感想はいいけど。
誹謗と感想の違いわからない人はコメントしないでねー
原正志作品
会場入って左手側すぐに見えたのは原正志死刑囚の作品。
紙いっぱいに絵と字があって余白が一切ない。
絵は全て全裸の女性。縄でしばられてたり、ポーズをとってたりする女性が大きくランダムに紙上に3〜5体書いてあり、その背景には小さく女性の上半身までの絵がびっしりと隙間なく描かれている。
さらにそこにできた小さな隙間に日本語の単語をビッシリと書いている。
単語はあまり意味のあるものには思えなかった。ただの言葉の羅列を書いて隙間を埋めている感じだった。
絵自体は色をたくさん使い、蛍光色も使ってカラフルに描かれていた。
そのカラフルさが展示会の中では浮いていて異様にも感じた。
もう1つ、異様に感じたのは
女性が全てこちらを向いて笑顔な事。
また、女性の目も印象的に描かれていて
こちらを挑戦的に誘うように見ている。
単純に、この原正志死刑囚には女性が全員このように見えているのか?
頭の中はこのような事でいっぱいなのか?
と感じた。
そうなったらこの人はどんな罪を犯したのか知りたくなった。
簡単に言うと、強盗、殺人2件、詐欺などを行っていた。
殺人のうち1件はホームレスを自分の身代わりに殺し、自分にかけた保険金を回収しようとしていた。
ただそれらの犯行は首謀者が他にいて、原はその指示に従って実行役で動いてただけらしい。
しかも首謀者は自分よりも20歳ほど下の人間。
なぜそんなやつに従うのか?
裁判で弁護士は暴力や脅しによって逆らえない立場にいて従属的だった、と弁明している。
確かに日頃暴力を振るわれていて、たまに優しくされ面倒見良くされていたら洗脳のような状態になってしまうのはわからなくはない。
ただこの人の生い立ちを軽く見てみると、割と職を転々としている。
会社をクビになった原因も普通ならしないような事をしたから。
そして身代わり殺人が警察に発覚した原因も
少し考えればわかるようなずさんな小細工が原因。
そして今、死刑反対、戦争反対、消費税増税反対、などを獄中から主張しているらしい。
その事から私が思うに、知能的に少し低い人だったのではないか、と感じた。
当たり前だけど知能が低いからといってみんなが殺人を犯すわけではない。
悪い事、やっちゃいけない事はわかっているのも当たり前。
ただこの人はそのせいで熟考能力が低く、自分の欲に対して制御をしない、人の考えに流されすぐ感化される
そういう人なのではないか?と感じた。
だから絵画展でも欲まみれのあんな絵を描くのではないか、熟考能力がないから女性はみんな笑顔で股を開くと思っているのではないか、と感じてしまった。
最後に原正志は獄中から「死刑反対。ご遺族のために生きて償いたい」と言っているらしい。
この絵を見た限り、遺族や被害者、事件に向き合っているとは感じれなかった。
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