そ、そのお腹・・全然隠せてないってぇ~💦
こんにちは 五月美です
春は、出会いと別れが交差する季節ですね。
特に4月は、進学や新社会人となり新たな出会いの季節になります✨
きっと、その中で様々な人たちと出会っていくんでしょうね😊
でも、その中にも、様々な事情を抱えた人たちとの出会いもあり、また別れもあります。
当時、会社では、新人さんは、研修を終え、落ち着いた頃に社内の見学をします。
特に、深く関わっている場所の見学となりますが、みな興味津々で、それぞれの担当の説明や作業の見学など、およそ2時間ほど要します。
「わっ、あの人カッコいい🥰」
説明をよそに、作業中のお好みの男性をこっそり写真に撮ったり・・・
時代なんでしょうか?😅
「コラ!!」
「すいませぇ~ん💦」
ったく・・・・
「私の頃は・・・」なんて話をすると、昭和の古臭い話みたいに捉え
「五月美さんって戦後生まれですよね😄」
・・・・は?
お道化て言ってくる二十代に
「あんたたちも戦後生まれで同じやんかーーっ!!🤬」
「あのぉ~静かに」
「あ、すみません💦」
男性社員に窘められてしまいました😓
説明も中盤に差し掛かった時に一人のパートさんが膝から崩れ落ちた。
「あ、危ない」
周りにいたパートさんが咄嗟に抱きかかえて倒れることはありませんでしたが、彼女の顔は真っ青でした。
貧血?
彼女を休憩室まで抱えながら連れて行き飲み物を手渡すと少しずつ口に運んだ。
「大丈夫?貧血起こしたかな?」
「はい、気分が悪くなりました」
彼女は、とても大人しく真面目で仕事熱心でもありましたが・・我慢強いところもあったのかもしれません💦
「体調悪かった?」
「いいえ」
「病院へ行く?」
「いいえ、大丈夫です」
水分補給を終えると顔色が戻ってきて少し元気になってきた😊
良かった、良かった
ですが、大事をとって早退してもらうことにして、車で家まで送り届けました。
次の日は、元気な顔を見せてくれた彼女は朝一にお詫びを述べた。
「昨日は、すみませんでした」
「大丈夫?」
「はい😊」
それからは何も問題はなく月日が流れていきました。
ある日、一人のパートさんが
「〇〇さん、彼氏と別れたみたいですよ💦」
〇〇さんとは、貧血を起こした彼女のことでしたが、そういえば結構年上の彼氏がいたって言ってたっけなぁ~
彼女は、21歳だったけど、確か彼氏は30歳を越えていた。
「何で?」
「詳しくは、分かりませんが・・何か連絡が急に取れなくなったみたいで・・💦」
そっかぁ~
でも人には、それぞれに、いろんな事情があるだろうし、ここは当人同士で解決するしかないです😅
しかし・・30超えてブッチって・・・😑
ちょっと可哀そう
少し気にはなりましたが、真面目な彼女の仕事ぶりに、まだまだ若いし乗り越えるかなって思っていたんです。
ところがある日、一人のパートさんに私は呼び出された。
「五月美さん、気になることがあるんです」
「え?何?💦」
何か怖いんですけどぉ~😅
「〇〇さんて、妊娠してるんじゃないですか?」
えぇーーーーーー😨
ちょっと待って・・・確か彼氏とは別れたはずだよね?
新しい彼氏の・・?
「な、何で?」
「私、着替えがいつも一緒になるんですけど、お腹が出てるし、足がめちゃくちゃ浮腫んでるですよ!!」
「本人に聞いたん?」
「はい、聞いたんですけど、違うって言ってました」
「じゃあ、違うんじゃない?😅」
「そうかなぁ~🤔」
私は、出勤が早いのと退勤時間はパートさんたちと違うので、そもそもパートさんたちの着替えを見ることがないので何ともいえないですが・・制服を見る限りは妊娠してるように見えませんでした。
ですが、日を追うごとに、一部のパートさんたちにその噂は広まって行ってしまいました💦
ですが、本人は「太っただけ」の一点張りだったそうです。
彼女は、朝のラジオ体操で思いっきりジャンプをしていたり、仕事で重いものを持ったりと平気でこなしている・・・
妊娠は悪い事でもなく、事情があるにせよ言ってくれれば配慮ができる。
確かめよう!!
