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Day2】愛犬共生住宅時代の幕開け #2

4.「 プロフィール 」

2019年、お世話になった北海道名寄市の牧場へ。

学生時代に畜産を学び、北海道の牧場での就業経験もあり、愛玩動物だけでなく、いわゆる産業動物の世界も見てきました。(ショーマンコンテストという牛引きの大会でも優勝しています 笑)
よく言われます、犬猫の殺処分より多くの牛や豚を殺して人は皆食べているじゃないか、あなたも。
そうですね、ただ産業、愛玩、両方の動物の世界を見たうえで両者にははっきりとした違いがあるとボクは考えています。
それはその死に誰かの感謝があるかどうか。
人のエゴと言われればそこまでですが、人だって誰かに感謝されて死にたくないでしょうか。何かの役に立ち、役目を果たし、その死に意味があるのなら生きた理由も出てきます。
人は肉や魚を食べる時、感謝をしていませんか。
では殺処分される犬猫に誰か感謝をしていますか。何かの役に立っていますか。役目を果たしましたか。その死に意味がありますか。
人の考えは様々です。でもそんな思いも持ちつつこの愛犬共生住宅のプロジェクトを進めています。

我が家の息子たち
【 子供が生まれたら犬を飼いなさい 】

子供が赤ん坊の時、
子供の良き守り手となるでしょう。

子供が幼少期の時、
子供の良き遊び相手となるでしょう。

子供が少年期の時、
子供の良き理解者となるでしょう。

そして子供が青年になった時、
自らの死をもって子供に命の尊さを教えるでしょう。
イギリスのことわざ

ボクが犬を飼い始めたのは、結婚してから8年続いた不妊によって子供ができなかった時期。
授かりものであり、ここまでやればというものも存在せず底なし沼にいるような毎日だった私たち夫婦を、子供の様に癒してくれたのは愛犬でした。
可愛いがゆえにしつけがスイートになり(それは違うと仰られる方もおられるでしょうが、いろいろな飼い主がいる事、また記事にさせて頂きます)、分離不安時のマーキング等により賃貸住居での建材が荒れて、退去時に28万円の修繕の請求書を頂く事に。

ただ、自分たちだけかと思いきや、知り合いはもちろん、動物の専門であるはずの犬を飼っている獣医さんやトリマーさん、ブリーダーさんの家でも荒れているお家がある事を知ります。
なぜ知れたのか、それはボク自身が家電量販店の電気工事者として、多い日は1日20件以上ものお客様のお家の中に上がり込む仕事をしていたからです。他と比較してもそれだけ毎日いろいろな家の中を見れる職業は他にはありません。およそ20年、トータルで5万5千から6万件のお家に上がり込みました。
たくさんの犬を飼っておられるお客様のお家の状況を見て、会話の中で犬を飼う事の良さや問題を自然に聞く事もできました。
某有名家電量販店の工事者として、お客様からの良いアンケートはがき獲得件数で評価される顧客満足度コンテストでも2年連続で全国最優秀表彰を頂いた事があります。
それだけ工事だけでなく、お客様のいろいろなドラマに立ち会いました。
その中にはペットにおけるお家の問題も多くありました。

犬と暮らすには、「しつけ」「愛情」「責任」「覚悟」といったソフトの面だけでなく、ほとんど話題に上らない「住環境」というハードも整備していく事が大切だと思えるのは、その経験があったからとも言えます。

もし、動物園に犬を展示するとなった時、そのゲージの中はクロスやフローリングで仕上げるだろうか? 仕上げるとどうなるか。

そんな事を考えながら毎日を過ごしています。。

池田 裕二  #犬築家
二級建築士 増改築相談員
一級愛玩動物飼養管理士 愛犬家住宅コーディネーター 愛犬飼育管理士 ペット共生住宅管理士


という事で、次回は伝えたい思いを。

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