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隣人の理佐さんはよくウチに来ます

ガチャッ...。


?:ただいまー


?:〇〇くんー!お風呂湧いてる~?


〇:まだ、お風呂入れてないですよ。”理佐”さん


理:家事をして妻の帰りを待つのが夫の役割でもあるでしょう?!


理:1番は妻である理佐ちゃんを甘やかすことだけ...


〇:そのぉ...ぼく、一人暮らしですから。


理:ま...まさか...夫婦別居...?!


〇:いや、僕たち結婚してませんから。


〇:ただの隣人同士なだけですから


僕と理佐さんはただのマンションの隣人関係なだけだ。


〇:理佐さん急にウチに入ってくるのやめてくださいよ


理:カギ閉めない方が不用心だよ?


理:ウチのマンションオートロックないんだから気をつけなよ


僕がカギを閉めないことがきっかけである...。



~~~~



ある時。



ピンポーン



〇:はーい!


モニターを見るとそこには隣人の渡邉理佐さんが居た。


理:あ、〇〇くんっ!えっとぉ...


理佐さんは僕を見るなりなぜか、歯切れが悪くなった...。


〇:どうしました?


理:...すきっ...//


理:っ...じゃなくて..///



いま、理佐さんすきって言った?

勘違いか...?


〇:ゆっくりでいいですよ?


理:えっとぉ...すき焼きを...作りすぎちゃって...//


理:少しどうかな...?



「好き」じゃなくて「すき焼き」か。

でもすき焼きは好きだから貰っちゃうか...?



〇:逆に頂いちゃっていいんですか?


理:も...もちろんっ...!〇〇くんにたべてもらうためにぃ...//


〇:ん?ちょっと声が小さくて聞こえなかったんですけどなんて言いました?


理:っ...うっさい...!//


〇:えぇ...なんかごめんなさい...


理:じゃっ...後で持っていくからっ...!


〇:カギ開いてるんでピンポンなしでいつでも来ちゃってください!


理:えっ...//こんなわたしが...いいのっ...//


こんなわたしが...?ちょっとよくわかんないけど....。


〇:別にいいですよ...?


理:よっしゃ...///



~数分後~


ガチャッ...


理:ダーリン帰ってきたよ~...///


〇:ダ...ダーリンってなにごとですかっ...?!


理:こういうの憧れてたから...//


理佐さんにダーリンと呼ばれ動揺した僕は玄関に向かうと鍋を持った理佐さんが居た。


〇:えっ、なべ、?


理:そりゃ、すき焼きは鍋で作るでしょ?


〇:そうですけど...タッパーとかで分けてくれるのかと...


理:わたしも分けるならタッパー派だなぁ


〇:じゃあ、なんで鍋を...


理:一緒に食べるからでしょ?


〇:へっ?


理:なによ〜今更部屋が汚いからって言ってもダメだよ~?


理:ねね、リビング入ってもいい?


〇:あ、あぁ、、、いいですけど...。


理:早く食べよ~!






~~~~







なんてことがあってから、理佐さんはよくウチに来るようになった。



理:そうだ、〇〇くん...。この後、私の家来ない...?


〇:い...いいんですか...


理:いつも、〇〇くんのウチばっかお邪魔してるし...申し訳なくて...さ...?


〇:理佐さんが勝手に来てるだk...


理:申し訳ないじゃん?!


理佐さんの圧が...。


理:申し訳ないよね?!


「申し訳ないよね?!」は違くないか...理佐さんよ...。


〇:じゃあ、、お邪魔します...。


理:は〜い!


理:5分後に来てねっ!


そう言い、理佐さんは玄関に向かい、


理:あっ、カギは開いている  か  ら   ね...///


出ていった。



〇:5分後...行くかぁ...。







~5分後~



〇:理佐さんのところ行くかぁ...


なんか持っていった方がいいかな...。


あ、前理佐さんが酔ってウチ来た時に忘れて帰った下着...ついでに返すか...。


忘れて帰ったって...アレですからね...理佐さんが寝て、ウチで洗濯をして忘れただけですからね。



ガチャッ...。


〇:お邪魔しま~す...。


理:いらっしゃいダーリン♡






〇:ダーリンじゃないですから...ってなんでそんな姿...?!?!


理:なんで〇〇くんがわたしのブラ持ってるの...?!


〇:こ..これは理佐さんがウチに忘れて帰ったやつですよ...!


理:でも、数ヶ月間のじゃ...?お気に入りのないと思ったら...


理:もぉ...//〇〇くんもムッツリなんだから...♡



ガチャッン...。



理:こっち来て...//



理佐さんはカギを閉め、ぼくの腕を引っ張りベッドがある部屋に連れられる。


理:〇〇くん時間あるよね...♡



グィィ...


ドサッ...



え...いま...理佐さんに押し倒されている...?


〇:な...なんですか...


理:わたしもそんな軽々男の人をウチに呼んだり、行ったりしないの


理:最近、親にね『理佐も早く結婚したらどうだ』って言われて「いい人とは順調」って言っちゃったの


〇:そ、そうなんですね...良かったです


理:...まだ分かんないのかなぁ?


〇:ヒャッ...!



首にツーっと感覚が理佐さんのキレイな指で伝わる。



理:ふふっ...かわいい


理:ねぇ、〇〇くん...








理:本当にわたしのダーリンになってよ...//




fin.

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