大学受験に必要なことは練習でたくさん『失敗』すること
前回は、『解法の壁』の話をしました。
今日は、この『失敗』というものがなぜ必要なのかを説明していきますね。
話を少し変えて話しますね。
今、テレビドラマで話題の『下剋上球児』。
このドラマの裏にその答えが隠されています。
この下剋上球児は「実話をもとにしたドラマである」ことはみなさんご存じでしょうか?
10年連続初戦敗退の田舎の弱小高校が、その2年後に甲子園に出場するという本当にあった話。
マスコミはこぞって『日本一の下剋上』という見出しで、彼らを取り上げていました。
みなさん考えれますか?
私は元高校球児だったので、この事実がどれだけすごいことなのか十分に理解しています。
では、ここで質問です。
なぜこの弱小高校が甲子園に行くことができたのでしょう?
さまざまな見解があります。
①いい選手をスカウト
➡本当にすごいやつは10年連続初戦敗退の高校より強豪校に行くでしょ
②監督の指導力
➡たとえ実績がある指導者でも、教えてうまくなるほど野球は簡単でない
③練習量を大幅に増加
➡私立高校の強豪の練習量を超えることは難しいですよ
以上から、私が調べて考えた結果が以下です。
年間150以上の練習試合を行った(強豪との試合も含む)
これは、なかなか強豪校でも実践はできません。
で、なぜ試合をすると強くなるのか。
練習は試合じゃないから『試合』と思って練習してないですよね。
練習ばかりでは、試合本番でどんなことが起きるのか、どんな気持ち、どんな考えで試合に臨んでいるのかが、当然想定できないんです。
でも練習試合を通して、『この場面でこのプレーをしちゃだめだな』とか、試合で失敗したり負けを経験することで、より本番(試合)で成功するための方法が絞られるんですよ。
それを選手は体で身に染みて感じていますから、試合でも自然と体も動く。
練習ばかりでは、試合を想定しないので、体に染みついておらず、試合本番でミスが目立ってしまう。
強豪校は練習でも必ず試合本番を常に想定した意識で練習しているからまた強いんですけどね。
で、これは受験勉強にも言えるって話です。
試験当日を想像してください。
あなたの隣に先生はいますか?
あなたの机に参考書や解答がありますか?
最初から解法を教えてくれる授業や、途中で解答や解説を見ることができる参考書学習は、自力で解答する機会を奪ってしまいます。
失敗すらできませんよ。
何度も失敗して、たくさん失敗して得られたゴールにどれだけの価値があるかほとんどの受験生はわかっていない。
今も昔の受験生もとにかく短時間でたくさんの量の問題をこなすことを重要にしている。
でも、実はたくさん失敗して、時間がかかる勉強が受験勉強の最短距離であることをわかってほしいですね。
最終的に、自力で解答、解説を見なくてもゴールにたどり着く力。
これこそが試合(試験)で勝つ力なんです。
それを実現してくれる教材がatama+です。