狂犬ぽんぽんも甘えたいっちゅうワケやな
『こ...小林さんの今日の予定とかって...』
由:いやあんたに言う必要ある?ないよね。
『はぅぁぁぁ...ごちそうさまですぅぅ...!』
「小林さん...キモいいただいてもいいですか...」
由:は?どんな要求してんだよ。キモい。
「あ、ありがとうございますぅぅ...!」
なんてやり取りが学校の門前で繰り広げられていた。
○:今日もぽんぽんは朝から人気者ですなぁ~
由:おいっ。○○がぽんぽんって言うな
○:え〜いいじゃんぽんぽん~
由:まじでやなんだけど。
由:○○から言い出したの責任とって欲しいんだけど
そう。僕、○○が中学生の頃由依のことを不意に『ぽんぽん』と呼ぶと由依がイヤな反応をするのが面白くてたまにぽんぽんと呼ぶことにした。
呼んでいくうちに由依に罵られたい人、由依のファンの人、(学生でファンがいるって由依は何事...。)が『ゆいぽん』や『ぽんぽん』と呼ぶようになったのだ。
○:いいじゃないかぁ僕たちの関係じゃないかぁ~
由:もー!ほんとに怒るよ
由依は両頬を膨らませながらこちらを見つめてきたので人差し指で頬にできた風船をつぶした
由:フシュゥ~//
○:こんな可愛い由依の姿みんなにも見てほしいなぁ~ムニムニ...
○○は無意識に由依のほっぺを触る
由:ゃ,,,やだよっ...///
由:それは○○だから見せてるんだよ,,,//
○:ん〜それはなんでかなぁ~?
と言って○○は教室へ向かった。
由:もうっ,,,ばかっ...//
...
...
今日も長い長い授業を終え、○○と由依はいつも通り一緒に帰ることに
○:由依は今日も今日とてずっと寝てたね
由:だって眠いんだもん
○:ちゃんと授業受けなよ?
由:もう...親みたいなこと言わないでよ
由:そういえば、○○は何時ぐらいにうちに...
『ゆいぽんさん、この後一緒にデートとかどうかな?』
由:ん。キミに興味無いからいいかな。
『えっ...でもその隣にいる男より楽しませる自信が...』
由:は?いま○○のことバカにしたな
○:いやいや...別に由依が怒らなくても...((ボソッ…
『ば、バカになんか...!ただオレの方がゆいぽんさんを楽しませる...』
由:その事を言ってんだよ。
由:おまえに○○のこと何が分かるんだよ。わたしが1番知ってるんだからな。
由:あと。今日予定あるからムリ。じゃぁ。
○:予定あるんだ((ボソッ…
『ちょっ、、ちょっと!ゆいぽんさんの予定ってなんですか?!』
由:うちに○○が来る。
○:は?
『え?』
由:だから、うちに○○が来る。
由:行くよっ...//
由依は○○の手を引き、その場を離れた。
...
...
由:,,,///
○:......
由依は俯いているが赤面しているのが隣からひしひしと伝わってくる。
かわいいやつだ。
○:今日は由依の家行くこと知らなかったんだけど
由:だって言ってなかったもん,,,
○:言ってくれたらよかったのに
由:じゃあ今日うちに来て!
由:,,,これでいいんでしょ,,,//
○:いつもの学校での狂犬小林由依はどこに行ったのやら
由:ぅ...っさい,,,///
気づけば、由依の家の前まで来ていた。
○:ホントに入るの?
由:ほんと,,,
○:でもお母さんとか...
由:いない,,,//
○:え?
由:今日いない,,,
由:今日2人ともいない,,,だから呼んだ,,,//
ガチャッ...
由依に引かれいつの間にか小林家の玄関に居た。
由:ほらっ...着いてきて...//
○:お...お邪魔してます...。
階段をのぼり、廊下を歩く...ココは...。
○:由依の部屋?
由:入って...//
○:何気に初めて入ったかも由依の部屋
由:ちょっ...そんなにジロジロ見んなし...//
バタン...。
由:○○...
○:ん?
ギュッ...
由依のベッドに座っていた○○に抱きついた。
由:甘えたかった...//
○:え。
由:いつも学校でツンツンしてばっかりだから...甘えたかった...//
由:○○なら...//受け止めてくれるよね...?
○:由依のその思いドンと受けとめます。
ギュゥ...
○○の言葉に抱きしめる力が強くなる。
由:ちょっとガマンしてね...//
チュゥ...
由:えへっ...//完成♡
○○の首筋には由依の赤いリップマークが付いた。
○:ちょっ...何してるの...?!
由:まだ甘え足りないんだからね...//
由:今夜は楽しもうね♡
fin.
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