私は、彼女が来る時間を見計らって更衣室に足を向けた。
彼女が出勤してきた姿に本当に驚きました。
お腹がデカい😱
シャツをジャージにインしていましたが、誰が見ても、その姿は妊婦にしかみえませんでした💦💦
な、何でインするかなぁ~😓
足首もなくなっていて、まさに浮腫んでしまっている状態でした😞
私は、そっと化粧直しを装って見ていたら・・・
えぇーーーー制服のズボンのチャックをし、閉めた?😨
それって閉まるのぉ~?😨
いったい、何か月に入っているのか・・・
彼女は病院に行っているのだろうか・・・
私は、朝一に彼女を何気なく呼び出して切り出しました。
「もし、妊娠してるなら重い荷物とか持ったらアカンよ」
「してないです」
「でも・・そのお腹」
「みんなにも聞かれるんですけど、違うんです」
「でも・・病院は?」
「はい、脂質異常みたいです」
「脂質異常?大丈夫なん?」
「はい、薬貰ってるので大丈夫です」
彼女は、やはり私にもガンとして認めませんでした。
しかも、脂質異常って何?💦いや・・ホントかな?いやいや・・
いったい何故なんだろう・・・
結婚もしていなく、彼氏もいないけれど、彼女は生む決断をしたのだから、お腹の中の子供を守る義務があり隠すより、配慮を受けて危険なことを避けるほうがが絶対いいはずなのに・・・
他部署の人たちからも
「妊婦さんがいてるね」と言われるまでになっていた😅
本人が仕事は何も問題がないと言い張っているのに勝手に配慮ができない💦
手をこまねいていた上司に私はお願いをした。
「管理部から話をするように伝えてください」
ですが、確認をした上司から驚くことを言われてしまった💦
「妊娠をしてると決めつけるのはパワハラ行為」だと😨
困った・・・
ただ、配慮をしたかっただけなのに😓
そういえば・・貧血で倒れたときって妊娠の初期だったのかと、ふと思い出しました。
彼女は、その時に何を思い、今何を考えているのだろう?
周りのパートさんの目が気になってきたのか、出勤時間も早くなり着替えを一人ですることが多くなっていきました。
相変わらず、みんなと同じ作業をする彼女を見守ることしかできませんでした。
自然に重い荷物など持たせないようにしながら、まだ気づいていないパートさんが信じられませんがいたので😅
「何かあれば相談に乗るよ」
彼女は、彼氏に着信拒否をされていることと、付き合ってから彼氏の家に行ったことがなく、家の場所さえ知らないことを教えてくれた💦
えぇ?
それって・・・・😩
ですが、きっと彼女は、大きな決断をして前に進むことを決めたんだと思いました。
それでも、大好きだった彼氏の子供を生むことを
でも、最後まで妊娠のことを口にしませんでした😅
もう、何も聞かないけど・・・私の心配は果てしなく大きい💦
きっと、周りのパートさんたちもヒヤヒヤしながら見守っていたに違いないです。
ですが、誰が見ても、そうとうお腹が大きく、妊婦以外の何者でもないような体形になっていた彼女は、ある日突然
「臨月だったみたいで辞めます」
と言った・・・・。
へ?
だったみたいって😅
どこまで本当でどこまで嘘だったのか分かりませんが、彼女は臨月まで真面目に仕事を全うしてしまったんです💦
最近、病院に言って発覚したと言っていましたが
彼女は最後まで隠し通せたと思ったのか晴れやかな笑顔でした😅
いやいや・・バ、バレてたって💦
しかし、幸いなことに実家暮らしなので、きっと親の手助けもあると思いますし、多分ですが本人と親だけは知っていたと思っています😅
病院も行っていたと信じています💦
だってぇ~臨月まで気づかないってことあり得ますぅ?
あ、最後まで気づいていなかったパートさんがいたことには驚きでしたが9割は確信していました😌
まぁ、最後まで無事で良かったのですが、ふと思ったのが、もしかしたら「妊娠」を告げると辞めさせられると勘違いしてたのかなぁ~?
でも、若干21歳で誰かを恨むより、よく母親になる覚悟をして頑張ったなぁ~って思いました😊
あ、恨んだのかもしれませんが😅
彼氏ときっと、話し合いをすることもなく、突然の別れから母親になるまでの覚悟の経緯はどれほど彼女を強くしたのかって改めて思ってしまいました
でも、最後に言わせて
妊娠したって言ってほしかったぁ~~😭
おしまい
本日のまとめ
「本当のことが知りたかった、ただそれだけ」です。
私は、会社で何人かの妊婦さんを見てきました。
それぞれが会社に申告し、配慮を受けながら仕事をやれるところまでこなしていた現実があります。
それは、制服はもちろんですが、仕事の内容や休み等も含めて会社にできることは、たくさんあります。
ですが、表立っての配慮ができなかったのは彼女が初めてでした😅
ただ、後に元気な男の子を生んだことをパートさんから聞きました😄
まぁ、これも結果良ければになるのか、とにかく良かったです😊
共感した!私もあったよ!なるほどぉ~と思って頂けたら
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あ、本当に経験したって人、コメントめちゃくちゃお待ちしております😄