断髪小説「入社条件”ヘアショーモデル”(前書き)」
今作は「ヘアショーモデル」をテーマにしました!
某有名サロンになんとしても入社したいと熱望する美容学生が採用を勝ち取るために、ヘアショーモデルになる物語です。
※小説内に登場する人物や出来事はフィクションです。
美容学校にて…
アンナ
「絶対あのサロンに入社したいんです!!」
美容学校教員
「アンナさんじゃ…難しいと思うよ…」
アンナ
「なんでですか!私はあそこじゃないとダメなんです!」
教員
「気持ちはわかるけど…あそこは倍率がすごいからね…」
「私の知り合いにあのサロンのスタイリストがいるから一応話してあげるわ」
アンナ
「本当ですか!ありがとうございます!!」
アンナは美容学生で某有名サロンに入社したいと思っていた。
ただ、成績もそこまで良くなく、
何か強みがあるわけでもない。
教員が難しいと言うのも納得である。
数日後…
教員
「アンナさん、あのサロンのスタイリストが時間を取ってくれるそうよ」
「よかったわね」
アンナ
「本当ですか!?」
教員
「週末にサロン近くのカフェで話を聞いてくれると言っていたわ」
アンナ
「ありがとうございます!」
アンナは絶対にこのチャンスを逃すわけにはいかないと意気込んでいた。
週末、サロン近くのカフェにて…
スタイリスト
「アンナさんかな?」
アンナ
「はい!アンナです!お忙しい中すみません!」
スタイリスト
「いえいえ!」
「リョウと言います!うちのサロンに入りたいって聞いたよ」
アンナ
「はい!絶対入りたいんです!!」
リョウ
「んー、わかっているとは思うけど…」
「うちは倍率が高いんだよ」
アンナ
「わかっています…でもどうしても入りたくて…」
リョウ
「残酷なことを言うけど…なかなか難しいと思う」
「美容学校の先生からアンナさんのこと聞いたけど、今のままでは厳しいよ」
アンナ
「…」
アンナは黙り込んでしまう
リョウ
「これ、僕の連絡先だから。また話は聞いてあげるよ」
「アンナさんの入社したい気持ちはよく分かったからさ」
リョウはそう言うと足早にサロンに戻って行った。
リョウは今のアンナでは入社は難しいと思った。
しかし、アンナが入社を強く望む姿勢に心を打たれたために連絡先を渡したのだ。
一方のアンナは現実を突きつけられてへこんだものの、
なんとしてもリョウのサロンに入社したいという気持ちは折れていなかった。
数日後…
リョウ
「やばいな」
「今度のヘアショーモデルさんが体調不良でキャンセルかあ」
リョウの同僚
「リョウ、どうした?」
リョウ
「いや、今度のヘアショーモデルさんがキャンセルって…」
リョウの同僚
「今度のヘアショーって今週末?」
「やばくね?」
リョウ
「まじでやばい…」「今からモデルさん募集しても間に合うか…」
リョウの同僚
「急遽頼める知り合いとかいないの?」
リョウ
「知り合いかあ…」
前書きはここまでになります。
本編の公開は今週末(3月16日か17日)を予定しています!
これまで「週刊断髪新聞」をメインで更新していましたが、しばらしく更新を中断して"断髪小説の執筆"に集中したいと思います。
今後も断髪小説を継続して公開していきます!
よろしくお願いします!!