大人バックパッカー(その29)荷物を自分自身に紐づけする。

旅の荷物は、2つにしています。大きいものと小さなもの。昔はリュックを背負って歩いていましたので、大きなリュックと、小さな肩掛けバック、という取り合わせでした。
ちなみにバックパッカーとは日本語のリュックサックのことで、決して貧乏旅行やきつい旅行を意味することではありません。荷物を背負って歩く旅のことです。

最近は、ガラガラと仕事サイズのリュック。1900円で買えるウォークマンのリュックを使います。
昔はパスポートを、首からかける布袋に入れ、体の内側にかけていました。
大きなガラガラには、着がえや防寒具、非常食などを入れていますが、言ってしまえば何ですが、なくなったところで旅を続けられるものばかりです。

小さなリュックには大切なもの。パスポート、財布、スマホのバッテリー、パソコンなどが入っています。なくなったら旅を進めることができません。よって、文字通り肌身から話しません。
とにかく、荷物を自分自身の体に紐づけるのです。

ホテルの部屋には置きっぱなしにはしない。中級ホテル以上には金庫が設置されていますが、それさえも利用しません。
朝食をバイキングで取る際には、食堂まで背負っていきます。テーブルを離れて食べ物を取りに行く際にも必ず持って行く。街の食堂でご飯を食べる際には、足元に置き、常に体に触れるようにしておく。

男性トイレで小便をする際、便器の上にスマホを乗せている人がいます。同じように海外のトイレでも置いたとします。それが狙われたらどうなるのでしょうか。小便をしているわけですからすぐに追いかけることはできない。現地の言葉で助けを呼ぶこともできない。警察への通報もできない。

スマホやパスポートは、ホテルの部屋以外の場所では、どこかに置いてはいけません。食堂のテーブルでも、電車の座席でも駅のベンチでも、すぐ脇であっても手を離してはダメです。必ずポケットかバックに入れること。私は財布、パスポートように小さな肩掛けバックを持っていきまし、スマホは常に首からぶら下げるスマホケースに入れておきます。

荷物を管理することは、旅の財産を管理することです。

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