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死刑囚表現展2024 其の四

*感想は私の独断と偏見なので。誹謗は受け付けません!感想はいいけど。
誹謗と感想の違いわからない人はコメントしないでねー


何力作品

まず「何力…なんて読むんだ?」と思いながら作品をみました。

絵と文字の作品。文字を読むと「華人」って言葉があったり、「差別されている」って書いてあったり。
日本に対しての恨みつらみばっかりがひたすら書いてありました。
判決に納得してなくて死刑になったのは差別があったから、的な事も書いてあったな。

この人って中国人かな?って思って事件を調べる事に…

「何力」は「フー・リー」と呼ぶそう。
やっぱり中国人みたい。
「多摩市パチンコ店強盗殺人事件」
これが彼の犯した事件。
主犯1人、共犯2人の3人の中国人グループで事件を起こしていて何力は共犯の1人で従属的な立場だったと主張。
1992年にパチンコ屋に入り金銭を強盗して3人殺めていたそう。
エレベーター内で2階から4階に移動するわずかな間に2人を殺害、エレベーターを降りる時に遭遇した1人を殺害。
何力の凶器は木の棒。他2人はナイフ。
そして主犯の1人は国外逃亡して今だにつかまっていない。
ここまでが事実。
そして何力は「取り調べ中に暴行があって自白させられた。」と言っている。
どうも、事件は起こしたけど自分は殺す気はなかったし主犯が逃亡して捕まってないから事件の全ての事実はわかっていないから
自分が死刑なのはおかしい、との主張だそう。

確かにね、自分だけ凶器が木の棒だし殺す気はなかったって主張するのはわかるけど
数秒の間に2人を殺害してるわけでしょ。
それはもう殺す気でいかないと無理だと思うんだよね。
そして1992年。
確かにその頃は取り調べが乱暴な事もあったと思うよ。それ自体は良くないかもしれないけど、彼の犯した事件とは別の問題で
やっぱり日本だとこんな強盗殺人おかしたら死刑判決出ても仕方ないと思う。

彼の作品は中国人の立場から日本に対しての恨みつらみがひたすら書いてあるだけ。
どんな経緯で日本にきたのかは知らないけど
もしかしたら真面目に日本で勉強して働きたいって思いがあって日本に来たのかもしれない。
でも1992年の日本。バブルも崩壊して日本人に騙されたりうまく生きれなくなったのかも。
そんな経緯で日本に対して恨みつらみがあるのかも。
全部想像でしかないけど。
でも例え本当にそうだったとしても
やった事実だけを見たって酷いでしょ。
エレベーターの中は凄惨な現場だったそうよ。
日本の法律では怨恨の殺人より強盗した上での殺人の方が罪は重いからね。

何力の作品は本当に自分勝手だな、って思った。
やっぱりこの人も事件や被害者に向き合ってない。
自分の主張ばっかで反省もなにもない。
そんな内面を見破られたから死刑判決が出たんじゃないのか?と思いました。

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