最推しにリアルミート&グリートで推し増ししたことがバレてしまった...。
〇:ふしぃ...来てしまった...
広い会場にたくさんのBuddies。
今日ここで何があるのかと言うと、そう。
リアルミート&グリートなのだ
〇:き...緊張するぅ...
本日行くメンバーはまず、森田ひかるちゃん
加入当初から最推し、一途で応援してきた
今まで、握手会やオンラインミート&グリートに参加してきた
~~~~
ひ:あっ!〇〇っ!
〇:るんちゃんやっほ〜
ひ:今日は来てくれないのかと思っちゃった
〇:るんちゃんには絶対応募してるから来ない日などないのだっ!
ひ:じゃあるんちゃん安心なのだっ!
〇:でも、最近るんちゃんの応募数が多くて...笑
ひ:ありがたいことに多いみたいだねっ!
るんちゃんは基本的にテンションが高く、色んなノリに付き合ってくれる。とても嬉しい。
〇:そういえば、次シングルからリアルミーグリはじまるね
ひ:ねっ!念願だよ〜!
ひ:〇〇は次シングルもリアルミーグリにも来てくれるかな?!
〇:もちろん!
ひ:やった~!
『お時間です』
ひ:じゃあまた会える時をたのしみにしてるのだっ!
〇:こちらこそなのだっ
画面がフェイドアウトし、突如部屋に訪れる沈黙。
〇:今日もかわいかったなぁ...
...
〇:さぁ、、次は、初めてのメンバーだ...。
今までは、るんちゃんに全て積んできたのだが、今シングルはずっと気になっていた3期生、村山美羽ちゃんに少しながら積んでいた。
『次はあなたの番です。』
〇:ふぅ...。
〇:背景に"あれ"を用意して...
...
美:〇〇さんやっほー
〇:は、はじめまして...!
美:あ、後ろにわたしの推しメンタオルだっ
〇:そうなんです...!
美:えへっ、うれしいですっ
たしかこの時だった。
ニコッと笑みを浮かべた美羽ちゃんを見て、恋に落ちたのは。
~~~~
〇:初のリアルミーグリ...るんちゃんのレーン並ぶか
...
並び始めて、はや30分。
ついにこの目で最推しを見る時が来たのだ...!
『次の方どうぞ』
ひ:あっ!〇〇だっ!
ひ:ほんとに来てくれたんだ~!
〇:来ましたよー!
...
〇:やっぱりリアルの方が楽しい?
ひ:そうだねっ!画面越しで話すよりすごく楽しいよ~!
ひ:〇〇はこの後も来てくれるの~?
〇:3部また来るよー
ひ:そうなんだ!じゃあ待ってるねん
『お時間です』
〇:るんちゃん最後に、催眠術かけて〜
ひ:ふんっにゃぁ~!もっとひかのこと好きになれ~!
〇:ありがとうーまた来るね~!
...
...
〇:リアルで見る、るんちゃんの破壊力半端ない...
〇:3部も楽しみだなぁ...。
〇:よしっ...
気持ちを切り替え、本日、次のレーンに並ぶメンバーは村山美羽ちゃんだ。
バックから美羽ちゃんのイニシャルキーホルダーを取り出し、あらかじめ持っておいた紐に付け、首からぶら下げる
...
大行列の中並び始めた、美羽ちゃんのレーンだが、気づけば残り数人のところまで来ていた。
体感、5分と言ったところだろうか。。
なぜかだって...?
それは、並んでいるレーンから見える、隣の山下瞳月ちゃんが可愛いすぎたからだ。
たくさんの人に笑顔を向け、楽しそうにしている姿をずっと見ていると推し変してしま...
『次の方どうぞ』
危ない...危うく山下ちゃんに推し変してしまうところだった...。
...
〇:美羽ちゃんやっほー
美:〇〇さんっ!この前のミーグリぶりですね
〇:もう、名前覚えてもらってるなんて...
