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ep2 村境ルート探索#1(玉置神社から七色集落)

 2023年11月12日、Murazakaiロングトレイルコースを完成させるべく、最初の一歩を踏み出しました。
 今回は大峰奥駈道玉置神社を出発し、逆峯で下ります。
ルートはこちら↓

黒い部分が目的の探索ルート

 玉置神社は村境から少々内側に入ります。なぜこのルートを選んだのか?玉置神社は天地開闢(てんちかいびゃく)正に世界の初めの地であり、国常立尊(くにとこたちのみこと)初めて出現した神とされ祀られています。“神道の村”として知られる村のシンボルは参拝すべき場所だと選定しました。
 本来の想定ルートは奈良県境でもある瀞峡から玉置神社へ、その後玉置川集落手前まで降って甲森で村境に合流するのですが、今回は大峰奥駈道を進み、村境最南端の七色集落を経て小辺路果無峠を越え、十津川温泉までを予定しました。

スタートから村境合流まで

 先日まで夏の様な気温でしたが、この日を境に行動するには快適な気温となりました。玉置神社駐車場から玉置山頂を経て玉置神社へ。参拝を済ませて境内の大きな杉を見て奥駈道を本宮辻まで下ります。

心強いメンバーにて出発
玉置山頂
神社境内の大杉

 玉置神社からは比較的穏やかな道を進み、本宮辻を経て大森山を目指します。大森山手前から急登が連続して村境に合流する。そのまま村境を東に行けば太平多山、甲森へと続きます。ここからの眺望は最高です↓

宝冠の森から奥に西峰が見える。その間にある尾根が村境ルート
大森山手前崩落地から見える和歌山県熊野川町篠尾集落
大森山山頂は実に静か

大森山からは篠尾辻を目指して下って行きます。なだらかで走れるトレイルもあれば、奥駈道らしいロープのかかる急坂もあります。この辺りから国道168号線から聞こえる車やバイクのエンジン音が賑やかになってきます。篠尾辻より村境は奥駈道を離れ、十津川村七色(村境最南端)まで尾根を下ります。

篠尾辻。切畑、萩方面へ

篠尾辻からはほぼ登りは無く、長い下りが始まります。序盤は緩やかで走り易い場所も多々あります。途中で急に視界が開けます。十津川村は水力発電の為に4個のダムがあります。写真眼下に見えるのは最南端にある二津野ダム。更に下流にある十津川第一発電所から送電線が大阪まで続いています。開けた場所は送電線の鉄塔が立っている場所で、時折草木が伸びないように伐採され整備されています。

鉄塔より十津川領内、頭上に高圧電線が通る

 この後少々トレイルは不明瞭になりますが、GPSで尾根を逸れないように進めば復帰出来ました。目指すは十津川村最南端にある七色集落、鹿渕(カブチ)へ。集落の名前が素敵との事でしたが、何故この様な名前が付けられたのかは不明。途中集落の共同アンテナと思われる人工物が現れ、以降背の低い電柱が集落まで続きます。放置された電線があちこちに散乱していました。猪に荒らされたガレ道をひたすら下る途中、お昼寝中の猪を起こしてしまい、ブヒ!!っと吹かれる一幕も。
 鹿渕集落現在誰も住んでいませんが、最近まで人が居た形跡があり、比較的新しい電柱、電線が張り巡らされ、まだ住めそうな家もいくつかありました。ただ、周辺の畑は荒れ、動物に荒らされていたので滅多に人が来ない場所だと思います。ここに来るには鹿渕橋と言う吊り橋を渡る以外方法はありません。川を挟んだ対岸には旧国道があり、いつも見えていた集落に初めて来る事が出来て内心かなり興奮していました。

鹿渕集落
鹿渕橋

 鹿渕橋を渡り終え小辺路を登り返し、果無集落目指すも日の入りが短い11月。焚火兄貴の推測では下りで日が暮れると予想。兄貴は豊富な経験と正確な導きをしてくれるので言う事は絶対。ここでタイムアップとして中止にしました。篠尾辻から七色集落ルートが不明だったので、今回は確認が出来て大満足。タイミング良く救世主の様に現れたマムシゴッドやすふみさんに合流し、上湯温泉にて汗を流しました。(温泉最高♨️)

 ルートを確認しながらにしても前に進むスピードは上がらずタイムオーバーの洗礼を受ける。勿論、難易度が低くては面白く無い。1人では成し得ないルート作りはYTTの協力者と共に楽しみながら創って行きたいです。
宜しくお願いします!

動画はこちら


メンバー
Kenta・みっちゃん・まゆポン・焚火の兄貴
サポート
マムシのやすふみ・シンコー


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