大人バックパッカー(その20)予約もスマホ、迷ったらスマホ。旅はスマホから始まる。

アプリの先に旅があります。

その昔、旅に出ることは一仕事でした。準備をすることが面倒臭く旅をしない、という理由が成立するほど、今にして思えば手間がかかりました。

まずは旅行代理店に行き、エアラインを予約するところから旅は始まります。大手旅行代理店を利用できるほど予算に余裕がない。ガイドブックに広告が出ている中小の旅行代理店を探し足を運びます。
その旅行代理店がどれくらいきちんと仕事をするのか、信頼性があるのか、という評価は、ネットに評判があふれている今とは違い、何もありません(私はソニー系の代理店が東京・浜松町にあり、そこを利用していました。今のスカイゲートの元になっている会社です)。直感だけです。

時々年末になると、旅行代理店が飛ぶ、というニュースがありました。業者が倒産、もしくは行方不明になり、チケット購入者が旅に行けないという事態に陥ることが報じられることがありました(最近、そういえば聞きません)。

今、旅を始める際、旅行代理店に足を運ぶことは、私の場合はありません。ほぼほぼすべてをネットで済ませます。アゴダ、トリップアドバイザー、ブッキングコム、スカイキャンサー、エアトリといった旅行会社のアプリがスマホにダウンロードされています。そこで、ホテルも宿もすべて予約することができます。指先で旅を決められます。

旅に行きたいと思ったら、それが何カ月先であろうと、まずエアラインのチケットを予約してしまいます。そこから旅は始まります。仕事が忙しくて予定が立てられなくて、という嘆く人は、そもそも発想があべこべです。
まず旅があるのです。人生に旅はつきものです。旅を楽しんでいる人と、楽しんでいない人。この違い、充実度の差は大きい。

まず旅の予定を手帳やカレンダーに書き込みます。そこから逆算して仕事を片付ければいいだけです。忙しさを言い訳にしている限り、旅には出られないでしょう。私の場合、原稿を書くことを生業にしているので、旅先で原稿を書くこともあります。パソコンを持参し、ネット環境を探して(これが今、インドシナではほとんど大丈夫。ただし、不安定ではありますが)、日本に原稿を送ります。いい時代になりました。

年イチでもいい、年ニでもいい。とにかく海外を旅する、ということを決めます。いつか行きたいんだけど、だけでは、先には進みません。
私の場合、基本、夏と年末に1週間から10日の休みを確保しインドシナ周辺を旅し、それ以外の季節に2泊3日程度の休みが取れそうだとわかると、すぐさまエアラインを探して、香港、台湾、韓国に出かけるパターンをずっと続けて来ました。

アゴダ等でエアラインを取る際、まず自分はどの組なのか、つまりスターアライアンスなのか、ワンワールドなのか、スカイチームなのかはっきりさせる必要があります。そのほうが、のちのちマイレージで得することになるからです。もちろん、出張などであちらこちらに行く方は、複数グループをうまく利用できる人もいるかと思います。

私は仕事で飛行機に乗ることはありません。すべて旅で乗るだけです。ずっとANAに搭乗することを基本とし、旅先で飛行機移動をする際はスターアライアンス系を押さえます。
するとマイレージが少しずつたまります。旅する人にマイレージは、時々大きなプレゼントを運んでくれます。貯めない手はありません。

スマホで旅をして、マイレージをコツコツ貯める。私の旅の基本です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?