瞳月さんはツンデレを隠そうとしているみたいですがマネージャーにはバレバレですよ...。
新年一発目となるシングルが発表され、振り入れやMVなどの制作でメンバーだけでなくマネージャー陣も忙しい日々が続く。
中でもメンバーが一番疲労溜まっているに違いない。
ただ最近、メンバー達が疲れているが故なのかとても甘えようとしてくる。
これはイチマネージャーとして思う。
瞳:この日、ついてきてくれるマネージャーさんって〇〇さんですか…?
休憩時間になると最近、すぐさま近くに来る瞳月。
「なんでそんなに急いでくるの?」
と聞いてみたこともあった
本人曰くすぐに来る理由はイスを確保するためだとか…
『決して…〇〇さんの近くにいたいからとかじゃないからなっ…!』
と言われたこともあった。
〇:この日は△△さんが同行かな
瞳:えぇ…〇〇さんじゃないんですか…
〇:ちがうよ
〇:そんなこと言ったら△△さんが悲しむよ?
瞳:いいんです。△△さんとは仲いいんで
〇:そうなんだ
瞳:あっ、でも…
○:ん、?
瞳:しーは〇〇さんの方が仲いいで
〇:うん、ありがとう
瞳:むぅ…反応薄いなぁ…
瞳:ホンマやのに…
保:もう疲れたわ〜
保:ほにょ動けへーん
麗:ほんとに〜
麗:れなの足がパンパカパンだよ〜
保:ほのの癒しが足りてへーん
麗:れなも〜
保:やっぱり癒しと言ったら
麗:あの人呼ぶしかないよね〜?
保:そうよなぁ〜?
保 麗:〇〇さ〜ん!!
〇:ん…?
〇:今呼ばれた?
瞳:気のせいです
〇:ほんとに…?
瞳:ホンマです
○:ほんまかぁ...
瞳:しーが言ってんですよ、
○:"しーが言ってるから"なんなの...?
瞳:だから、しーが言ってるからホンマなんです
〇:よくわかんないけどそうなのかな
瞳:そうです
保:あれ、〇〇さんおらんのかなぁ
麗:あれれ〜?
麗:おかしいなぁ〜?
麗:いるはずだけどなぁ〜?
保:じゃあ余計おかしいやん
保:聞こえてない方がアカやん
麗:たしかにね〜
保:すぅ...
保:○○さーん!!
ひ:保乃ちゃん声でか。
天:さすが元運動部の肺活量。
○:え、やっぱり呼ばれてない?
瞳:なんのことですか?
○:完全に、保乃の声で呼ばれてたよね?
瞳:...。
○:ちょっと行ってくるね
瞳:まって
瞳月はぼくの手を掴み、移動を阻む
瞳:しーも行く
○:え、
○:瞳月はここでゆっくり休んでなよ
瞳:イヤや
瞳:しーも行くっ
○:そんなムリして...。
瞳:べ、べつにあれやで...?
瞳:保乃さんたちに○○さんが取られるのがイヤやからとかじゃないからな...
瞳月、それだと全て言ってる。
麗:あ〜○○さんだ〜
保:もぉ、ずっと呼んどったのに遅いわ...ってしーちゃんも居るやん
麗:あっ!ほんとだ〜
麗:瞳月ちゃんやっほ〜
瞳:...どうもです。
麗:ありゃ、なんかご機嫌ナナメさん?
瞳:...○○さんのせいです
○:えぇ、ぼく...?!
保:なんや、○○さんに何されたん?
麗:○○さんサイテ〜
まだ冤罪ですから。
瞳:さっき、保乃さんと麗奈さんが○○さんのこと呼んでたじゃないですか
保:せやな
麗:うんうんっ
瞳:呼ばれる前までは、○○さんがしーと居たいからって一緒に居たんです
○:ん?
保:ん...?
保:うん...
瞳:そやのに...!
瞳:お二人に呼ばれたらカンタンにしーのもと離れて行っちゃおうとするんです...!
麗:ん〜と...
麗:要するに保乃ちゃんどういうこと?