美:あたりまえですよっ
美:わたしのグッズを買ってくださってるファンの方を覚えて当然ですよ
美:キーホルダーもありがとうございますっ
み、美羽ちゃん...あなたって人は...
推しから名前を呼ばれるってこんなに嬉しいんだ...
美:この後は誰かのところ並ばれるんですか?
〇:るんちゃんの...ところへ...。
美:森田さんか~、やっぱり先輩には勝てないなぁ、
『お時間です』
美:わたしを最推しにしてほしいなっ
むぅっと頬を膨らませ、近づいてきた美羽ちゃんには抗えない...。
なんてったってかわいすぎるのだから。
〇:は...はひっ...//
...
...
〇:はぁ...天使って存在したんだ...
〇〇は美羽のミーグリ後、ふわふわした気持ちを残したまま、3部、ひかるのレーンに並んだ。
...
〇:今日帰ったら、、美羽ちゃんのトーク取ろっと...。。
『次の方どうぞ』
あ、もう自分の番なんだ...。
ひ:またまた〇〇...
ひ:ん...??
呼ばれ、入り、ひかると目が合うと不思議そうな顔をこちらに向けてくる。
ひ:んんんっ??
〇:どした、の...?
目が合っていたはずのひかるの瞳がぼくのお腹付近にあった気がしたので確認する...
あ...。
美羽ちゃんのイニシャルキーホルダー付けっぱなしだ...。
ひ:M.M...
ひ:この色はたしか...村山ちゃんだな...
ひ:はぁ...〇〇もついに推し変かぁ...
〇:推し変じゃ...!?
ひ:じゃあなんなの?
美しいはずの瞳がこわいです...るんさん...。
〇:増しです...。
ひ:なるほどなぁ...。
『お時間です』
短いはずの時間が長く感じたのは初めてだ...。
ありがとう...スタッフさ...
ひ:終わったら楽屋来てね。
〇:へっ。
...
...
〇:楽屋って...でも今のうちに帰ったらバレないでしょ...?
〇〇は本日のリアルミーグリが全て終わり、バレないうちに帰ろうとしていた。
〇:早く会場出ちゃお。
〇〇が会場を出ようとするとすれ違ったスタッフさんとぶつかってしまった。
〇:あ、すみません。
『あなた、〇〇さんですか』
〇:そ...そうですが...
『私は、森田のマネージャーなんですが、直々に〇〇さんを探してくれと言われていて』
〇:ま、まさか...。
『着いてきていただいていいですか?』
るんさん...ぼくの負けだよ...。。
...
ガチャッ...
『ひかる~〇〇さん連れてきたよ』
ひ:ありがとうございますっ!
『では、わたしはこれで』
〇:いやっ...!マネージャーさん居ていただいて...!
『ごめんなさいね、これもひかるのお願いで...』
バタンッ...。
マネージャーさんが出ていってしまった...。
アイドルとそのファンが一室に残されているこの状況そもそもいいのか...?
ひ:さっ。今日はありがとうね来てくれて
〇:も...も、もちろんですっ........。
ひ:も〜そんな緊張しないでよっ
ひ:いつもみたいに緩く話そうよ~
〇:は...ははっ...。
ひ:固いなぁ~
ひ:そうだっ、ひかね本当に催眠術かけれるんだ
〇:す、すごいで...す...。
ひ:〇〇にかけていい?
〇:内容によりま...
ひ:はーい目をつぶってくださーい
ぼくの言葉を遮り、るんちゃんが話してきた...
これは多分、拒否権ないやつだ...。
ひ:あなたは、3つ数えると森田ひかるちゃんのことが好きで好きでたまらなくなります~
ひ:もうっ、好きすぎて森田ひかるちゃんにチューしちゃうぐらい...ね
ひ:ひとつ...
ひ:ふたつ...
ひ:みっつ...!
fin.
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