『釈迦の本心』空の思想って? 色即是空、空即是色

2500年前の 釈尊の本心はどのようなものであったのか。
仏教を哲学的に学んでも理解できなかったことが大川隆法総裁の「釈迦の本心」を読まれて ああ、こういうことだったのかと膝を打ったと得心がいった方は 僧侶のなかにもいらしたと聞きます。

今HSU(幸福の科学の大学に相当する教育機関)で教鞭をとられている松本氏はロンドンに留学中に この教えに出会われたそうです。




オーディオブックとして YouTubeにも あがっていましたので まとめて載せておきました。

初期の頃からの会員さんには 大川隆法総裁の講演テープをカーステレオにセットし車での 移動中にも  いつも 拝聴していたという熱心な方が多く いらっしゃいます。

求めていたものを ようやく見つけたという 感激が大きかったのですね。

第4章 「空」の思想のなかで このように説かれています。

🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀

結局、宗教とは実在界を科学することであり、実在界についての裏づけがない場合には、単なる哲学になってしまうのです。

「哲学と宗教の違いは、実在界についてどこまで踏み込んでいるか、実在界をどこまで現実に科学しているかという点にある」

と言っても過言ではないでしょう

🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀

実在界というのは 死後 肉体を去った世界でもあり、この世に生まれてくる前に私たちの魂が住んでいたところでもあります。
霊的世界のことですね。


釈迦の本心 第4章
 p161から少し引用します。

🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀

『般若心経』に出てくる「色即是空、空即是色」という言葉は有名であり、多くの人がご存知でしょう。
「色は即ち空に異ならず、空は即ち色に異ならない」というこの言葉は、仏教にとって非常に大事なことであると言われており、またこの言葉を知ることは、仏教が分かったような気持ちにさせる面もあります。

この「空」の思想は、次のように二段階に分けて理解されるべきでしょう。
 まず、「この世」と「あの世」という二分化されたものの見方を意味しています。この場合の「色」とは、三次元世界のことです。
 

「色即是空」とは「三次元世界は、ほんとうの世界ではなく『仮の世界』である。あの世の世界こそが『実の世界』であり、この世のものは、やがて滅び去っていくのだ」ということです。

どのような貴婦人も、どのような国王も、やがては肉体が朽ち果て、魂は地上を去り、実在の世界に還っていくのです。
 したがって、「色」、すなわち、外見に表れて目に見える姿は仮のものであり、やがてうつろい消えていくもの、実の世界に入っていくものです。そして、この実の世界は、目に見えないため、「空」と呼ばれるのです。

 

一方 、「空即是色」とは「実在の世界にある魂は、修一方行という目的を持って、三次元世界に何度も生まれ変わり、肉体をまとって生活する」ということです。
 目に見えぬ世界から、目に見える世界へと変わることなので、これを「空即是色」というのです。


 このように「空」の思想は、第一段階としては、この世とあの世の違い、この世とあの世との輪廻を説明するためのものなのです。
 しかし、これにはつぎなる意味、もっと奥の意味があります。それは、「この世とあの世を貫く世界をかたちづくっているもの、構成しているものの本質は何か」という問いにかかわっています。
 「唯心実相哲学」という言葉がありますが、これは「唯光実相哲学」と言い換えてもよいものです。
「三次元、四次元、五次元などという世界があると云われているが、ほんとうは、そうしたさまざまな世界があるわけではない。
 ただ光のみがある。
その光が実相をつくっている。
光のみ実相である。
その光が変化した姿が、さまざまな世界のありさまをつくっている。
霊の世界における仏の光が、
いろいろなかたちで霊体をつくり、
また霊体のなかにある光子体をつくっているのだ。
地上に現れるときには、それが霊子という核をつくり、霊子がもとになって、現代物理学でいう素粒子が誕生する。そして、素粒子がさらに大きな物質を構成していくのである。」
 こうした世界観があるのです。これは現代物理学の最先端とも一致しています。最先端の物理学によると、「素粒子というものは、粒子でもあり、波動でもある」と言われています。素粒子は、粒子としての正室を持ちながら、同時に、波としての性質も持っているのです。いま述べた世界観からは、素粒子が粒子と波の性質の両方を持っているのは当然というものは言えるでしょう。

仏の光という霊的エネルギーが物質をつくり、その物質が分解されると、霊的エネルギーに還元されるのです。このように、「エネルギーと物質が循環している」ということです思想も、「空」の思想と言うことができます。


「色即是空、空即是色」は、この観点から説明することもできます。現代の優れた科学観点をもってすれば、こうした領域まで「空」の思想は発展していくことになるのです。

🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀









いいなと思ったら応援しよう!