クロノクロス エルニド諸島における「龍神信仰」は、フェイトによってエルニド諸島の原住民の記憶に植え付けられたものなのかもしれない。
「龍神信仰」とは?
クロノクロスの舞台であるエルニド諸島には「龍神信仰」というものがあります。
「龍神信仰」というものがどんなものなのかというと・・・
とりあえず、エルニド諸島では自然というのは6匹の「龍神」によってバランスが保たれている、という信仰ですね。
エルニド諸島というのは、自然豊かな環境なので、その自然環境とそれを生み出した「龍神」を、エルニド諸島の人々が信仰するのはごく当たり前のことですね。
僕自身も、ゲームの世界の風景ですが、
東南アジアの雰囲気が好きなので、エルニド諸島の風景を見て、「あぁ、のんびりしていて素晴らしい風景だなぁ」と思ってしまいます。
「龍神信仰」はフェイトによってエルニド諸島の原住民の記憶に植え付けられたものなのかもしれない。
それで、今回のブログの本題なんですが、【「龍神信仰」というものは、フェイトによってエルニド諸島の原住民の記憶に植え付けられたものなのかもしれない。】ということについて考えいきたいと思います。
BC10000年代におけるクロノポリスとディノポリスの戦争
AD2400年代の未来の世界からタイムクラッシュにより、クロノポリス(人類)がBC10000年代の過去にタイムスリップしてきます。
その後、別次元のAD2400年代の未来の世界からディノポリス(龍人)もBC10000年代の過去にタイムスリップしてきます。
クロノポリスとディノポリスは戦争となり、最終的にクロノポリス側が勝利することとなります。
ディノポリスとの戦争に勝利したクロノポリスは、当時は海しかなかったエルニド海域に人工島を造設していく。
ディノポリス(龍人)との戦争に勝利したクロノポリス(人類)は、龍人たちが生み出しだ自然制御システムである「龍神」を、人類のために利用することにします。
「龍神」の力を6つに分けて管理して、その力を利用して、海しかなかったエルニド海域に人工島を造設していきます。
龍神信仰のスポットである、「古龍の砦」「龍神の滝」も人工島の造設と共に造られた。
エルニド海域は、元々は海しかない場所でした。クロノポリスでは、人工島造設前のエルニド海域と、人工島造設後のエルニド海域を確認することができます。
人工島造設前のエルニド海域には、「クロノポリス」と「世界のへそ」しか島はありません。
そして、人工島造設後のエルニド海域は、クロノクロスのゲーム本編で旅する現在のエルニド諸島の様々な島が形成されています。
エルニド本島(アルニ村やテルミナがある、エルニド諸島で一番大きな島)には、現在は廃れてしまった龍神信仰の名残を残す「古龍の砦」や「龍神の滝」が存在します。
このことから考えると、人類との戦争に負けた龍人たちが遺した場所だと思われていた「古龍の砦」や「龍神の滝」というのは、龍人ではなく、人類(クロノポリスのフェイト)が造り出したものだったのではないでしょうか。
また、「龍神信仰」というもの自体も、龍人が生み出したものではなく、フェイトが造り出したものだったのではないでしょうか。
エルニド諸島の国造り神話として、フェイトが「龍神信仰」をエルニドの原住民の記憶に植え付けたのでは?
では、なぜフェイトはエルニド海域の人工島造設の際に、このような「龍神信仰」を作り出したのでしょうか。
エルニド諸島の原住民は、フェイトによって記憶を操作されたクロノポリスの研究員たちです。
AD2400年代からBC10000年代の過去へタイムスリップしたフェイトを含むクロノポリスは、歴史の大幅な改変によって自分たちの存在が消えてしまわないように、BC10000年代からAD2400年代までの約12400年間の歴史を管理していかなければなりません。
そのために、エルニド諸島の原住民であるクロノポリスの研究員たちは、フェイトにより未来の記憶を消去及び操作された上で、クロノポリスからエルニドの各島々に移住させられたのです。
フェイトによって記憶を操作されてエルニドの各島々に住み着いた原住民は、エルニド諸島の島々で生きていく中で、「なぜ自分たちはここにいるのか?」「我々が住んでいるエルニド諸島はどのようにして生み出されたのか?」ということについて考えることもあったはずです。
人類というのは、どこの国や地域でも、自分たちの出自を考えるために「神話」というものを考え出します。
神話というものは現代の人間から見ると荒唐無稽な物語です。しかし、自分たちが遠い昔にどこからやってきたのか、自分の存在とはどのようなものか、国や地域を治めていくためには一定の共通した考え方などが必要になってきます。
フェイトはタイムパラドクスが発生して、自分の存在やクロノポリスが消滅してしまわないように、BC10000年代からAD2400年代までの約12400年間の歴史を大きく変化させることは避けなければなりませんでした。
そのために、エルニド諸島の原住民の記憶を操作して、彼らの行動を監視し続けてきました。
「龍神信仰」という、自然への崇拝心をエルニドの原住民に植え付けることで、自然を崇拝し、エルニドの開発を遅らせ、ゼナン大切とエルニド諸島の交流を極力少なくして、歴史の大幅な改変を避けようとしていたのではないでしょうか。
エルニド諸島の豊かな自然を見ていると、太古の昔に偉大な龍がこの島々を生み出した、とエルニドの原住民が考えて、「龍神信仰」が形成されていったことも、ごく自然なことと想像されます。
しかし、もしかしたらその「龍神信仰」というものは、フェイトによってエルニドの原住民の記憶に植え付けられた、人工的に生み出されたものなのかもしれないですね。
まとめ
というわけで、今回は、「エルニド諸島における【龍神信仰】はフェイトによってエルニド諸島の原住民の記憶に植え付けられたものかもしれない」ということを考えてみました。
昔に遊んだゲームを深く探ってみると、色んな空想が広がったり、新たな発見があったりして楽しいですね。