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先輩の由依さんに『別れました』と報告した途端なぜかおウチにお泊まりさせていただくことになりました...。


由:はい、どうぞ~


〇:お、お邪魔します



僕のいない所でお泊まりが決定し、まずは先輩の由依さんの家に来た。



やっぱりイメージ通り由依さんの部屋はキレイに整理整頓されている。



こんなキレイな場所で僕が泊まっていいのかあたふたしていると由依さんが、



由:〇〇の傷心を癒すためのお泊まりでもあるんだからリラックスしてよ


〇:そう言われても...由依さんの家に初めて来ましたし...。


由:そっか。そういえばはじめてだったか


由:こっちおいで、



由依さんは両手にコーヒーの入ったコップをテーブルに置き、ソファーに体を預ける



〇:では...



由依さん続いてぼくもソファーに失礼した



由:どう?今の心境は?


〇:由依さんの家で2人っきりってこともあるので、、なんだか緊張なのかドキドキしているのか...。


由:ふふっ、そんなんじゃ1泊できないよ?


〇:じゃあ寝ないって言うのもありですね



そう言って由依さんが出してくれたコーヒーを口に含んだ...


が思っていたより苦かったのか顔に出てしまった。



由:あ、もしかして苦かった?


〇:お恥ずかしながら少し...


由:お子ちゃまの〇〇には早かったか~


〇:いや、ひとつしか...


由:ちょっと取ってくるね。ナデナデ...



ぼくの頭を撫でて台所へと行ってしまった。



〇:な、なんで撫でられたんだろ...。



...



...




由:〇〇の頭撫でちゃった、、//


由:サラサラだったなぁ...


由:どうやってお手入れしてるんだろ...






...



...




由:おまたせっ



由依さんはまた新たなコップを持って隣に座った...



由:お口直しにカルピスでもどーぞ


〇:ありがとうござい...



差し出されたコップを受け取ろうとするも由依さんの元へ戻り取る事が出来なかった




由:〇〇こっち向いててね


〇:...?



言われた通り見ているとぼくにくれるはずだったカルピスが由依さんの口へ含まれて行く



〇:ゆ、由依さ...ん.....?!?!


その時は一瞬。


気づいた時には由依さんとキスをしていた。



驚いていると、由依さんの口の中にあったはずのカルピスがぼくの元へ届き始める...





由:んっ、ふぅ、むぅぅ……っ


〇:んっ...ぷはぁっ...


〇:ゆ、由依さんなにするんですか...//


由:カルピス飲みたそうな顔してたからっ


由:もしかしてヤだった?


〇:イヤでは...//


由:だよね、わたしは嬉しかったよ















由依さん宅ということもあり、由依さんの手料理を頂くことに



由:いただきまーす


〇:いただきます


由:うんっ、今日も出来が良い


〇:、、、




お、美味しい...


由依さんってほんとに完璧だ...。




由:え、、美味しくなかった...?






ぼくが美味しさのあまり余韻に浸っていたら由依さんが心配にそうに見てきた


申し訳なかったなぁ...,





〇:そんなことないですっ。美味しさのあまり黙ってしまって...


由:だったらよかった


〇:最近人の手料理食べてなかったので...


由:え、彼女さんのは...?


〇:基本ぼくが料理担当だったので


由:...。


由:わたしの手料理おいしい?


〇:もう、、人生で1番。



由:〇〇のお口にあったならよかった





コロッと笑顔になった由依さんは正直...



可愛かった。












...









...










〇:お風呂もお借りしてすみませんっ...


由:あ、前髪下ろしてる



そうだった...。


セットしていない状態で由依さんの前に立つのは初めてだった...



って、、、






なんか照れてるし...なんで...?









由:よしっ、わたしもお風呂入ったし寝よっか


〇:ですね。


〇:えっと...僕はどこで寝...


由:あっち


由:わたしといっしょに。


〇:ぼく...ソファーでも寝てるタイプなんで...


由:はやくねよ~


〇:あっ、ちょ、、、由依さん...?!




由依さんからは想像できない力で寝室に連れ込まれた





結局シングルベッドで由依さんと寝ることに...




由:ねぇ、こっち向いてよ




寝室に入ってからというもの、由依さんと目を合していない...




由:ちょっとだけでいいから、


〇:な、なんですか...?


ぼくは負け、由依さんの方へくるりと向く。



やっぱり、シングルベッドということもあって、近い...。




由:今日は来てくれてありがとね


〇:こちらこそ、勝手に泊めていただいて...


由:わたしは全然いいんだよ


由:〇〇が泊まってくれたってことが嬉しいんだから


由:次は保乃のおウチなんでしょ


〇:一応そうなってるらしいですね...


由:わたしと一夜ともに明かしたってこと忘れないでね




だんだん由依が近くに来ている気がする...。


す、すごく目が合ってるし...





ま、また由依さんにキスされるんじゃ...








プニッ







由:〇〇浮気するなよっ



〇:...




キスされるのかと思ったら...ただほっぺをさわられただけだった...。



これが『ただ』で済まされるのか分からないが...。





〇:由依さんとまだ付き合ってませんから...//


由:ふーん。”まだ”なんだ


由:じゃあ期待してるっ


〇:も、もう寝ますっ...//


〇:おやすみなさいっ...//




赤面を隠すためぼくは由依に背を向けて眠りにつこうとする。




...






...









眠りに落ちそうだった時、背後から由依さんの声が聞こえてきた





由:おきてる...?


〇:...




なんだかここで正直に「起きてます」って言うのは違うと感じ沈黙を貫いた





由:さすがに寝たよねっ...


由:じゃぁ、、



そう言って由依さんは布団から出て、足音がこちら側に近づいてきた





由:わたしは保乃のところにも天ちゃんのところにも行ってほしくないんだから、


由:ほんとは独り占めしたいんだからね、


由:〇〇が思ってるよりわたし好きなんだからね












由:どうせ伝わってないから態度で示すから、










to be continued...

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