愉しみだと思っていたことが苦になること
食べることは、人生にとってのひとつの楽しみだと思います。
テレビではグルメ番組ばかりの時もありました。
デパ地下では スイーツのお店が軒を並べています。
美味しいものに対する話題は あまり対立することなくコミニュケーションの円滑油になったりもします。
私もやはりチョコレートを中心としてクッキーやプリンなど甘いものは好きで食べ出すとさらに食べたくなる という方なのですが、
大腸がんによる腸閉塞の手術をして以来 少し控えるようになっていました。
でも 少し体調が良くなると 甘いものには手が出てしまうのですね。
最近 内視鏡検査をまた受けることになりました。腸閉塞?お越しかけ?と気になる症状が出て 3年ぶりの大腸内視鏡検査です。
腸の中を綺麗にして置かなければ画像が写りませんから、前日は低残滓食 玉葱や繊維質のものダメ うどんやお粥のようなものは夜7時くらいまではよいようです。
翌日は 朝9時から内視鏡検査室の待機室でモビプレップという腸管洗浄剤溶液2Lとペットボトルの水500mlを渡されます。腸管洗浄剤1Lは約2時間半ほどかけて 間に水を挟みながら飲むので1.5Lほど飲むことになりますが、これが 紙コップ4杯辺り飲んだ頃から辛くなってきます。
同じ検査を受ける方は
「これは水責めだよね」
同感です。
便が尿のように透明にならないと検査を受けることができません。1L洗浄剤を飲んでもまだ透明にならないと追加で飲むことになります。
同じ検査を受ける方々が次々にOKが出るなか 14時を過ぎてもOKが出る状態でなく 追加で2杯飲んだあと気分が悪くなってしまいました。
なんとか 検査は受けることができましたが
この時ふと思いました。
食べることに対する執着を反省させられているのかもしれない。
胃腸が弱く ここに不調が出やすいということは 自制心をもって 食をコントロールしないといけないということだろう。
チョコレートやスイーツなどと 愉しみにしているものも、人それぞれの限度もあり越えてしまうと 体の不調に繋がる 苦しみになってしまう。
美味しいものを いろいろと食べられるということは幸せなことではあるけれども、いつの間にか 食に拘りすぎたり、美味しいものに目がなかったりすることは、悪には見えないけれども、
人間の本質が霊的存在であることを忘れて
眼 鼻 耳 舌 身 意 という 六根ー 肉体の感覚に基づく貪さぼりの心に陥っているのかもしれない。
この世を去ったときに
あの世に持って返ることができるのは
心だけ
だと言いますが、こういう心持ちでは
餓鬼道という世界にも繋がりますよと
予め教えられたのかなと思いました。
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