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学校現場は「ビルド」の前にやらなければならないことがある
明らかにキャパオーバーしている学校現場に,業務を増やしてはいけません。「お金と人」を確保して,環境を整える前提の話ですが,一向に良い兆しが見えません。
「学校給食」がなくなると,家庭の負担が減るのは当然です。本当にありがたいですよね⁉️でも,物事には必ず逆の部分があります。
つまり,学校に行って給食を食べてくれると「とても助かる」ならば,
その代償や負担もそれなりに大きいのが世の中の原理原則です。
学校の先生が給食を「子どもたちと楽しく食べている」と思っているのでしょうか⁉️
学校は子どもたちの命を預かっているのです。
「食べる」という行為は水泳と同じくらいリスクがあって安全管理に気を遣います。担任一人に対して給食指導は多いクラスなら40人です。
・アレルギーの対応
・喉に詰まらせた時などの緊急対応
この2つに関しては,子どもの命に関わる事です。クラスにアレルギーの児童がいると,担任の先生はかなり慎重にならなければなりません。
命がかかっているのに「楽しく」給食を食べられるわけないんです。
一度,アレルギー対応が必要な児童がクラスに3人いて,そのうち一人がエピペンを常に所持していた経験がありますが,毎日の給食で神経をすり減らしていました。毎日,「ごちそうさま」が無事にできる度にようやくホッとして一息ついていたのを覚えています。
・配膳や片付けの対応,それ以外の児童の対応(トラブル起きます)
・人数の把握
配膳や片付けなどは全員でやりませんよね。
(まさか,流石に大人がやれという話ではないと思いますが・・💦笑)
子どもたちをきちんと看護しなければなりません。まぁトラブルはつきものですので,その対応もあるでしょう。
誰でもできるという業務ではありません。
これら以外にも,派生する様々な問題があり,それらに対応する人員が必要不可欠です。そこにいれば良いという簡単ものではありません。
子どもが「安全に,そして快適な空間でご飯ががべられる」
素晴らしいことです。
だからこそ,それを保証するには,それなりに「何か」を差し出す必要があるのです。
学校現場にはもう,そこに差し出す人員や余力はもはやありません。
そこを理解した上できちんと考えなければなりません。
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