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サッカーで「スポーツ×観光」を考える【第1回】(球技)
皆さんごきげんよう。イツキPです。久しぶりの投稿になります。今回は、「スポーツと観光」について考えていきたいと思います。
と、その前に本投稿の1章で私のブログタイトルについて書いていますので、是非ご一読ください。
1.私のブログタイトルについて
本題に入る前に、私のブログタイトルが決まったので、ご報告します。「スポーツを考える」というテーマから『Thinking × sports』にブログタイトルが決まりました。
また、前回の投稿で取り上げる競技は武道と格闘技に分けて、剣道やボクシングそして、たまに球技などといった5種目程度しか挙げませんでしたが、ブログ投稿に慣れてきたら取り上げる競技も徐々に増やしていこうと方針転換しました。前回の投稿を見ていない方は、そちらから見ていただけるとこのタイトルになった理由や取り上げる競技についてよりわかりやすいと思います。今回の投稿がアップロードされた段階でブログタイトルを変更するようにします。
さらに、随時InstagramとX(旧Twitter)も開設しますので是非ご覧なってください。プロフィール欄に開設したSNSのリンク先を貼っておきます。
2.サッカーと観光を考える
(1)導入(背景)
さて、本題に入っていきます。
この投稿では、第1回目の投稿ということでサッカー(球技)にしました。取り上げるチームは、J1屈指の強豪クラブ「鹿島アントラーズ」とホームタウン地域である「茨城県鹿嶋市」のスポーツにおける観光について考えます。
今回の投稿のテーマに似たものを大学時代の卒論で扱ったのですが、なかなか論文となると堅苦しく思うような内容にならなかったのでここでは自由に、そして今回は+αで男性、女性のサッカーにおける試合観戦、観光需要について考えていこうと思います。
(2)鹿島アントラーズと鹿嶋市の概要
①鹿島アントラーズってどんなチーム?
サッカーが好きな方や鹿島アントラーズ(以下、アントラーズ)のファン・サポーター、ホームタウンにお住まいがある方々は、ご存知かと思います。アントラーズは、前述したように茨城県鹿嶋市(鉾田市、行方市、神栖市、潮来市の4市含む)をホームタウンとしています。鹿のエンブレムや熱狂的なサポーターが多いのが特徴的なプロサッカーチームです。ホームスタジアムは「県立カシマサッカースタジアム」(以下、カシマスタジアム)です。
かつて所属した選手は、ジーコ選手やアルシンド選手といったレジェンド級の海外選手や柴崎岳選手、内田篤人選手、大迫勇也選手(現ヴィッセル神戸所属)といったW杯の出場経験もある代表クラスの選手が在籍していました。2023シーズン現在も鈴木優磨選手(背番号40)がクラブの顔として活躍しています。
FIFAクラブワールドカップ2016年大会では決勝で欧州の強豪レアル・マドリードと対戦し4対2で敗れはしたものの準優勝という結果を残したJリーグが誇る強豪クラブです。ちなみに、今季の暫定リーグ順位は6位です(2023年7月28日時点)。
②鹿嶋市ってどんなところ?
簡単に鹿嶋市がどんなところなのか見ていきます。茨城県鹿嶋市は、県の南部に位置している海沿いの都市です。都会というよりかはのどかな田舎町と言ったところでしょうか。人も多くはなく、とても落ち着いた雰囲気でした。
電車を使うのであれば、水戸駅から鹿島臨海鉄道(以下、臨海鉄道)を使って鹿島神宮駅で降りると到着です。しかしながら、臨海鉄道は1駅の区間が長くワンマン車両で1〜2両編成がメインでした。また電車の本数も30分〜1時間おきです。
さらに、鹿島神宮駅からカシマスタジアムに行くには、スタジアムまでの専用バスを使うのもおすすめですが、1駅前にサッカースタジアム前駅があり試合観戦の際はそこを利用するのが最もおすすめです。ただし、試合日以外は利用することができません。
私は、鹿島神宮駅からスタジアムやクラブハウスに行くために鹿島コミュニティバスというものを利用しました。このバスを利用して、市役所や近所のスーパーなどが停留所になっていることに気付き、市民の足になっているのではないかと感じました(自家用車に乗ってる人のほうが多かったですが…😅)。
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🔴が鹿嶋市
地理院地図に筆者加筆
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3.アントラーズのスポーツ観光を考える
(1)現地に行った所感
ここからは、私が現地へ行った時の所感を述べていきます。 交通手段は車が最もオススメです。電車やバスもありますが1駅間が長いということや本数が少なく移動には時間がかかります。ただ、私が行った鹿島神宮やカシマスタジアム、アントラーズのクラブハウスはとても良いところでした。鹿島神宮は、アントラーズの必勝祈願が行われる神社でも有名で必勝祈願の他にもアントラーズとコラボした御朱印帳を授与してもらうこともできます。もちろん御朱印ももらうことができます。また、参道には「栄光の碑」と呼ばれるモニュメントが設置されていました。モニュメントの文章をよく読むと
多くの企業自治体の夢と希望を担って誕生した鹿島アントラーズは(中略)郷土の誇りとして住民の一体感を育み地域活性化に大きく貢献した
