ツンツンしていた妹達だが、反抗期を終え、2人は異常に可愛くなっていた件。
久しぶりに実家へ帰省することに。
気づけば家を出て1年が経過していた。
『純葉』と『瞳月』元気してるかなぁ...
まだ、家にいた時、2人の反抗期酷かったからなぁ。
怒りの矛先が全部ぼくに来ていた気がする
懐かしいなぁ...。
前より反抗期が酷くなってたり...
なんて考えもありながら、いざ蓋を開けてみると。
瞳:しーがお兄に甘えるんやから!
純:純葉が1番初めにお兄ちゃんとイチャイチャするって決めてたもん!
1年前では考えられない光景が目の前に広がっていました。
母いわく、2人はぼくが家を出て間もない頃に反抗期を終えていたみたい。
以降、ぼくに甘えたくなった瞳月と純葉はぼくの布団に包まれながら寝たり、一人暮らしの家には持っていかなかった服などを着ていたみたいだ。
ぇ...瞳月と純葉、すごいお兄ちゃんっ子じゃん...。
瞳:ここはお姉ちゃんであるしーが初め行くべきやと思うんやけど?
瞳:お兄もそう思うやんな?
〇:...?
純:ほ〜らっ!お兄ちゃんは純葉とがいいって!
純:ではっまずは、いとちゃんお兄ちゃんとイチャイチャしたいと思いま〜す!
純葉からは信じられないほどの力で胸いっぱいに抱きしめられた。
まだまだあどけない一面を見せる純葉が可愛すぎたのか、自然と純葉の頭に手が乗っていた。
瞳:なっ...!お兄がなでなでしてる...
瞳:純葉だけずるいって...
純:純葉ずっとお兄ちゃんに甘えたかったけど素直になれんかったから...
純:でも、今こうしてお兄ちゃんとイチャイチャできるからいいもん!
お兄ちゃん。ノックアウトです。
また、実家暮らししようかな...。
瞳:なぁ...まだ...?
今現在甘えられていない瞳月。
完全に待てを食らった状態。
ただいま純葉はぼくの膝の上に座り、ルンルンです。
ルンルン純葉です。
〇:もう瞳月に変わってあげてもいいんじゃ?
純:お兄ちゃんは分かってない!
純:純葉が甘えられなかった期間に比べたら全然!
〇:そうなのかなぁ...?
瞳:むぅ...
しびれを切らしたのか、ぼくの右腕に頬をスリスリとしてきた。
瞳:しーのこと忘れてるんちゃうやろな...
瞳:しーだって甘えたいねんからな...
〇:ぼくだって分かってるよ
瞳月にだけ聞こえる声で伝える。
瞳:絶対ウソや...
瞳:純葉しか構ってないやん...
〇:それは純葉が...
純:呼んだー?
瞳:うるさいわっ...!
純:えぇ...?!
それは純葉がかわいそうだ。
瞳:とにかくしーにも甘えさせてや...
〇:でも、純葉がなぁ...
〇:いまはちょっと我慢してあげてね...?
瞳月のぷにぷになほっぺを触りながらそう伝える。
瞳月は昔からほっぺを触られると照れるのを知っていたからだ。
瞳:ま、まぁ...?//
瞳:ちょっとだけなら...しーお姉ちゃんやし...?//
瞳:我慢したるわ...//
...
...
純:お兄ちゃん一緒に恋愛ドラマ見よ〜?
純:眠たくなったからお兄ちゃん膝枕で純葉寝たいっ!
純:今日はお兄ちゃんの横で夜ご飯食べるっ!
結局、1日中純葉とくっ付いて生活していた。
久しぶりに甘えたからなのか早い時間で就寝した純葉。
まるで遊び疲れた子供のよう。
ようやく1人になることができ、自室のベッドでゆっくりしていた。
〇:あれ、、なんか忘れてる気がする...?
ガチャッ...
瞳:お兄、しーのこと忘れてた...。
これは相当お怒りな瞳月が入ってき、同じベッドに横たわる。
瞳:しーも甘えたいって言ってたやん...
瞳:なんで忘れるかな...
今にも泣き出しそうな瞳月だったので、優しく抱きしめた。
〇:ごめん。ほんとごめんね
瞳:しーがそれで許すと思う...?//
瞳:純葉にもしてた頭ポンポンしてや...//
〇:2人ともそれ好きだね笑
瞳:お兄にしてもらうからええんやで...?
うちの妹、可愛すぎでしょ。
瞳:お姉ちゃんやから、瞳月以上に甘えなアカンから今日は一緒にねるで
〇:え、ここで?
瞳:当たり前やん。お兄のベッドでお兄に抱きつかれながら寝るからいいねん
〇:今日だけはいいか
〇:いつ帰って来れるかわかんないし...
瞳:そうや、純葉としーもなこの家出るねん...
〇:そうなのか、じゃより会えないかも...
瞳:お兄の家に引っ越すから...//
〇:...ん?そ、それは母さんの許可とかは出てるの?
瞳:お兄の家ならいいって、純葉もお兄大好きだからよりいいでしょって
瞳:だから、これからはいつも以上に甘えるから...//
fin.