保乃先輩の言うとおりコスプレしてみたけど、コレで惚れるってホンマかなぁ...
瞳:(はぁ...今日も〇〇先輩カッコええなぁ...)
授業中、窓際の席から見る体育の様子。
この時間はしーの好きな人、〇〇先輩のクラスが体育している。
瞳:(〇〇先輩帰宅部やのに運動神経良すぎる...//)
瞳:(足も早いし...積極的に動いている先輩...カッコええ...//)
『おーい。山下〜外ばっかり見てないで集中しろよ』
瞳:あっ、すみません...
愛:また、注意されてやんの〜ぷぷっ...笑
〇〇先輩がかっこよすぎたせいで、隣の席の愛季にバカにされた...
瞳:見るぐらいはしーの自由やろっ...
愛:それで授業に集中できないのはダメだと思いま~す
瞳:〇〇先輩見たら頑張れるし...
愛:やれやれ...
愛季にはまだまだ〇〇先輩の良さは分からへんみたいや
あんなに良さがあんのに...
~~~~
〜あの時の昼休み〜
瞳:購買来たけど、何買おかな...
あ、このメロンパンたしか愛季が美味しいって言ってた気が...
買ってみよ...
あれ...入ってると思ってたのに、お金ないやん
最悪...。
?:瞳月ちゃんどうしたの?
瞳:へっ..?!〇〇先輩...//
保:しーちゃんやっほ~
瞳:保乃先輩まで...?!
保:どーしたん、購買買わんの?
瞳:それが...恥ずかしながら財布にお金入ってなかったみたいで...
保:ドジっ子さんやな〜
〇:あなたもね
保:保乃はちゃうし...!
〇:はいはい。
〇:じゃあ、ぼくのと瞳月ちゃんの一緒に払うよ
瞳:そ...そんな...!先輩に払わせるなんて...
〇:先輩なんだから、甘えなって
保:お言葉に甘えとき~
瞳:ほ...ホンマにいいんですか...
〇:いいよいいよ、ぼくと仲良くしてくれてるっお礼も込みでさ
瞳:あ、ありがとうございます...//
~~~~
でも、たくさんの良さはしーだけ分かってればいいねん♪
今だって、体育で使っていたサッカーのゴールポストを直す時だって率先に動いてて...
瞳:あっ...保乃先輩や...(ボソッ...
〇〇先輩の近くに保乃先輩が居たことに気づいた...
なんて話してるのか聞きたいけど...遠すぎてムリや...。
やけど分かる...
瞳:2人ともめっちゃ笑顔...
しーには分かるで、あの保乃先輩は女の顔しとる...
〇〇先輩の近くに居れて幸せなんやろなぁ...
でも、、2人とも付き合ってないのは不思議...
〇〇先輩も保乃先輩にしか見せない笑顔...
瞳:しーにもできたら...
今日の放課後、保乃先輩に聞いてみよっ
...
...
〇〇先輩のことを考えていたら、気づけば1日の授業が終わっていた。
ただ、考えすぎて授業の内容は覚えてない...
瞳:エヘっ//
瞳:そんなことより保乃先輩のとこ行くんやったっ!
瞳月は急いで保乃のクラスに向かった。
...
瞳:保乃先輩は居ますか!
保:居るで~どーしたんしーちゃん?
瞳:今日は〇〇先輩について聞きたいことがあって...
保:なっ...?!そーいえばしーちゃんは恋敵やったんや、、!
保:まぁええわ、恋は平等に行かんとやからな聞いたろ!
瞳:ありがとうございますっ...!
...
...
保:なるほど~保乃にしか見せへん笑顔かぁ...
保:へへっ...//
瞳:なに自分だけいい気になってるんですかぁ
保:なんやその言い方?!
保:保乃には教えへんことも出来るんやで?!
瞳:...ごめんなさい...。
保:1個いい案思い付いたから教えたるわ
瞳:な、なんですかっ...!
保:コスプレや。
瞳:へっ...?
保:だから、コスプレして気を引くんや
瞳:でも、コスプレなんて持ってへんしぃ...。
保:保乃の貸したるやんか!
保:いまから保乃の家行くでっ!
瞳:え...?
瞳:えぇ〜?!?!
保乃は瞳月の手を引っ張りズカズカと歩いて行く。
...
...
10分、15分歩いて着いた保乃先輩のお家...
ホンマに来てもうたけど...
保:よし、入ってや〜
瞳:お...お邪魔します...
保:例のモノ持ってくるから待ってて!
瞳:あ、はい...。
保乃先輩は階段を上って、自分の部屋に行ったんやろか...
コスプレって言ってたけど、どんなん来るかドキドキする...//
...
保:お待たせ~はいっこれ!
保:もうすぐハロウィンやし!
瞳:こ、こんな可愛いの似合わないですよ...
保:一回来てみって!
瞳:ホンマに1回だけですよ...
保:うんっ!ホンマに1回!
さ...さすがに恥ずい...//
けど、〇〇先輩のため...!
保:あ、もしもし~ちょっと送った連絡今すぐ見てくれん?
保:ホンマ~?じゃあ待ってるわな~
保乃先輩はこのタイミングで誰かと電話してるし...
保:しーちゃん着替えた〜?
瞳:一応...はい...
保:じゃあ振り返ってみるで~
...
保:いや、めっちゃ可愛いやんっ!!
瞳:は...恥ずかしいです..//
保:所有者より似合ってるやん!
瞳:そ...そんなこと、、、!
瞳:絶対、保乃先輩の方が似合いますって...
保:いーや?負けたなぁ~
保:〇〇も、そう思わん?
瞳:え...?
〇:たしかにめっちゃ、かわいい。
瞳:はぁえぇ...?!
瞳:な、なんで〇〇先輩がここに...?!
保:さっき電話して呼んだ~
保:ほんなら急いで来た
〇:その言い方だったらめっちゃ見たい人じゃん...
保:そ~じゃないん?
〇:でも、本当にに瞳月ちゃん可愛いね
保:むぅ...保乃の時は棒読みやったくせに!
瞳:...//
って..言うことは保乃先輩の時より良いってこと...?!///
〇:だって、本当に可愛いんだもん。
瞳:ちょ...本当にやめてください...//
保:しーちゃん写真撮ったるわ!
保:こっち向いて~
カシャッ
保:コレあとでしーちゃんと〇〇にあげるわな
瞳:先輩にはいいですって...//
〇:え〜欲しいなぁ〜
瞳:〇〇先輩が気に入ったなら...//
〇:やったね
保:じゃあ保乃もしたんで〜!
瞳:わたしに言われたんですっ
保:〇〇〜?保乃ならいつでもやったんで〜
〇:保乃より瞳月ちゃんのが見たいかも...?
保:なんでやぁ~!
瞳:よっしゃっ...///
fin.
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