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家族で囲む食卓 映画 威風堂々を見て

なるせゆうせい監督の最新作

      「威風堂々」
ー奨学金という言い方やめてもらえますかー

観てきました。

社会派とされるこの映画は 今大学生の2人に1人が 大学教育を受けるために抱える奨学金という名の借金の問題に切り込んだ映画です。

そして、その借金の返済などのために 
ごく不通の女子大生が パパ活に追い込まれていく様子を描いていています。

30年間 給料は上がらない、初任給も変わらないのに学費だけは上がっていく。

両親の経済力が当てにできない 主人は
国公立を目指していますが 合格できず
400万を越える教育ローンを組んで私大に進学します。

3回生になった時 キャンパスが自宅から遠くなり アパートを借りて 幼馴染みの彼と同棲して生活費を抑えようとするのですが……

この映画を観る視点は
いくつもに分かれると思います。

どの切り口で観るかによって
また違った解釈になるでしょうが

私には 家族を考える映画となりました。


 家を出てアパート暮らしを始めるまでの
主人公が家族4人で食卓を囲むシーンが
何度か出てくるのです。

今どき このように家族揃って
食卓を囲む場面は 
少なくなっているのではないかと
思っていました。

その食事の最中に
父親や兄から発せられる
言葉に苛立つ主人公

実家での生活や
兄弟関係でも不満を
抱えていたのですが

最終的に


彼女が 一番危ないときに
助けてくれたのは
家族でした。

 家族の絆や愛を
感じさせてくれました。


今 総裁選では 夫婦別姓を進めようとしている
人が選挙に出ていますけれど

これ以上 家族の絆を壊す事になり
バラバラの個人になったときに
助け合える温かい関係が
ますます失われていくのではないかと
思います。


監督本来が意図しているものとは異なる受け取り方だっかもしれまんが 芸術作品はそれもありでしょうか☺️



なるせゆうせい監督の前作は
まだ2週間ほどはユーチューブで見れるようですね。















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