Colabo観戦雑記④ハラスメント
リーガルハラスメント
11月29日、colaboを支える会の記者会見で神原元弁護士が「リーガルハラスメントという言葉がある。合法的ないやがらせのこと。市民オンブズマン等が行うのは分かるが行政の透明性を高めたい等の目的でない(住民監査請求)や情報公開請求で得たものをネットで拡散させるのは制度の乱用である。」という趣旨の発言をしました。
はじめて見たときはびっくりしました。住民監査請求や情報公開というのは行政の怠慢を防ぐ為と思っていたのでどういう目的であれそういう制度を使用することが「合法的ないやがらせ」と捉えるのかと。そして自分たちのような立場にないものがそういうものを使用するのは許さないのかと。(しかも暇空さんの指摘は通っている)
おっしゃるようにいたずら目的で住民監査請求が乱発されると対応部署も疲弊するだろうし、請求が多発できないような工夫は必要だけど、今回に関して回数が多いわけでもないし、現在少なくとも東京都で多発しているような事例はない。(個人的には暇空さんが言うようにある程度のお金を払うシステムがよさそうかと思う。)
情報公開で得た情報を広めることはマスコも普通にしていることだし、市民オンブズマンを通じようとしても暇空さんによるとcolaboと利益相反になって扱わないみたいなので、すごく悪くとらえると
「自分たち以外が住民監査請求といったことはしちゃだめ」
という事をいいたいのではないかと思ってしまう。
colabo側の論調では住民監査請求における暇空さんの指摘がほとんどの「項目」が退けられたため事実無根のデマであることい主張しています。しかし、「ほとんどの項目は退けるが、退ける根拠とした精算はきっちりしていないので再調査」なので、今後きっちり精算したないと暇空さんの主張が通る可能性も残すし、そもそも精算がきっちりしてないことが大問題というのが普通の人の感想であないでしょうか。
サイバーハラスメント
1.16、犬飼淳のニュースレターで「サイバーハラスメント」という言葉を使用して暇空さんの行動を非難しています。
どうも「サイバーハラスメント」という言葉自体は以前からあるようですがしりませんでした。リーガルハラスメントと比べるとハラスメントにくっついていてもびっくりはしませんでしたが、ネット上で自分の主張をすることはハラスメントなのでしょうか?
ネットをオープンな言論の場と考えると言論の自由は保障されます。現在のtwitter等での暇空さんの主張に対して、きちんとした反論をし、それが正論であれば周囲はcolaboを支持し応援するようになるのではないでしょうか?それがきちんとできず、「自分が正しい」という主張しかしないので少なくとも自分はcolaboの主張をすべて受け入れる様には思いません。
左巻きの人たちは選挙で負けても「自分たちの主張は間違っていない、、認めない周りが悪いのだ」という考えで振舞っている様にみえるので理解してもらえないでしょうが・・・。
○○ハラスメント
世の中にはいろいろな言葉がハラスメントにくっつけられています。自分が一番最初に知ったハラスメントで恐らく最も有名なハラスメントは「セクシャルハラスメント」だと思います。
自分は40代でちょうど職場の文化の変わり目であると自覚していますがやはり上の世代に聞くとセクハラが蔓延しており今となっては大問題だし、大分無くなった問題だと思います。セクハラという言葉と意識は社会にかなり認識されており、自分の行動がそういうことに当てはまらないか見直すよい概念になったと思います。
しかしながらその他タケノコのように出てきたハラスメントに関しては「ハラスメント」という言葉を流用することでセクハラという偉大な概念と同じであると錯覚させるために使用されているのも多々あるように思います。
大半の人はそういうことは分かり切っており相手にしませんが、一部の人が他人を扇動するために使っている様に思うこともあります。言葉というのは背景も含めて構成されているのに背景も全く違うのに結果が少し似ているだけでセクハラに絡めてハラスメントという言葉をつけすぎるのはハラスメントの価値を落とすようにも思います。
たたき台として言葉を作り、みなにまず認知してもらうという方法で○○ハラスメントと付けるのは一つの手法としては分かりますが個人的には好きではありません。
セクハラ・パワハラ・モラハラぐらいでハラスメントという言葉が広がらないほうが個人的には整理されて良いのではないかと思います。