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11月に読みたい学級経営「♯2. 行事が続く時期にやってはいけないこと‼️」

小学校では,しんどくなる学級がこの時期になると一気に増えます。
行事や授業研究などでなかなか余裕もなく,学年で過ごすことも多いためなかなか異変に気が付けないのも複雑に絡み合う要因の一つです。

もし,自分の学級をじっくり眺めたときに
「ちょっとこのままではマズイな😰」
「ここで一度,しっかりと立て直しておいた方がいいな😎」
そう決心するタイミングはこの時期は特に多いです。
もちろん,それは素晴らしいことです‼️崩れ始めてしまうと歯止めは効かなくなるわけですから,その前に打ち手を発動させなければなりません。

今回はその立て直すタイミングで気をつけなければならないことを書いていきます。手を講じる前に,しっかりと状況を把握し,絶対に避けなければならない地雷を明確にすることを忘れないようにしましょう‼️

新たな「ルールや取り組み」の追加を極力避ける

先を見据えた処置であっても,ルールや取り組みの追加はできるだけ避けた方が賢明です。というのも,運動会や音楽会といった行事に向けて特別な時間割が組まれているなど,子どもたちはこれまでと違うリズムで学校生活を送っていたり,バタバタと忙しくて余裕がなかったりするからです。
そんな時に,また新たにルールの追加や取り組みを実施するのは子どもたちにとっては大きな負担です。効果があまり見込めないどころか,逆に先生たちが自分の首を絞めてしまう結果も十分に考えられます。
(♯こっちの校務分掌で精一杯なのに,それより後の別の業務を追加されると,もぉぉ😫・・・ってなりますよね💦子どもも一緒)

例えば,時間を守ことが少しルーズになっていたとします。
子どもたちに時間とどう向き合っていくかを話した後,何かルールを追加したとしましょう。
この時期は何度も言いますが行事の関係でイレギュラーな時間割で動くことが多いです。準備や片付け,他学年との場所や時間の調整で先生自身が予期せぬ時間の取られ方をしてしまう可能性も高いんです。その結果,子どもたちとルールを作ったり,思いを共有したりしたのに,やむを得ない事情があったにせよすぐに先生自身がそれを破ってしまうと,子どもたちへのマイナスの影響は避けられません。

1.増やすのではなく,減らす

クラスで気になる行動や発言が目についてきたら,この時期は要注意です。
冒頭にも書いた通り,小学校では2学期の半ばから終盤にかけて学級が崩れやすいのですが,それを一番わかっているのは自分(先生自身)なのです
だから,自分のクラスが「あ,ちょっとヤバいかも・・😰」と少しでも感じてしまうと,より神経質になって細かい注意が無意識のうちに増え,子どもたちのできていない部分ばかりが目につくようになってしまいます。そのうち周りの目も気になり始め,他のクラスと比較して一人で落ち込んでしまうのです。
そんな悪循環に陥らないために必要なマインドがあります。
それは「やらなければならないことを減らす」です。

行事の練習や準備に追われ忙しい日々を送っていると,なかなか心に余裕が出来にくく,イライラしてしまうのは子どもも大人も同じです。
クラスが気になり始めたら,学級で「これは,しなくてもいいか」というものを見つけて,思い切って無くしてみましょう。何かを増やす前に,減らせるものを探して,時間的・精神的なゆとりを先生と子どものどちらにも確保する。そして,じっくりと子どもたちと対話をする時間を捻出しましょう‼️

2.増やすのではなく,変える‼️ただし・・・

とは言え,減らすだけでは対応しきれない場合も当然あります。そんな時は「変える」です。そんなん当たり前やん‼️と,突っ込みたくなると思いますが,5秒待ってください‼️
変えるのは「ルールや仕組み」ではなく,自分自身の考え方です‼️
当初は上手くいっていたのに,その決まりやルールが機能しなくなったわけです。そうなったのは子どもたちの考え方に変化があるからです。それを担任が「こうしたい!」「こうでなければならない!」と言う気持ちが全面に出てルールを変えても,なかなか子どもの行動は変容しません。単体で見ると問題は解決するかもしれませんが,確実に歪みが生じてしまい,後々に影響を及ぼしてしまいます。
教師の目指すところと子どもたちの思いが乖離していると,どんなに完璧で素晴らしい指導や枠組みでも上手くいかないのが学級経営なのです。
(♯だから学級経営って,超むずい😱)
ルールや仕組みを変える前に,
自分自身の考え方を一度問い直してみましょう。そして,子どもたちと
しっかり対話をしてみましょう。(もちろん,この時期まで来たらある程度信頼関係が築けていることが大前提の話になります)
すると,自然に共通認識としてルールをどう変えるかが見えてきます。

着地点の目安を定める時期

2学期終わりが学級経営の一旦のゴールです。3学期はウイニングラン。RPGで言えばやり込み要素にあたる部分です。2学期の終わりでどこに着地するのかを見定め,逆算した学級経営が求められるのが11月です。
自分の思いだけではなく,子どもたちの状況や集団としての段階を確実に見取って授業や学級経営を実践しましょう。


前回の記事はこちら

<こちらは有料記事>

※こちらの有料記事では,子どもたちの主体性を引き出すお楽しみ会などのイベントデザインについて,具体的な方法を解説しています‼️



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