帰国。ワーホリという枠に囚われたぼく。③
滞在2週目にして仕事を始められ、
そこからたった1週間で辞めてしまった経緯を今回はお話しします。
仕事内容は以前日本でやっていた接客業だったので、大まかなところは問題ありませんでした。
相手が現地の人で商品の案内を聞かれることがよくありましたが、拙い英語と経験とスマホなどを使った対応力でこなせていました。
職場の人間関係もパワハラとかはなく、いい人ばかりでした。
気になっていたのは、
・一気に届く大量の荷物、
・効率を重視されるやり方、
・バックルームの整理の仕方、
・朝早くの出勤、
・夜遅くの帰宅、
・初めの人間関係の慣れ
が主に気になっていました。
大量の荷物に関しては一気に来るので、これを僕だけでなくみんなで協力して捌くこと。
もちろんこれは仕事なのですが、
これを僕は必要以上に新人のくせに
重く受け止めてしまっていたと思います。
1人これくらいノルマみたいなのがあり、
それを捌かないとというプレッシャーを1人で勝手に必要以上に。
効率を重視されるやり方は
これも仕事だからですが、、
(いやそう考えている時点でストレスだと思ってる)
前職の経験もあり、あまりいいやり方、あまりしっくりこないやり方に少しモヤモヤしていた部分がありました。
倉庫の整理の仕方も同じで、もっと時間をかけて綺麗に整理すれば手間かけなくて済むのにとここにはここのやり方、事情があるにも関わらず、そこに抵抗感を持っていたことがありました。
毎回手間だなーなんでもっとこうしないの?
と相手のやり方が悪いと一方的には思ってませんが、そこに抵抗感があることは正直な自分の感情なのでそこに嘘をつくことは完全に消し去ることはできませんでした。
僕は効率的、生産的なものを、人には求めないタイプで、あまり干渉されたくないわがまま野郎で、新人だから教えてくれていたはずなのに、業務は素直に従ってやっていましたが、ずっとモヤモヤしていました。
僕はその人はその人なりのやり方でやっていこうという組織には向いていない人なのかもしれません。
でも、一応やってこれてきてしまった経験もありますが。
僕は朝が弱いので朝からのスタートだと、準備してバスで移動してとなると、個人的には7時半起きはものすごく早めのスタートだと感じています。
早起き、バスの1時間移動だけでも嫌だなーストレスだなと感じていました。
夜も帰宅が10時半で翌日7時半起きとなると寝ることしかできません。
夜遅いことはそこまでストレスないです。
人間関係に関しては僕にとってはすごく影響を受けやすい性格で、
人の目を気にするので、
今忙しそうだから声かけない方がいいかな、、
まだ、ちゃんと覚えられてないな、、
怒られるかな、、
また、聞き直すの申し訳ないな、、
と思ってしまい、
なかなかしんどかったです。
そう、悪役は誰もいないのに、勝手に僕の頭が悪役に仕立て上げてるに過ぎないのです。
僕だったら来た人には優しい感じでなるべく居心地よく仕事をしてくれたらいいなと思うので、気さくに話しかけたり、気にかけたりしますが、それを他人に押し付けてはいけませんよね。
そこも僕のよくないところです。
これももちろん全てですが、僕のせいではあります。
こいう思考だから問題なんだろうと。
でも、一度そう感じ取ったらそこを塗り替えることはできません。
そんな器用なことみんなできているのか、そう考えられないのか分かりませんが、
羨ましいです。ぼくは。
そういう小さいような僕にとってはそこそこ大きいストレスと恐らく生活環境が大きく変わった無意識のストレス、燃え尽き症候群のような可能性の状態とが全て重なって、1週間後のある日。
僕は出社するためバスの移動中、
張っていた糸がブチっと思い切り切れたような感覚が心の中でなり、
(あ、もう、だめだ。)
と、泣きながら俯き、近くのバスストップで降り、図書館に駆け込みました。
メッセージで辞職を伝え、
唯一あったワンピースの冬島編で
また涙しました。
④へ続きます。
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