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元アイドルと付き合うと大変なことがたくさんあります。

理:ね...ねぇ、ほんとに言っていいのかな...


由:だから大丈夫だって〜


由:実の姉が許可出してるんだからさっ


理:で...でもぉ...。


由:〇〇は理佐のこと一途に思ってたんだよ?


由:だったら理佐も強気で行かないと!


理:それで告白が成功するかって言われたらさぁ...ふぇぇ..


由:とりあえず、あとで〇〇にちゃんと伝えること


由:いいね?


理:ふぁぃ...








~~~~








由:今日は理佐卒業祝いパーティーに来て頂き...


〇:由依姉、ここぼくたちの家だよね...?


由:まさか、こんな大人数の方に来ていただけるなんて...


〇:見渡す限り由依姉と理佐さんしか居ないけど


由:ぶぅー。こう言うのは雰囲気が大事なの


理:ふふっ...笑



ただ今、渡邉理佐 卒業コンサートが終了し、櫻坂メンバー、スタッフさんとの打ち上げ後の二次会がウチ、小林家で行われている。



理:〇〇も今日は見に来てくれてありがとうね


〇:いえ、行かないなんて選択肢はなかったですから


由:関係者席に通してあげようかと思ってたらもうチケット持っててビックリしたよね


〇:そりゃ、一次で取るでしょう。


由:さすが理佐だいすきっ子ですな


〇:ずっとずっと”推しメン”なので


由:由依ちゃんは?


〇:......


由:おい。


理:推しメンか...


〇:えっ?


由:ん?


理:〇...〇〇っ...!


〇:は、はい...



理佐は〇〇の手を掴み見つめ合いながら告げる



理:わたしは〇〇と推しメン以上の関係に...なりたいよ...?


理:だから、その...理佐ちゃんを彼女にして...





由:わぁ、大胆


理:...///


由:ほらっ、〇〇は?


〇:も...もちろんですっ...!僕でいいのなら...


由:そんだけ?


理:推しメンからの告白なんだからもっと無い訳...?



え。急に理佐さん由依姉側につくじゃないですか...









~~~~







そんなことが2年前にあり、今や半同居。週に3回会うといった形で暮らしている。


理佐さんからは、



理:一緒に住もうよ


理:わたしは、〇〇と住みたい...



なんて言われたが、なんせ理佐さんは卒業後も専属モデルとして現役で活躍している方


今の時代、文春や週刊誌などに写真を撮られたら面倒だ




【元アイドル渡邉理佐 一般ファンと交際か?!】




なんて記事の見出しが出るのはごめんだ。


なので、完全同居は結婚してからと理佐さんにも伝え理解してもらっている。



そして、今日は理佐さんの家に行く日。


将来的に結婚したら理佐さんの家に住むのかなぁ...とか考えたりも...。







理:〇〇きゅ〜ん



出た。理佐さん特有の変な呼び方をする時はだいたい無茶な要求をしてくる時のやつだ



〇:な、なんでしょうか


理:秋さんもこんにちはしてきた今日この頃


理:わたしとデートをしませんか!


〇:デートですか...?!



思ってたより軽い要求が来たので動揺が...



理:やったやった~


理:準備してくるっ!



走って衣装部屋へ行った理佐さんはまるで子どものよう





理:〇〇殿いくぞっ


〇:あれ...いつもの変装は?



いつものマスク、メガネ、帽子の変装三銃士が居ない



理:秋だからっ!


〇:...?


理:秋特有の涼しさを感じたいから要らないかなぁと


〇:でも撮られたりした...


理:はーい行くよ〜


〇:ちょ、ちょ、、ほんとに、、?!


理佐さんに腕を捕まれ、無理やり歩き出す


理佐さんの腕を引っ張る力めちゃ強いし...






...




...






お昼 2時。



理佐と〇〇は近くの公園のベンチで仲良く手をつなぎながら座っていた。



理:デートって言っても時間ないから今日は公園でゆっくりしよっか


〇:理佐さんが良ければぼくはなんでもいいですよ


理:〇〇も自分の感情ちゃんと出したらいいのに~


〇:感情ですか...


理:そっ、なんでもいいから出してみ?


〇:パッと思いついたのだと...コーヒー飲みたいとか...ですかね


理:おぉ、いいじゃんわたしも飲みたかったし買ってくるよ


〇:いいですよぼくが買ってきますよ、理佐さんは待っててください


理:じゃお言葉に甘えよっかな~


〇:まかせてください!



そう言って近くのカフェに向かった〇〇



理:ふふっ...笑


理:そういう所がかわいくて大好きなんだよなぁ~




...








〇:理佐さん買ってきましたよ~


理:さんきゅ〜


〇:そういえば、コーヒー買って、こっち向かってる時、聞き込みしてる記者?らしき人が居たので気をつけた方がいいかも...?


理:なるほどね~


理:コーヒーも買えたことだし帰るかっ


理:帰ってイチャイチャしようね~ツンッ


〇:ほっぺツンってしないでくださいよ...//


〇:子どもじゃないんですから..//


理:まだまだ子供だよ〜ん、はいっ帰るよ〜






...




...





理佐さん家のエントランスの近くに来た時...



理:...それで由依がね~


〇:由依姉にもそんな一面あったんですね笑


理:意外とそういうとこあるから...



『すみません。文春△△のものなのですが、渡邉理佐さんでしょうか』



〇:(うわっ...文春じゃん...。1番恐れてたのに...)


理:そうですけど、なんでしょう...?



『お隣におられる方は...マネージャーさんですか...』



ここは...理佐さんのためにウソをつくしか...



〇:渡邉理佐のマネージャーをしている〇...


理:彼氏ですっ


〇:、、、?!



『彼氏と言うのは...マネージャーをやられて?』



理:わたしが愛してやまない彼氏です


〇:り...理佐さんっ...?!


理:彼と結婚まで考えていますっ。



『えっ』



〇:えっ、、?!?!



『なぜ、あなたも驚いて...』



〇:はじめて知ったので...


理:それでは






ガチャッ...。




理:〇〇...


〇:は、はいぃっ...


理:さっきの話聞いたよね...?


〇:は...はい...


理:じゃあさっ...





理:まずは、明日由依に報告しに行こっか...//







fin.


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