ほらっ、よくわかんない展開になっちゃって麗奈がついて来れてないよ。
保:○○さん...今のしーちゃんの話ってホント...?((ボソッ…
○:ホントじゃないね...多分一緒に居たかったのは瞳月の方だと思う((ボソッ…
○:最近よく近くにいるなって思ってたし... ((ボソッ…
保:なるほどぉ... ((ボソッ…
保:それでしーちゃんはご機嫌ナナメやってんなぁ〜
瞳:○○さんがすぐ浮気するから...
○:浮気...?!
瞳:最近しーのもとにいる時間短いですっ...
○:そりゃマネージャーだし、色んなメンバーの元には
瞳:しーだけでいいじゃないですか
○:それはむずかしいな
瞳:なんでなんですかぁ...
瞳:しーはこんなに好...んんっ...?!
瞳:○○さんのこと気にかけてあげてんのに...
保:(絶対今 ”好き”って言おうとしたよな...?)
麗:そうだ〜
麗:れないいこと思いついちゃった♪
麗:○○さんっ♪
麗奈に手招きで呼ばれると、耳打ちでなにか伝えて来た。
○:タイミングが来たらアリかも
麗:ですよねっ♪
保:なになに〜?
麗:えっとね〜
保:うんうんっ
ぼくに続いて、保乃にも。
一方その頃、瞳月は、
瞳:でも、しーが一番○○さんのこと分かってるはずやし...
瞳:3期生の中、いやっ...櫻坂の中で一番知ってんちゃうかってレベルって自信あるな...
ブツブツ何か言っていた。
麗奈から、助言をもらってはや数時間。
助言を活かす時が来た。
~~~~
麗:○○さんっ♪
麗:多分瞳月ちゃんってすっごく嫉妬するタイプだと思うんですよっ
麗:特に瞳月ちゃんがいる場で他の人が褒められている場合とか
麗:だからっ、この瞳月ちゃんの特性を活かして、瞳月ちゃんじゃない誰かをたくさん褒めてみたらどうですか?
麗:”本当の” 瞳月ちゃんが分かるはずですっ!
~~~~
今、瞳月は先輩である、ひかると2人で話していた。
早速ながら、本人には何も言ってないが、ひかるにも手伝ってもらうことにした。
ひかるに何を言ってないが。
○:おふたりちょっと時間いい?
瞳:あっ、○○さんっ!
ひ:いいですよ〜
○:ちょっと伝えておきたいことがあって
瞳:伝えておきたいこと...?
○:いやっ、今回のシングルは主にひかるが中心となって動くじゃん?
ひ:そうですね、やっぱりセンターなんで
○:ほんとセンターって負担になることもたくさんあると思うけど、いまのまま、ひかるらしくでいいと思う
ひ:えっ...
○:ひかるの頑張りと努力は伝わってるからね
ひ:○...○○さん...どうしたんですか...//
瞳:そうです、ひかさんはずっと頑張ってるんですから...!
ひ:つきちゃんまで...//
○:なにかあったらマネージャーのぼくも支えるからね
ひ:あ...ありがとうございます...//
○:んじゃっ
瞳:ちょ、まちぃ
○:え、
瞳月はぼくの腕をガシッと掴む。
瞳:しーは?
○:え?
瞳:え?やなくて、
瞳:ひかさんの後にしーも褒めてくれへんの?
○:まぁ、ひかるに伝えておきたかったことだから瞳月には...。
○:んぐっ...?!
瞳月によってなにかの衝撃が体全体に伝わる。
瞳月からは想像できない力で。
瞳:○○さん、
瞳:しーの心で弄んでるやろ
瞳:わかってんで、
○:そんなこと...
○:ちょっ...ひか..
ひ:んへっ...//
ひ:○...○○さんに褒められた...//
ひ:そんなことって...あるんだ...//
いまのひかるに聞こえるわけが無い...。
瞳:しーは一番○○さんのこと好きなんやからな
瞳:○○さんが近くにおってくれるだけでお仕事頑張ろって思えるんやからな
瞳:なぁ...
瞳:はよ、しーの専属なってや
fin.