お父さんが治してやるからな 心臓病の娘のために町工場で人工心臓開発に挑んだ家族の物語 ディアファミリー
Mrs.グリーンアップルファンの息子の奥さんと息子が見てきた映画を勧めてくれました。
女の子が本当に可愛い
子役と成長したときの女優さんの 眼鏡の顔立ちがそのままで 違和感がない😊
お父さん役の大泉洋さん 初めて演技を見ました。
お母さん役の菅野美子さんは 奇跡のリンゴが印象に残ってます。
泣ける映画でした。
これは 実話だったのですね。
心臓病の娘を助けたいと人工心臓の開発に私財を投じて研究設備を作る町工場の社長さん
成せばなる
の精神で70年かかるだろうと言われていた親から受け継いだ工場の借金をアフリカの女性に髪止めを作り 売り込むことで7年で返したという プラス思考の経営者でもあります。
次女の佳美さんの心臓病を治してやりたいと 大学病院を訪ね歩き 私財を投じて共同で人工心臓の開発に取り組みますが
世界の研究では生存期間が伸ばすこともできないことが 明らかに。
さらに
動物実験、臨床試験だけで 2000億円以上もかかることや また、万一開発に成功しても弱っていく娘さんはもう助からないと医師から告げられます。
希望を失うお父さんは しかし、佳美さんの願いでもあった一人でも多くの命を救いたいという思いを 原動力に次に心臓カテーテルの開発に取り組みます。
採算を度外視してでも患者のサイズに
に合わせたたくさんの種類のバルーンカテーテルを作っていきました。
映画のモデルとなった筒井さんは言います。
自分の子(の命がかかっているときに)が採算が合わないからやらないって言われたときほど悲しい話はないと思うんです。
それは会社の利益を流用しても なんとしてもその患者さんにあったものを作って差し上げるのが我々の医療をやるものの責務だと思っているんです。
我が子は救えなかったけれども17万人の命を救ったカテーテルバルーンが 町工場の親父さんの 子供に対する愛から生まれたのです。
日本の 物作りには 利益の追求だけでない 愛の心、奉仕の精神が息づいているように思います。
日本のなかに まだまだこのような人がいらっしゃるのだと思います。
天使や菩薩は 宗教者だけではなく
松下幸之助さんや。 本田宗一郎さん、
豊田佐吉さん、稲盛和夫さんのような ものづくりの経営者、事業家の方にもいらっしゃいます。
大川隆法先生は 宗教の幹部よりも事業経営者のなかによほど人格の練れた人がいると 言われたこともありました。日本の経営者の精神のなかには 利潤追求だけでない 人間を大切にする心があったはずです。
家族の愛
挫けない不屈の精神
他者への愛
常に前向きでいること
日本の小さな企業家のなかにある
宝物を見る気がしました。
25日まで上映されるようです。