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130万の壁超えめざして主婦が未経験から動画編集を始めた話。①
はじめまして。まなだ紗帆と申します。
元教員ママ40代女性。今はパートで働きながら動画編集で収入を得ています。
今日は「私が未経験から動画編集を始めるまで」のお話をしたいと思います。
主婦だけど主婦って言いたくない!
教員を退職して専業主婦へ
私は元教員です。教員の仕事はとても充実していましたが、充実しすぎていました。とても楽しくやりがいがある仕事ですが、育児と両立していくのはすごく大変で壁にぶちあたりました!
責任のある仕事なので、手を抜けないし、抜きたくもない。やるからには、しっかりやりたい。でも17時には子どもを保育園に迎えに行かなくてはいけないし、時には熱を出して仕事を休みクラスに穴をあけてしまうことになる。さらには入院してしまい、1週間休みを余儀なくされることも…。実家が遠かったため頼れる人もおらず、仕方なく休まざるを得ませんでした。
周りに迷惑をかけてしまう。仕事を頑張りたい一方で、自分の子どものこともしっかり見なければならない。「子どもを大切にする仕事なのに、自分の子ども一人大切にできないなんて…。」
板挟みの思いから退職する決断をしました。
主婦になったら陥った「何もしてない」自分との戦い
突然ですが主婦ってどんなイメージですか?
家事が得意。丁寧な細やかな作業をする。子どもとの関わり方が上手。ママ友と楽しくランチ会。そんなイメージがある一方で、家のことをやったところでお金をもらっていない。日中も時間がある人。人間関係が狭く社会のことがわかってない。などマイナスイメージを持たれることも多くあるのではないでしょうか?
私自身は後者のイメージにぴったりハマったような生活でした。しかも、家事はやるがさほど得意というほどではない。丁寧な細やかないわゆる「女子力が高い」作業は苦手。子どもと関わるといっても基本我が子だけ。ママ友とか女子会とか実は苦手。前者のイメージもまるで当てはまらない。
じゃあ全部ダメじゃん!これってただの「何もできない人」という状態でした。
でもそこはプライドが許さない。「今は何もしてないけど、本当はできるもん!」というプライドはずっとくすぶり続けていました。私は「何かできる人間」と心では思っていましたが、現実では「何もしていない」「何もできない」という状態。そこのギャップに悩みつつも、自分を「主婦」だと認めたくない謎のプライドをずっと持ち続けながら生活していました。
主婦だけど主婦って言いたくない!でもかといって「私こんなことできるんですよ!」というものもない。特に「教員は学校のことしか知らないから世間知らず」と時々言われてしまいますが、私自身会社で働いた経験がないことで、名刺のやりとり経験もない、電話対応もうまくできない、などがコンプレックスとなり、負の気持ちがどんどん膨らんでいくような日々でした。
何者かになりたい、でもなれない。そんな自分にモヤモヤしつつも、目の前の子育てや日常生活のやりくりに奮闘してすごしました。
どんな働き方がいい?
お金も時間も余裕のある生活がしたい
何者かになりたい、と思いつつも、やっぱり子育ても家庭のことも大切にしたい。思い起こせば、なぜ教員をやめたのか?自身の生活を大切にするためではなかったか?そんなことを考えながら、良くも悪くも主婦としての生活には慣れていきました。
上の子は大きくなり、手はかからなくなってきたが、お金はかかるようになってきました。しかし、年の差が離れて生まれた下の子はまだまだ手のかかる幼児。お金はかかるが、私ががっちり働く時間は取れない。夫は私に家庭のことはメインで任せたいようだし、私自身もそうしたい。そうした中でも、お金も時間もギリギリの生活は嫌だ。
そこで選んだ働き方は、やはりパートタイム。平日午前中だけ働ける仕事につけることに!とても恵まれた職場で、人間関係も良く、休みも取りやすい環境です。しかも、教員経験が生かせるやりがいのある仕事。なるべくならこの仕事は続けていきたいと思いました。
恵まれてるけど…130万円の壁
恵まれているパートで、収入も比較的良く、ギリギリ扶養内に収まるとてもいいバランスでした。なんだかんだ言って、主婦には扶養内で働くメリットがたくさんあります。
扶養を抜けると、健康保険料、介護保険料、国民年金、これらが手取りから出ていくことになり、さらに夫についている手当や税金の控除も減額してしまいます。みんなが上手に調整しているのも良く分かります。
しかし、私にはもっと稼ぎたい事情が出てきてしまいます!子どもの私立学校入学です。子どもの希望はなるべくかなえてあげたい。贅沢とは思いつつ、これはお金がかかるので収入を増やしたい。でも、これ以上働くと130万円を超えて扶養を抜けることになってしまう。
そこで、「じゃあ扶養内で節約して…」の選択を私はしませんでした。
ピンチはチャンス。これは自分が大きく踏み出すチャンス。ようやく動き出す大義名分ができた。新しいことに挑戦してみよう!
ここが大きな転機だったかもしれません。このマインドが大切だったな、と実際に動画クリエイターとして活動している今でも思います。
やるなら在宅ワークだ!
稼ぐ=仕事を増やすこと、ということですが今の仕事の他に別の職場に通勤するのは、私の事情には合っていませんでした。そこで、在宅でできる仕事はないかと探してみることに。
今の時代は、ありがたいことにオンラインでできる仕事がたくさんある!
候補にあがったのは、
①ライティング
②Webデザイン
③動画編集
最初にライティングをやってみました。しかし、時間がかかる上にあまりお金も貰えず、挫折。webデザインは難しく、すぐにはできなさそうでした。
そこで私が選んだのは動画編集。
話を聞くと、どうやらスキルを身につけてから稼げるようになるまでが早くできるらしい。
そこから動画編集者になるべく、奮闘する毎日が始まりました。
②へ続く