と書いてます。私は、アントラーズ=鹿嶋市の伝統であるのではないかと読み取れました。また、鹿嶋市やアントラーズが観光に力を入れているからなのか男女問わず多くの人が訪れていました。これはクラブハウスも同様のことが言えます(2回訪れましたが、1回目は雨で人が少なかったです)。どういうことか、現地で頂いた地図を観光マップを見ると鹿島神宮の他にスタジアムやクラブハウスが観光地として記載されていました。それくらい鹿嶋市にとっては「伝統」なのだということが考えられます。下の写真は御朱印帳と栄光の碑です。
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ただ、スタジアムは試合が無い日に行ったので人はまばらでした。スタジアム周辺の飲食店も調べてみましたが、ほとんど無いに等しいと言っても過言ではありませんでした。ただ、駅前や街の至る所には、アントラーズデザインの看板や広告があったり駅中には歴代のアントラーズのユニフォームが展示されていたりとサッカーを感じられるまちづくりになっていました。スタジアム周辺には、ジーコ選手の銅像があったり(見出しの写真はスタジアムとジーコ像のツーショット写真です)、その下には色んな選手の足形もあり、さらにサッカーミュージアムがあったりしました。
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左:サッカースタジアム前駅
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現川崎フロンターレ鬼木監督の足
さらに、クラブハウスは出入り自由になっていて、中では公開練習も行われており観覧も自由にできるようでした。グッズショップも併設されていて公開練習の帰りにグッズを買ったりすることもできます。また、ここには男性女性問わず訪れていました(でも、男性が多めだったような気がします)。
そこで、アントラーズの試合観戦者数男女の推移を調べてみました。すると、男性が59.5%に対して女性は40.5%でした。こうしたことを加味すると、男性も女性も楽しめそうで、まだまだ男性が多数の訪問・観戦者数だと思います。
さらに、観戦動機についても調べてみるとリーグ全体では「レジャーとして」という動機が5段階評価で4.09と高かったです。ちなみに最も高かった「好きなクラブの応援」が4.54だったのでレジャー目的で試合観戦する方も多いということげわかりました。
一方で、アントラーズはというとレジャー目的というよりは好きなクラブの応援やクラブの成績、イベントやスタジアムグルメが主な観戦動機となっているようです(2019年度Jリーグサマリーレポートより)。
ここから考えられることは、アントラーズはコアなファン層が多いのではないかということです。なので、スタジアムの周辺をボールパークのように施設を増やしてみても良いのではないかと思いました。
どういうことか、ガンバ大阪のホームスタジアムであるパナソニックスタジアムの周辺は万博公園やEXPOCITYなどの家族連れでも遊べる施設が揃っています。そうすることで、観光でも盛り上がれるし、男女問わずサッカーと観光を楽しめるのではないかと考えられます。
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4.最後に
いかがだったでしょうか。
少し論文みたいになってしまって読みにくかったのではないかと思います。
さて、今回はサッカーで観光をテーマに書いてきました。これを読んで「鹿嶋に行ってみよう」とか「サッカーを観に行ってみよう」と少しでも思って頂けると、このブログを書いた価値もありますし幸いです。アントラーズについてはサッカーで鹿嶋市を盛り上げようと頑張っているクラブなのではないかと現地に行ってみて改めて思いました。
次は、アントラーズと同じくらい熱狂的な浦和レッズのホームタウンに行ってみようかなと思います。そして、浦和と鹿島に行ってみてサッカーにおける観光を比較したりしても面白いのかなと……また、浦和レッズは男子も女子もチームがあります。男子チームは2023アジアチャンピオンズリーグ優勝を果たしていますし、女子チームはWEリーグの22ー23シーズンで優勝しています。そこで、男子サッカーと女子サッカーの強さの秘訣についても浦和に行って調べてみるのもいいのかなと思っています。
あくまで、個人の見解ですので温かい目で読んで頂けると幸いです。また、この投稿を読んで頂けましたら是非、新たに開設する各種SNSのコメント欄などにアドバイス等を頂けると幸いです。アドバイスを参考にして今後の投稿をより良いものにしていこうと思います(改めて、開設したSNSのリンク先はプロフィール欄に貼付予定です)。
次回予告
次回の投稿は日本拳法に関する投稿を考えています。
現在、次の取材先を探しています。なので取材してほしいという方や団体様がおられましたら是非、取材依頼も大歓迎です。取材依頼のほうはInstagramのDMかコメント欄にてお待ちしております。
では、今回はこの辺で。
※参考文献:Jリーグスタジアム観戦者調査サマリーレポート(2019年度版)
※この投稿内の写真は全て2022年10月13日〜14日に筆者が撮影したものです(見出しの写真も含む)。