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朝比奈あすか「君たちは今が世界」をざっくり紹介

どうもこんにちは。デニッシュです。
今回は、数年前に初めて読んだ本「君たちは今が世界」をざっくり紹介します。
これは、ある小学校の、学級崩壊気味の一つの六年生クラスの様子を綴った小説です。
…「六年生クラスの様子を綴った小説」とは書きましたが、実際にスポットライトを当てられているのは五人の小学生だけです。
では、なぜ「六年生クラスの様子を綴った小説」と書いたのか。
それは、詳しく描写されているのはたった五人だけなはずなのに、読んでいるこちらが小学生時代の記憶を呼び起こされるくらい、その一つのクラスの様子、性格がぽっかりと浮かび上がって来るからです。
なので、私も読んでいてすごく古傷を抉られるような感触を覚えました。
でも、この小説の凄いところは、確かに古傷を抉ってくるのだけれど、未だに自分が覚えている「小学生だった頃の自分」を慰めてくれるところ。
登場人物の立場、思考、感情に共感することで、自分が小学生の時に経験した全ては、自分だけに起こったものでは無かったのだと知ることが出来るのです。

…色々書いたけれど、私が伝えたいことは結局、
朝比奈あすか「君たちは今が世界」読んでみてね、ということ。


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